oversight/oversee undergo/undertake 整理をしてみました!

He had turned in his gun when he was suspended from the force, but, through some administrative oversight, they had not made him give up his shield.
拳銃は警察を免職になったときに返してしまったが、手続き上のミスのおかげでバッジは返さなくて済んだのだった。
Mario Puzo THE GODFATHER

 
 

高橋
こんにちは今日は日本人が見ると見分けが難しい単語を取り上げてみました。TOEICでよく見かけるのは「oversight」「undergo」だと思います。「oversee」との違い、「undertake」との違いを整理しておきましょう!

 
 

oversight=監視 oversee=監視する。だけど……

ウィッキー三世
まずは「oversight」「oversee」ですか?
乱三世
「oversight」はTOEICでよく見かけると思うけどわかる?
ウィッキー三世
「監視」とか「監督」っていう名詞ですよね。「supervision」と同義語じゃないですか。
乱三世
じゃあ「oversee」っていうのは?
ウィッキー三世
これは「監督する」とか「監視する」ということですよね。こっちは動詞で「supervise」ということになりますね。
乱三世
そう。つまり「over」以下の名詞、動詞の違いがそのまま意味に反映されているだけの話だと思えばいいわけだな。「have oversight of~」という形にすれば「監督する」となって「oversee」や「supervise」と同じ意味にもなる。例えば『ロングマン』には「The works manager will have general oversight of the project.」なんて載っているけどこれはどんな意味になる?
ウィッキー三世
「工場長はプロジェクトに対して全責任を負う」とかそんな感じですか。
乱三世
「監督する」っていうのは「責任を持つ」ということを含んだ「監督する」だな。だから責任があるという感じになるということだ。「see」は日本語で言うと「見える」だけど「sight」っていうのはそもそもどういう意味だった?
ウィッキー三世
「視力」とか「視界」ですね。
乱三世
ちなみに「sightseeing(=観光)」の「sight」はどんな意味?
ウィッキー三世
それは「名所」ということですね。
乱三世
これも広く捉えれば「視界」に入るもののわけだな。『ハンニバル』という小説には「a member of the House Judiciary Oversight Committee~」なんていう文章があってこれは「下院司法監督委員会に属する議員」くらいの意味になる。
ウィッキー三世
「Oversight Committee」で「監視委員会」くらいになるということですか。
乱三世
そう。繰り返すと「oversight」と「oversee」っていうのは名詞と動詞の別はあるけど「監督(する)」でいいということになる。「oversight」を「監督する」としたければ「have oversight of~」という形にすればOKで、「oversee」や「supervise」と同じ意味にもなるということだ。
ウィッキー三世
そう考えるともう「sight」と「see」を思い浮かべればまったく問題ないということになりますよね。
乱三世
それが基本で、ほとんどそれで済む話ではあるけど、「oversight」にはそれこそ「見落としてはいけない」意味っていうのがほかにあるんだな。TOEICでもちょいちょい突っつかれるからこれを文章で確認しておこう。『ゴッドファーザー』からだ。

 
 
He had turned in his gun when he was suspended from the force, but, through some administrative oversight, they had not made him give up his shield.
※suspend from~停職にする
※give up引き渡す、放棄する
拳銃は警察を免職になったときに返してしまったが、手続き上のミスのおかげでバッジは返さなくて済んだのだった。
 
 

乱三世
この「oversight」はどんな意味になる?
ウィッキー三世
「ミス」となっていますけど「見落として」ってことですね。
乱三世
『Collins cobuild』で引くと「If there has been an oversight, someone has forgotten to do something which they should have done.」となっているから、「すべきことを忘れたってこと」だな。まさに「見落とし」とか「うっかりしたミス」ということだ。この場合は「視界」から漏れたくらいの感じの単語になるということだ。
ウィッキー三世
「oversee」は「監督する」で「oversight」は「監督」のほかに「見落とし」という意味があると。特に「見落とし」の意味をTOEICでは「見落とす」なということですね。
乱三世
こういうダジャレで、もう頭に入ったと思う。

undergo=受ける undertake=引き受ける

ウィッキー三世
次は「undergo」「undertake」ですか。
乱三世
TOEICで重要なのは「undergo」だな。「If you undergo something necessary or unpleasant, it happens to you.」(『collins cobuild』)だと日本語でどんな意味が当てはまりそう?
ウィッキー三世
ざっくりと「経験する」みたいなことですか。
乱三世
「経験する」とか「~を経る」とか「受ける」という風にもなるんだな。これは典型的な使い方というのがあるから『ゴッドファーザー』から見てみよう。

 
 
