effect
受験で気をつけたほうがいい「effect」は「to this effect」だと思います。
これで「~の趣旨」という意味です。
発言を要約して伝えるときなどに使われます。
僕が大好きな『ゴッドファーザー』のなかでも印象的に使われており、これまでしつこいほど引用して紹介してきました。
とても重要な使い方なのでぜひ頭に入れておくことをお勧めします。
TOEICで訊かれるのは「belonging(s)」に似た意味です。
つまり「手荷物」「所持品」です。
また「take effect/come into effect」で「(法律・規則などが)有効になる」という意味にもなり、こちらが必須として紹介されることも多いようです。
「効果」「印象」「影響」など色々な意味を持つ単語ですが、注意しておきたいのが「~の趣旨」=「to this effect」、「所持品」、「(法律・規則などが)有効になる」=「take effect/come into effect」です。
volume
「ボリューム」とそのままカタカナになっているのでまず「量」が頭に浮かぶと思います。
テレビの音量も「ボリューム」ですね。
「volume」もそういう「量」を覚えておけばだいたい足りますが、全巻、セットなどシリーズになっている本の「一冊、一巻」、「(主に分厚い)本」という意味をおさえておきましょう。
『風の歌を聴け』(村上春樹)の英訳の中でもシリーズの「巻」に対して「volume」が使われています。
Almost everything Hartfield wrote was either an adventure or a horror story; his biggest hit, the series Waldo, Boy Adventurer, an inspired mixture of the two, totaled forty-two volumes.
彼の小説の殆んどは冒険小説と怪奇ものであり、その二つをうまく合わせた「冒険児フォルド」のシリーズは彼の最大のヒット作となり、全部で42編を数える。
※日本語は原文をそのまま引用してあります。
file
この単語は日本語で定着している「ファイル」からはちょっと想像できないような色々な意味があります。
まず僕が驚いたのは「やすり」「やすりをかける」の意味です。
ファイルと聞けば書類をまとめておくものというのが「常識」の頭からするとまず「え!」となる意味です。
それから「列を作って歩く」という意味もあります。
fileは「縦列」の意味にもなるので「rank and file」とすれば「平社員」となります。
「rank=横列」と「file=縦列」の組み合わせで「平社員」というなんだかわかったようなわからないような意味ですね。
TOEICに出る「file」は「(書類・申請などを正式に)提出する、(告訴などを)提起する」と言う意味です。
完全な初級編の単語ではありませんが、僕はとにかくてこずりました。
wire
この単語は「針金」「電線」「ケーブル」「金網」などの意味があって、日本語の「ワイヤー」とほぼ同じですが、TOEICでは「電信送金する」「電信為替で送金する」という動詞に注意が必要です。
「ワイヤー」から想像できる通り、電話線、通信回線という意味がありさらに電報(=telegram)という意味も「wire」にはあります。
「電報」を知っていれば「電信送金」は連想しやすいはずです。
「電話線→電報→電信送金」とつながりも自然ですね。
辞書(『collins cobuild』)では下のようにわかりやすく説明がされています。
ようするに「電話回線を使っての送金の意志を伝える」→「電信送金する」ということです。
If you wire an amount of money to a person or place, you tell a bank to send it to the person or place using a telegram message.
order
大きくわけて3つの意味があります。
1つは「命令」(=command)の意味、もう一つは「順番」「秩序」「整理」という意味、そして「In order to~」「In order that」という熟語の形をとって「~するために」という意味です。
このうち最も気をつけておきたいのが「順番」「秩序」「整理」です。
例えば「in order」とすれば「適切でふさわしい」「順番に」という意味になります。
なお店などでする「オーダー」も「order」で通じます。
村上春樹の短編『かえるくん、東京を救う』(『神の子どもたちはみな踊る』所収)にはかえるくんの話を聞いて混乱した片桐が頭を整理しようとしている様子が描かれています。
Lying in the street unconscious? Katagiri was sure he had seen the pistol go off aimed at him. He took a deep breath and tried to get his head straight. He would start by putting all the facts in order.
