「トラブっている」は「trouble」でいいの!? 「trouble」と「トラブル」は同じ!?

高橋
こんにちは高橋です。
日本人は「トラブル」を動詞の形にして「トラブる」とか「トラブっている」という言い方をよくしますが、これが単なる和製英語なのか、それとも英語の「trouble」の使い方を踏襲したうえでの造語なのか、考えてみました。「trouble」とは、そもそもどういう意味を持っているのか、というところから掘り下げています!
 
 
 
 
 

ウィッキー三世
「トラブっている」なんて日本語で使うじゃないですか。
乱三世
虎舞竜?
ウィッキー三世
いきなりつまらないこと、ぶっこんでこないでくださいよ。「ト・ラ・ブ・る」ですよ。「トラブる」と動詞にして使うでしょう。英語の「trouble」と日本語の「トラブる」に異同があるか聞きたいんですよ。
乱三世
そりゃ、三船美佳との裁判は長引くし、「ロード」は飽きられるしで大変だよ。本当に「虎舞竜」だよ。
ウィッキー三世
だからつまんないことかぶせてこなくていいですよ! いらなんですよ。そういうの。一度「冒頭のギャクみたいなのはいらないと思うんですけど……。」なんてメッセージもらっているんだから、やめてくださいよ。
乱三世
わかったよ。真面目にやっていればいいんだろ? 確かに「虎舞竜」とかつまんなかったよな。わかっているよ。
ウィッキー三世
そこまでへこまれても逆に困りますけど。
乱三世
とにかく「トラブっている」っていう意味が英語にもあるかってことだろ?
ウィッキー三世
「trouble」って普通名詞で使いますよね。
乱三世
そうね。まず「trouble」っていうのは、日本語にすると「問題」「面倒」というのがぴったりだな。例えば「heart trouble」とか「back trouble」として体の一部に「問題」があるとしたら、「病気」とか「疾患」という意味になる。ほかには例えば「問題」について悩んでいたらどうなる?
ウィッキー三世
「心配」ということですか。
乱三世
そう。動物について「no trouble」としたらどうなる? 
ウィッキー三世
「飼うのが簡単」とかって意味じゃないですか。
乱三世
つまり、「面倒」がないってことだな。「trouble」の意味っていうのはだいたいの人が頭に入っているとは思うけど、例としてあげるなら、こういう文章が典型になると思う。
 
 
 
 
 

“Leave here quickly. There may be trouble. You don’t want to get involved with the police”.
すぐにここを離れるんだ。面倒が起こるかもしれない。警察と関わりたくないだろ。
 
 
 
 
 

乱三世
これは、「ゴッドファーザー」からの引用で、入院しているドン・コルレオーネを訪ねてきたパン屋にドンの息子のマイケルが言ったセリフになるな。敵の策略でドンが無防備になっているところにマイケルは一人病院の入り口に立っていたわけだ。この後、本当に警察と「トラブル」になるわけだけど、ここでの「trouble」はまさに「面倒」ってことだな。
ウィッキー三世
名詞で使われる「trouble」の典型ってことですよね。
乱三世
この「trouble」って動詞の意味も確かにあることはあるけど、日本語の「トラブっている」感じを出すのには、こういう風にするのが一番いいと思う。

 
 
 
 
 

He was still having trouble with the new Mafia in the town of Palermo, ~
彼はまだパレルモの新興マフィアとのいざこざで頭を悩ませている
 
 
 
 
 

ウィッキー三世
「have trouble」とするわけですか?
乱三世
そう。これはまた「ゴッドファーザー」からの文章だけど、この使い方が一番日本語の「トラブっている」に近いかな。
ウィッキー三世
「trouble」単品では、「トラブっている」とはならないということですか。
乱三世
例えば、辞書(Collins cobuild)で「trouble」を動詞として使う場合の説明としてはこんなのがあげられている。

 
 
 
 
 
●If a part of your body troubles you, it causes you physical pain or discomfort.
 
