毎日わくわくTOEIC対策! その4 「drawing」~村上春樹「風の歌を聴け」を借りて~

高橋
こんにちは高橋です。今日は、「drawing」についていつもの二人に触れてもらいます。「お絵描き」以外にも見るべき意味があるので、のぞいてみてください!
 
 
 
 
 

乱三世
おっ来てるな。大将!
ウィッキー三世
今日も魔子ちゃんは休みですよ。
乱三世
知っているよ。当分はそれでいいよ。
ウィッキー三世
へ~。それはまたなぜ?
乱三世
いや昨日も言っただろ? テンションあげすぎて恥ずかしくなっちゃってさ。自分の年考えるとこれがまた恥ずかしいこと。昨日もあんまり恥ずかしくて、結局、夜しか眠れなかったよ❤
ウィッキー三世
……。進めますか?
乱三世
……。そうしようか。
ウィッキー三世
今日は「drawing」だって聞きましたけど。
乱三世
そうね。本当は「draw」の方がいいんだけど、これは、私の辞書では20個以上意味があって、いちいち見ていったら、記事3回分くらいにしないと収まらないからね。無駄に長くするとまたPVが下がって高橋が泣いちゃうから。
ウィッキー三世
「drawing」っていうのは何か特別な意味があるんですか?
乱三世
少し意味がつかみにくいのが、あることはあるね。
ウィッキー三世
「お絵描き」ってことですよね。普通考えられるのは。
乱三世
そう。「draw」にある意味がそのまま引き継がれていると考えていいと思う。例えば、前回までさんざん引用してきた、村上龍の「69」にまたお世話になると、こんな一節がある。

 
 
 
 
 

●~a sign that said “Northern High Economic Research Group”―if you can call a rain-smeared piece of drawing paper a sign.
表札には「北高経済研究会」とあった―もし、雨に汚れた画用紙を表札と呼ぶのなら。

 
 
 
 
 

乱三世
訳も書いたから、分かったと思うけど「drawing paper」「画用紙」となるね。さっき君が言ったとおり、「お絵描き」の親戚の意味になるな。「draw」は日本語の「引く」という漢字で表すことが多いけど、まあこの場合はペンか何かで線を「引く」ということでいいと思う。
ウィッキー三世
さっき言っていた分かりにくいかもしれない意味というのは、この「引く」感じではないということですか?
乱三世
いや、「引く」でいいんだけど「そう『引く』か~」と、そんな感じかな。「lottery」という単語に近い意味になるんだけどわかるかな?
ウィッキー三世
「lottery」ですか?
乱三世
うん。今日は辞書に聞いてみよう。いつもの「collins cobuild」ではなく「Longman」という辞書からだ。
 
 
 
 
 

 ●a competition in which people whose names or tickets are chosen by chance win money or prizes. 

 
 
 
 
 

乱三世
わかった?competitionは「競争」とか「競技会」という意味だけど、この場合は訳が難しいね。この部分は日本語の「コンテスト」くらいな感じでぼやかしていいと思う。
ウィッキー三世
「偶然選ばれた人がお金や懸賞をもらえる」ってことですよね?
乱三世
ということは?
ウィッキー三世
「抽選」ってことですか?
乱三世
そうなるね、TOEICではよく出てくるけど、ようするに「くじ引き」のことだよね。ちょっと「引き」方がどうとかさっき言ったけど、クジを「引く」というのは出てこないかもね。さっき上げた意味が近い「lottery」っていうのは「宝くじ」のことだ。
ウィッキー三世
「drawing book」みたいに文章の例というのはないんですか?
乱三世
村上龍の「69」には載っていなくて、例えば「スラップスティック」というカート・ヴォネガットの小説に出ているから紹介してみようか。
 
 
 
 
 

●And the winner of the drawing that night was an eleven-year-old black girl named Dorothy Daffodil-7 Garland.
その夜のクジを引き当てたのは、ドロシーダフォディル‐7・ガーランドという十一歳の黒人の少女だった。

