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pension
これで「年金」の意味になります。
同じつづりで「まかないつきの下宿屋」、「寄宿学校」の意味があり、こっちが日本語で定着している「ペンション」の起源です。
TOEICで聞かれるのはまず「年金」のほうです。
こういう単語は大抵忘れたころに出てくるので、「年金」に衝撃を受けた人はこれがチャンスと頭に入れてしまいましょう。
『collins cobuild』では「Someone who has a pension receives a regular sum of money from the state or from a former employer because they have retired or because they are widowed of disabled.」と説明されています。
「widowed」は「夫を亡くした」、「disabled」は「身体に障害がある」です。
「障害年金」や「企業年金」のようなものも含むということになると思います。
「年金」のほかには例えば「扶助料」「助成金」といったような意味にもなります。
僕が750点になるまでに使い倒した『ゴッドファーザー』では「扶助料」に近い意味でこんな風に使われています。
Don Corleone guaranteed to the head of the Bocchicchio clan that the wife and children of Felix Bocchicchio would be rewarded with a handsome pension. The money for this would be handed over to the Bocchicchio clan immediately. In turn, Felix must confess to the murder of Sollozzo and the police captain MuCluskey.
※handsome数量を形容して十分な、相当の
ドン・コルレオーネはフェリックスの子供と妻に手厚い十分な補償をすることをボッキッキオファミリーに対して確約した。この金はただちにボッキッキオファミリーに対して支払われることになる。その見返りとして、フェリックスはソロッツォとマクロフスキーの殺人を告白しなければならない。
respectively
これも「respect」に引っ張られると出てこない意味です。
「respectively」で「それぞれ」「各自」「各々」という副詞で使われます。
形容詞は「respective」です。
「respect」にも「~点、箇所、細目」などの意味があり「in every respect」で「あらゆる点で」となります。
この使い方が独立したと考えると頭に入れやすいはずです。
形容詞の「respective」は『ケインとアベル』の中でこういう風に使われています。
「尊敬」の親戚だと早とちりしないようにしたいものです。
It was a terrible blow for Richard and Anne, who themselves had both been only children, largely as a result of their respective fathers’ premature deaths.
※premature death若死
ともに父親が早く死んだために一人っ子であったアンとリチャードにとって大きな衝撃だった。
laptop
そんなの常識だよ! と声をあげている方がいらっしゃるかもしれませんね。
「laptop」で「ノートパソコン」の意味です。
これは「lap」の意味をきちんと把握すれば困ることはありません。
「lap」は「包む」「一周する」などの意味がありますが座ったときの「area between the hip and the knee」という意味です。
つまり、男性が大好きな膝枕をしたときの「膝」を指すわけですね。
座ったときの「腰から膝の頭」までの部分を指して「lap」です。
膝の上に乗っけるから「ノートパソコン」、deskの上に乗っけるから「卓上のパソコン」(=desktop)というわけです。
「lap」に関してはこちらでも書いているので参考にどうぞ!
one-stop
「一駅の」、「一区間の」という意味もありますが、TOEICでは「1か所でなんでも買える」という意味で使われます。
「one-stop service」とすれば「一か所で必要なすべてのサービスが受けられること」を指します。
先日記事に書いた「service call」の意味をあなたは覚えているでしょうか?
僕が最近苦戦した意味が「service call」だとすると750点を取るまでに苦戦したのがこの「one-stop」です。
こういうところで意味を取り違えていると長文読解のスピードはガクンと落ちます。
『collins cobuild』の端的な説明も掲載しておくので頭に入っていない人はこの説明で納得しましょう。
A one-stop shop is a place where you can buy everything you need for a particular purpose.
fire
TOEICでは「fire」と見たら「火」をイメージしてはいけません。
「fire」と見たら「解雇する」が正解です。
そのものズバリ『FIRE』という、会社に頼らず自立して生きていく術を書いた本が日本で出版されています。
コロナ禍で大変な時期なので、あなたにも生々しく響く言葉かもしれませんね。
『collins cobuild』ではこういう風に説明されています。説明の文章で使われている「dismiss」は「解散させる」「解任する」「考えなどを追い出す」などの意味です。
If an employer fires you, they dismiss you from your job.
draft
野球かお酒、もしくはその両方が好きな人がTOEICを受けたとき、はじめに勘違いする意味がこれです。
「draft」で「草稿」という意味です。
ほかに「下書き」「徴兵」「銀行が出す支払い命令書」「為替手形」などの意味があります。
TOEICではほとんど見かけませんが酒好きの方に定着しているのは「樽だし」のことだと思います。「draft beer」で「生ビール」「樽出しビール」となります。
野球好きが頭に浮かべる「(運命の?)ドラフト」もこの「draft」です。
ただTOEICでは「草稿」の意味以外聞かれないと言っていいでしょう。
村上春樹が小説家になるきっかけを話した『The Birth of My Kitchen-Table Fiction』というエッセイがありますが、ここには平均的な日本人が「draft」に持つイメージ(野球、ビール)と「原稿」の全てが出てきます。
もし村上春樹に興味があれば、こうした文章で頭に入れてしまうのもいいかもしれません。
Those few hours before dawn were practically the only time I had free. Over the six or so months that followed, I wrote Hear the Wind Sing. I wrapped up the first draft right around the time the baseball season ended.