 
●You use trouble in expressions such as I’m sorry to trouble you when you are apologizing to someone for disturbing them in order to ask them something.

 
 
 
 
 

乱三世
上はどう?
ウィッキー三世
これは「体の痛みや不調に悩まされている」っていう感じですね。
乱三世
下は赤字にしたところが慣用句として使われるということだけど、どんな意味?
ウィッキー三世
「ちょっとよろしいでしょうか」くらいになるんじゃないですか。
乱三世
そう。辞書には同義語として「bother」と出ているけど、まさに「I’m sorry to bother you」と同じ意味で使えるってことだな。相手に物を頼むときに気持ちをこめて「ちょっとよろしいでしょうか」と使うわけだ。
ウィッキー三世
どっちにしても「トラブっている」感はないってことですね。
乱三世
「trouble」単体で表すのはちょっと無理があると思うね。思いつくのはやっぱり熟語の形とかになるかな。「スターウォーズ エピソードⅠ」でダース・モールに襲撃された、クワイ=ガン・ジンの苦境を伝えた言葉で「Qui-Gon is in trouble.」なんてあるけどこれは「面倒に巻き込まれている」っていう意味だな。「苦境に陥っている」としてもいいと思うけど。
ウィッキー三世
「be in trouble」とすれば、と「苦境に陥っている」と使えるということですか?
乱三世
そういう例をあげておいてなんだけど、一番多いのは「be in trouble」で「面倒を起こす」っていう意味になるな。使い方としてはこういうものが一番多い。

 
 
 
 
 
Santino was constantly in trouble. He got into fights, did badly in school ~
※do poorly in schoolで学校の成績が悪い
サンティノはいつも面倒を引き起こしてばかりいた。喧嘩に明け暮れ、学校の成績も悪かった。

 
 
 
 
 

乱三世
「ゴッドファーザー」からの引用だけど、ドン・コルレオーネの長男であるサンティノがいつも面倒ばかり起こしていたってことだな。で、ポイントは、「学生の身分で」面倒ばかり起こしている、というところで、辞書で確認してみるとこうなっている。
 
 
 
 
 

If someone is in trouble, they are in a situation in which a person in authority is angry with them or is likely to punish them because they have done something wrong.

 
 
 
 
 

ウィッキー三世
さっきの「スターウォーズ」の例とは同じ「be in trouble」でかなり違うということですね。
乱三世
「a person in authority is angry with them or is likely to punish them」となっているのでトラブルを起こしている相手が「学校」とか「警察」とかってことなんだな。「上司」なんてしても通用すると思うけど。
ウィッキー三世
さっきの例文にあるような、少し素行がよくない子供なんかに使うときにぴったりですね。
乱三世
そう。まあ、「トラブっている」の結論としては「He was still having trouble with the new Mafia~」なんていう物騒な例を引っ張ってきて説明したように「be having trouble with~」という風に進行形にすれば、一番感じが出るということかな。最後に「Pour oil on troubled waters」っていうのを紹介して終わろうか。
ウィッキー三世
熟語ですか?
乱三世
ケンブリッジって言う辞書では「To do or say something in order to make people stop arguing and become calmer.」なんて説明しているけどわかる?
ウィッキー三世
「暴動、争いなどを鎮める、治める」ってことですか。
乱三世
これは、紛争地帯の記述なんかでよく見かける熟語だから、余裕があったら頭に入れておいていいと思う。今日はこのあたりで。
 
 
 
 
 
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●追伸

高橋
「トラブルシューター」というのも日本語になっていますが、これは英語で綴ると「troubleshooter」となります。意味は「問題を解決する人」「修理係」「紛争調停者」などです。洗剤などの名前で「トラブルシューター」とするのが一般的だと思いますが、これはだいたい日本語と英語の意味が重なっているということですね。
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