
troubleの主な意味
- 問題
- 面倒
- 心配
- 病気
- 疾患
- 体の痛みや不調に悩まされている
- I’m sorry to trouble you=お手数かけてすみません、面倒おかけします、ご迷惑をおかけします
- be in trouble=面倒を起こす、苦境に陥る
- Pour oil on troubled waters=暴動、争いなどを鎮める、治める
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trouble=問題、面倒、心配

「trouble」って普通名詞で使いますよね。

そうね。まず「trouble」っていうのは、日本語にすると「問題」や「面倒」というのがぴったりだな。例えば「heart trouble」とか「back trouble」として体の一部に「問題」があるとしたら、「病気」とか「疾患」という意味になる。ほかには例えば「問題」について悩んでいたらどうなる?

「心配」ということですか。

そう。動物について「no trouble」としたらどうなる?

「飼うのが簡単」とかって意味じゃないですか。

つまり、「面倒」がないってことだな。「trouble」の意味っていうのはだいたいの人が頭に入っているとは思うけど、例としてあげるなら、こういう文章が典型になると思う。
“Leave here quickly. There may be trouble. You don’t want to get involved with the police”.
すぐにここを離れるんだ。面倒が起こるかもしれない。警察と関わりたくないだろ。

これは『ゴッドファーザー』からの引用で、入院しているドン・コルレオーネを訪ねてきたパン屋にドンの息子のマイケルが言ったセリフになるな。

敵の策略でドンが無防備になっているところにマイケルは一人病院の入り口に立っていたわけですね。

そう。映画にもなっている場面だ。この後、本当に警察と「トラブル」になるわけだけど、ここでの「trouble」はまさに「面倒」ってことだな。

名詞で使われる「trouble」の典型ってことですよね。

この「trouble」って動詞の意味も確かにあることはあるけど、例えば日本語の「トラブっている」感じを出すのには、こういう風にするのが一番いいと思う。
He was still having trouble with the new Mafia in the town of Palermo, ~
彼はまだパレルモの新興マフィアとのいざこざで頭を悩ませている

「have trouble」とするわけですか?

そう。これはまた『ゴッドファーザー』からの文章だけど、この使い方が一番日本語の「トラブっている」に近いかな。
trouble=体の痛みや不調に悩まされている

「trouble」単品では、「トラブっている」とはならないということですか。

辞書(Collins cobuild)で「trouble」を動詞として使う場合の説明としてはこんなのがあげられている。
If a part of your body troubles you, it causes you physical pain or discomfort.

どういう意味になる?

これは「体の痛みや不調に悩まされている」っていう感じですね。

そういうことだな。ほかにはこんなものも辞書に載っている。
You use trouble in expressions such as I’m sorry to trouble you when you are apologizing to someone for disturbing them in order to ask them something.

赤字にしたところが慣用句として使われるということだけど、どんな意味?

「忙しいところすいません」とか「ご迷惑をおかけします」くらいになるんじゃないですか。

そう。辞書には同義語として「bother」と出ているけど、まさに「I’m sorry to bother you」と同じ意味で使えるってことだな。相手に物を頼むときに気持ちをこめて言えば伝わるわけだ。

どっちにしても動詞の場合「トラブっている」感はないってことですね。

「トラブっている」感がでるのはやっぱり熟語の形とかになるかな。さっきの「have trouble」以外だと『スターウォーズ エピソードⅠ』でダース・モールに襲撃された、クワイ=ガン・ジンの苦境を伝えた言葉で「Qui-Gon is in trouble.」なんてあるけどこれは「面倒に巻き込まれている」っていう意味だな。「苦境に陥っている」としてもいいと思うけど。

「be in trouble」とすれば、と「苦境に陥っている」と使えるということですか?

そういうことだな。「be in trouble」は「面倒を起こす」っていう意味にもなる。使い方としてはこういうものが一番多い。
Santino was constantly in trouble. He got into fights, did badly in school ~
※do poorly in schoolで学校の成績が悪い
サンティノはいつも面倒を引き起こしてばかりいた。喧嘩に明け暮れ、学校の成績も悪かった。

『ゴッドファーザー』からの引用だけど、ドン・コルレオーネの長男であるサンティノがいつも面倒ばかり起こしていたってことだな。で、ポイントは、「学生の身分で」面倒ばかり起こしている、というところで、辞書で確認してみると、こうなっている。
If someone is in trouble, they are in a situation in which a person in authority is angry with them or is likely to punish them because they have done something wrong.

さっきの『スター・ウォーズ』の例とは同じ「be in trouble」でかなり違うということですね。

「a person in authority is angry with them or is likely to punish them」となっているのでトラブルを起こしている相手が「学校」とか「警察」とかってことなんだな。「上司」なんてしても通用すると思うけど。

さっきの例文にあるような、少し素行がよくない子供なんかに使うときにぴったりですね。

そう。最後に「Pour oil on troubled waters」っていうのを紹介して終わろうか。

熟語ですか?

ケンブリッジって言う辞書では「To do or say something in order to make people stop arguing and become calmer.」なんて説明しているけどわかる?

「暴動、争いなどを鎮める、治める」ってことですか。

これは、紛争地帯の記述なんかでよく見かける熟語だから、余裕があったら頭に入れておいていいと思う。今回はこのあたりで。
troubleの主な意味
- 問題
- 面倒
- 心配
- 病気
- 疾患
- 体の痛みや不調に悩まされている
- I’m sorry to trouble you=お手数かけてすみません、面倒おかけします、ご迷惑をおかけします
- be in trouble=面倒を起こす、苦境に陥る
- Pour oil on troubled waters=暴動、争いなどを鎮める、治める
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●追伸

「トラブルシューター」というのも日本語になっていますが、これは英語で綴ると「troubleshooter」となります。
意味は「問題を解決する人」「修理係」「紛争調停者」などです。
洗剤などの名前で「トラブルシューター」とするのが一般的だと思いますが、これはだいたい日本語と英語の意味が重なっているということですね。
今回は「trouble」という単語を取り上げてみたいと思います。
「trouble」は名詞にも動詞にもなることができて、名詞では「問題」「面倒」「病気」などの意味があります。
英語の「trouble」を少し詳しく見てみます。