昏倒? 拳銃が自分に向けて発射されるところを片桐はたしかに目にしたのだ。彼は大きく深呼吸をして頭の中を整理してみた。ひとつひとつものごとを明らかにしていこう。
※日本語は原文をそのまま引用してあります
outlet
これも意味がたくさんある単語です。
ただし以前ブログで紹介したとおり、下に引用した文章のイメージでとらえれば、ほとんどの意味を一網打尽にできます。
TOEICでは日本人に定着している「アウトレット店」よりも特定の会社の「直販店」を指します。
ほかに壁の「コンセント」の意味、「排気口」の意味もおさえておきたいところです。
下の文章でイメージ固めは完璧でしょう。
Paulie Gatto, leaning against the fender of his car, called out to them with a teasing laugh, “Hey, Casanova, those broads really brushed you off.”
The two young men turned on him with delight. Paulie Gatto looked like a perfect outlet for their humiliation.
※call out 大声で叫ぶ ※teaseからかう
ポーリー・ガットーはバンパーに体をあずけながら、あざけるように大声で言った。「よう、カサノバ、あっさりふられちまったじゃないか」
二人の若者は、振り返って、にやっとした。ポーリーはうっぷんを晴らすのに格好の標的に思えたのだ。
あなたの頭に浮かんだのが「プレミアムモルツ」だったらTOEICでしくじる確率が高くなります。
「premium」で「保険料」という意味です。
辞書では「A premium is a sum of money that you pay regularly to an insurance company for an insurance policy.」(=『collins cobuild』)と「保険会社に定期的に払うお金」のことだと明確に説明されています。
最近はあまり見かけなくなったとはいえ、必須単語として頭に入れておきたいところです。
もちろん「希少な」「貴重な」「豪華な」といった日本人になじみ深い意味もちゃんとあります。
変わり種として「保険料」を記憶しておきましょう。
teller
嫌な意味の職業ランキングがあったら断然上位に入ってきそうなのが、この「teller」です。
これで「(銀行などの)窓口係」「お店のレジ係」です。
以前「fortune」という単語を紹介したときに「fortune-teller」で「占い師」の意味があると紹介しましたが、その「teller」からするとかなり違和感があると思います。
「A teller is someone who works in a bank and who customers pay money to or get money from.」とういうのが『collins cobuild』での説明です。
窓口で金が動いているさまが目に浮かびますね。
銀行の窓口係を基本に考えてよさそうです。
condition
「健康状態」「状況」「職場などの環境」がすぐに思い浮かぶ意味のはずですが、TOEICでは「terms and conditions」として本当によく目にします。
「(取引、契約などの)条件」「利用規約」という意味です。
「on condition that」とすれば「~の条件(下)で」となります。
「条件」の感触を『羊たちの沈黙』で確認しておきましょう。
I’ll going to tell you the first condition: you speak only through me. I alone publish a professional account of this, my successful interview with you. You publish nothing. I have exclusive access to any material from Catherine Martin, if she should be saved.
「まず最初の条件を伝えよう。お前は私を通してのみ話す。この件に関する専門的なまとめ、お前との実りある会話に関する記録を私だけが公表できる。お前はしない。もしキャサリンマーティンが助かったら、彼女から得た資料は私のみが扱える。
second
これも初級編とするには少し無理がありますが「賛成する」「支持する」という意味に注意が必要です。
「second」と言えば当然「2番目」、「秒」、「瞬間」という意味ですね。
例えば相手に何か頼み事をされて「just a second」とだけ返したら「ちょっと待って」くらいの意味です。
傷などがあるため安く売られている品を「second」と言ったりもします。
食事の「おかわり」が欲しいときも「second」を使えば通じます。
「at second hand」とすれば「間接的に」となってこれはTOEICでも必須です。
こういう大事な意味にあって、嫌な意味が会議などで使われることが多い「賛成する」「支持する」です。
TOEICでは「会議」が頻繁に行われます。
だからそういう場面で使われる可能性がある言葉は事前につぶしておくのがいい方法です。
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●追伸
半年で400点から750点になり無事ノルマをクリアしたものの、その後は900点を超えるまで色々と苦労がありました。
僕の勉強方法も参考にしてみてください。
わりと好評だったので前回に続き、もう一度僕がTOEICで躓いた単語を取り上げてみたいと思います。
僕がTOEICを受け始めたころに嫌だったものをあげているので基礎中の基礎の単語が中心ですが、なかには「中級編」としたほうがよさそうな単語もまざっています。
どれも嗅ぐ人が嗅げばTOEIC臭がプンプンするようなものばかりになったと思います。
目次を見て抜けがないか確認してみてください!