※dawn夜明け
※wrap up仕上げる
夜明け前の数時間が実質的に僕の自由になる唯一の時間だった。その後の6カ月かそのくらいにわたって僕は『風の歌を聴け』を書いた。書き上げたのがちょうど野球シーズンが終わるころだった。
At the time there were no bleacher seats there, just a grassy slope. The sky was a sparkling blue, the draft beer as cold as could be, and the ball strikingly white against the green field, the first green I had seen in a long while.
※bleacher外野席、漂白剤
当時外野席はなく、芝の傾斜があるだけだった。空は抜けるような青で、生ビールはとても冷えていて、ボールは外野の芝にとにかく映えた。本当に久しぶりに見る緑だった。
occupation
「Your occupation is your job or profession.」(『collins cobuild』)と本当にわかりやすく説明される意味です。
「occupation」で「専門的な職業」も含んだ「職業」「仕事」という意味ですね。
「occupy」には「(場所などを)占める」という意味があります。
あなたの時間を占有しているのは何か、と考えると見えてくる単語です。
毎日時間を取られるのが「仕事」、休日の時間を取られるのが「趣味」です。
またそのまま「占有」ともなります。
TOEICで聞かれる「occupation」は「職業」で、そのほかに「趣味」「占有」などの意味がこの単語にはあります。
successor
日本人からして見ると「success」という親しい単語が入っているところに落とし穴があります。
「successor」とするとTOEIC必須単語「predecessor」の対義語になります。
「predecessor」は「前任者」の意味ですね。
そうすると「successor」は「後任者」「後任」となります。
「成功する」という動詞で使われる「succeed」には「続く」、「後を継ぐ」という意味があります。
これをおさえている人は、それほど苦戦はしなかったかもしれません。
『ゴッドファーザー』のドン・コルレオーネの後任者は当然マイケル・コルレオーネです。
僕はこの単語の感触も『ゴッドファーザー』から得ました。
“~What if that, finally, was too much for him, and he made Michael his successor, knowing that Michael would take that load off his shoulders, would take that guilt?”
※take a load off someone’s shoulders人の肩の荷をおろさせる
それがドンの手に余ることだったらどうなんだ?マイケルを後継者に据えることでドン自身の肩の荷をおろしてくれ、その罪をかぶってくれるということを知っていたとしたら?
turnover
バスケットボールをやっていた(いる)人にとって「ターンオバー」は攻撃をミスして相手にボールを渡してしまうことを指すと思います。
ただTOEICではあまりバスケットボールの話は出てこない傾向にあり、むしろ転職の話や会社の雇用の話のほうが取り上げられます。
そういうときの「turnover」は「離職率」という意味です。
または会社の「売上高」を指すこともあります。
僕は次に紹介する「turnout」とともに何度やっても頭に入れられずに苦戦しました。あなたには簡単だったでしょうか?
turnout
「turnout」で会議などの「出席者数」(=The turnout at an event is the number of people who go to it or take part in it. 『collins cobuild』)という意味です。
本番では見かけたことはありませんが、同時に「(選挙の)投票率」もおさえておきたい意味です。
僕の場合単語は常に文章に落として覚えています。
頭に入りにくいものはなおさらです。
Grandmother Kane would have approved of the turnout. Three senators, five congressmen, two bishops, most of the leading bank’s chairmen, and the publisher of The Wall Street Journal were all there.
ケイン家の祖母もこれだけの出席者をみれば満足しただろう。上院議員が3人、下院議員が5人、司教が2人、主要銀行の頭取のほとんど、それから『ウォールストリートジャーナル』の発行人が顔を出していた。
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●追伸
僕は徹底的に自分の趣味に英語を引き付けてきました。
TOEIC必須単語は大学受験では問われないものが多くあります。
また大学受験で問われる意味とは別の意味の方が大事だったりすることもあります。
今回は僕が初めてTOEICを受けたころ「これってこんな意味だったの!」と驚かされた単語を10個紹介してみたいと思います。
未だにTOEICでは必須と言われるものばかりになったと思います。
目次を見て全てわかるかチェックしてみてください!