 
 
 
 
 

乱三世
「winner of the drawing」で「抽選の当選者」という感じかな。上の訳は浅倉久志の翻訳をそのまま載せたものだ。
ウィッキー三世
「drawing」で抽選ですか。いきなり出てきたら、確かに間違うかもしれないですね。ちなみに、これはどんな小説なんですか。
乱三世
一応著者の「自伝的」な小説ということになっているね。私は、ずっと「聴く」小説や映画について「ストーリーラインがはっきりしているもの」などいくつか要件を上げてきたけど(詳しくは「今度こそ挫折しない!「聴いて」TOEICの点数をUPする方法 その1」参照。TOEICの点数に結びつける具体的な方法はLINE登録を見てね!)このカート・ヴィネガットの小説については、ハリウッドが好んで作るようなものとは対極の作品だね。
ウィッキー三世
読みにくいということですか。
乱三世
いや。そんなことはなくてこの「スラップスティック」なんて本当に楽しく読める小説になっている。ただ、カード・ヴォネガットの小説は基本的に断章形式でユーモアとウィットにとんだ警句の連続という感じなんだね。だから人物と人物の相克が描いてあるといった、物語を強く駆動していくような設定はないね。
ウィッキー三世
小説や映画の「場面」に落として、単語を覚えるというのがちょっとしにくいという感じですか?
乱三世
高橋の頭のレベルでちょうどよかったのは小説の「ゴッドファーザー」だったね。村上春樹の初期のスタイルがこのカート・ヴォネガットのスタイルを模したものだけど、そういう小説と相性がいいと感じるなら、どんどん聴いたらいいと思う。前も言ったけど高橋に「ダブリン市民」とか読ませたら、犬に高級ワインやっているようなもんだろ?
ウィッキー三世
……。今日の「drawing」はだいたいこんなところですか。
乱三世
「drawing」単体だと、そうなんだけど折角、村上春樹の名前を出したので「風の歌を聴け」からちょっと拾ってみようと思う。「drawing room」というのが出てくるのだけど、これがどんな意味になるかだね。あまりに無口だった主人公の「僕」が精神科医に連れていかれる場面だ。
 
 
 
 
 

 ●I sat on his sofa in a bright, sunlit drawing room while an elegant middle-aged lady served me cold orange juice and two doughnuts. 

 
 
 
 
 

ウィッキー三世
部屋は部屋なんでしょうけど待合みたいな感じですか?
乱三世
ここでは「応接間」とか「客間」もしくは「居間」という風になるね。この場面では精神科の「自宅」に訪ねて行ったとあるので「応接室」を指して「drawing room」と使ったのだと思う。村上春樹の原文は「僕が陽あたりの良い応接室のソファーに座ると、品の良い中年の婦人が冷たいオレンジ・ジュースと二個のドーナツを出してくれた。」となっている。
ウィッキー三世
「応接間」ですか。説明するときに村上春樹の小説で使われているなんて言えば少しはモテますかね。
乱三世
まあ、高橋なんて、観ている映画が古臭いなんてさんざんコケおろされていたから、そうなるより、モテたほうがいいな。
 
 
 
 
 

今日のまとめ
高橋
「drawing」には「お絵描き(スケッチ)」のほかに「抽選」の意味があります。
また「drawing room」とすると「応接室」「客間」「居間」と言った意味になります。
またさらに補足しておくと、「drawing room」に「-」をつけた形つまり「drawing-room」とすると「上流社会に適した」という意味になります。小説や映画で使われているところを見たことはありませんが、念のため補足しておきます。
 
 
 

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高橋
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●追伸

高橋
「draw」には、例えば「tie」と同じ意味もあります。これは日本語でいう引き分け=「ドロー」ですね。また「draw on a cigarette」とするとタバコを吸うという風にもなります。
TOEICからは離れてしまいますが、この単語だけでいつかさらに突っ込んでみたいと思います。
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