Ever since Michael had come back from Sicily with his broken face, everybody in the Family had tried to get him to undergo corrective surgery.
マイケルがケガした顔のままシシリーから戻ってきて以来、ファミリーのみんなは整形手術を彼に受けさせようとした。

 
 

ウィッキー三世
「to undergo corrective surgery.」で「整形手術を受ける」ですか。
乱三世
「undergo surgery(=手術を受ける)」とか「undergo treatment(=治療を受ける)」なんていうのはコロケーションとして覚えておくべき使い方になるな。TOEIC頻出は「undergo training」だ。
ウィッキー三世
「undergo training」「研修を受ける」となりますね。
乱三世
辞書の説明であった「必要なことや、あまりうれしくないこと」が起こるっていうのを考えればOKということだな。研修というのはまさに「必要」なことのわけだ。
ウィッキー三世
そして、この「undergo」のお尻を「take」に変えるとどうなるかですか。
乱三世
今度は「When you undertake a task or job, you start doing it and accept responsibility for it.」(『Collins cobuild』)という意味になるんだな。どう?
ウィッキー三世
これは「引き受ける」という感じになりますか。仕事の責任を引き受けてそれを始める、ということですね。
乱三世
「She undertook the arduous task of monitoring the elections.」という例文が『ロングマン』に載っているけどこれはどんな意味になりそう?
ウィッキー三世
「骨の折れる選挙の監視役を引き受けた」という感じですね。
乱三世
まさにその「責任を引き受ける」ということになるんだな。ちなみにこの「undertake」は「undertaker」とお尻に「r」を付けると「葬儀屋=funeral director」という意味になる。この葬儀屋を思い浮かべると「undertake」はわりとすっきり意味が入ってくるはずだ。
ウィッキー三世
葬儀屋っていうのは重い責任を引き受けるからですか?
乱三世
それもあるし「undertake」には「If you undertake to do something, you promise that you will do it.」(『collins cobuild』)という意味もあるんだな。「to promise something」ってことだ。つまり「約束する」となるわけだ。
ウィッキー三世
約束もしなければならないし、責任も重いしというのが葬儀屋の仕事ですか。
乱三世
映画の『ゴットファーザー』を観たことがある人なら冒頭のシーンをよく覚えていると思うけど、あの冒頭のシーンでゴッドファーザーにお願いごとをしているのがまさに葬儀屋なんだな。
ウィッキー三世
娘が若い男に暴行されてしまったので、ゴッドファーザーに殺してくれと頼むシーンがありますね。
乱三世
ゴッドファーザーに頼みごとをしたということは後に頼み事を逆にされてもそれをかなえるという「約束」をすることなんだな。このブログで小説や映画、ドラマの場面を抜いて覚えるというのを徹底しているのはこういうイメージが簡単に膨らませられるからだ。「仕事を引き受けて始める」「undertake」が少し発展したバージョンを見てみよう。

 
 
“Good, hear me out―I suggest you contact an attorney to discuss legality of bounties and not to undertake any illegal action against Dr. Lecter. May I recommend an attorney?
※hear me out最後まで聞いて
※bounty懸賞金

けっこうです。最後までお聞きください。弁護士に接触していただき懸賞金の合法性について相談なさってください。レクター博士に対してはどんな不法行為もつつしんでください。わたくしどもで弁護士を紹介しましょうか?

 
 

乱三世
これは『ハンニバル』の一節でパッツィという警官が懸賞金についてたずねている場面だな。レクターにかかっている懸賞金を自分がもらう権利があるかどうか、質して解答を得ているところだ。「not to undertake any illegal action against Dr. Lecter.」で「レクターに対して不法行為を企てる」くらいになる。
ウィッキー三世
少し含みのある仕事を始めるというニュアンスですかね。
乱三世
「責任を引き受ける」「仕事を始める」だから「着手する」ともなるし、転じて「企てる」という風にもなるということだな。「undergo」は「受ける」でTOEICで重要。「undertake」は「責任を引き受ける」で「undertaker」のイメージを使うとうまくいきそうだ、ということだ。今日はこれでおしまい!

 
 

ポイント!
●oversee=監督する(=supervise)
●oversight=監督(=supervision)、見落とし→TOEICに出ます!
●have oversight of=oversee、supervise
●undergo=受ける※undergo surgery=手術を受ける、※undergo treatment=治療を受ける、※undergo training=研修を受ける→TOEICに出ます!
●undertake=引き受ける
 
 

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高橋
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●追伸

高橋
今日紹介した「have oversight of」というのはとても大事な使い方になります。監督・監視するというのは責任を引き受けるということですから「be in charge of」とも同じ意味となります。

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