『至高の模試』を解いてみました! 今回は何問正解できた?

高橋
Kindleunlimitedの対象となっていたので今更ながらですが『TOEIC L&Rテスト至高の模試600問』の「模試1」と「模試2」をやってみました。私が実際に解いたことがある問題集と比較して難易度はどうだったのか、またTOEICというテストの特徴をどのくらい捉えているのかという自分なりの感想を書いてみました。なお、この問題集は以前出ていた『TOEICテスト非公式問題集 至高の400問』に「模試3」を加えた増補版だそうです。「模試3」が肝になりそうなのでこれを解いた後で全体の印象が変わる可能性もあります。「模試3」を解いた結果と全体の印象についてはLINEを通じてお伝えしてみます。登録がまだの方はこちらからどうぞ!
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問題を解いた環境等はこんな感じです!
●普段仕事場としているワーキングスペース(テレワークをしている人多数。ネットを使った会議、電話をしている人多数)にて解きました
●リスニングはヘッドホンを利用しました(密閉性の高くないもの)
●リスニングとリーディングは別の日で実施しました
●時間内に解き終わらなかったものに関してはカウントに入れていません(塗り絵の分をカウントしていません)
●kindle専用端末ではなく、画面の大きさを考えてパソコンにて問題を解きました

 
 

『至高の模試』のレベルはどうなの?(個人的な感想)
対象 800点を超えている人
問題のレベル(リーディング) 『公式問題集』より難しく『精選模試3』よりもすこし簡単
問題のレベル(リスニング) 『公式問題集』よりも難しく『TOEIC L&Rテストでる模試リスニング700問』(ハッカーズ語学研究所著)と同程度か少し簡単

 
 

『至高の模試』の結果です!(上が「模試1」下が「模試2」)


 
 

私が感じたリスニングのレベル

まず、解答用紙を見てもらったら分かる通り「模試1」が「L90問」(R74問)、「模試2」が「L86問」(R70問)正解です。「模試2」の点数がより悪く、個人的にも難しく感じました。細部を聞き漏らすと取れない問題が結構あり、また解答を見極めるのに時間がかかるものも多いという印象でした。

最後に残った2つの選択肢のどちらか決めかねるというのはあまり本番でも経験したことがありません。解答の選択肢の中にレベルの高い単語も含まれます。私が実際に使ったものと比較すると『公式問題集』よりも難しく『TOEIC L&Rテストでる模試リスニング700問』(ハッカーズ語学研究所著)という問題集よりはすこし答えやすいかなという感想です。

『TOEIC L&Rテストでる模試リスニング700問』は選択肢の文章が長く、単語のレベルも高いので初めて解いたときに時間内に解答できなかったという問題が数問ありました。『公式問題集6』(「テスト2」)の成績と2020年に915点を取った直前に解いた『TOEIC L&Rテストでる模試リスニング700問』(TEST5)の点数は以下の通りです。
 
 

『公式問題集6』と『TOEIC L&Rテストでる模試リスニング700問』の結果です!



 
 
『公式問題集6』については「96問」取れているので、これよりもかなり難しいということになりそうです。『TOEIC L&Rテストでる模試リスニング700問』(テスト5)は「87問正解」です。

なお、最後のまとめのところでも書きますが、リスニングは(リーディングも)やはり『公式問題集』をこなすということを第一に考えるべきです。リスニングのスピード、話し手の特徴など『公式問題集』になれておくことが点数アップの近道です。『至高の模試』をどのように活用できそうかは、まとめで書きます。
 
 

『TOEIC L&Rテストでる模試リスニング700問』(ハッカーズ語学研究所著)と『TOEIC L&Rテスト精選模試リーディング3』はこちらの記事で紹介しています!

【TOEIC900点突破】必要な参考書はこれです! 僕が実際に使った問題集を紹介します!

2020年12月13日
 
 

リーディングのレベル

リーディングはひどい点数を取ってしまいました(「模試1」=74問正解、「模試2」=70問正解)。これは私にとって喫緊の課題だなと本気で考えさせられました。900点を超えたとはいえ、実際はまだ800点台後半をウロチョロしているというのが現在地のようです。

私が今まで使った問題集のなかで一番難しかったのは『精選模試3』です。以前記事にも書きましたが、これは900点を超えてから使うべき本で、普通の問題集だと思って安易に手を出すと怪我をします(『精選模試3』は5セットやって最高が「71問正解」、最低が「65問正解」です)。

その点この『至高の模試』は高いレベルではあるものの、高地トレーニングの題材として活用できる程度の難易度にとどまっています。『公式問題集6』の「テスト2」の結果をもう一度掲載してみます。
 
 

『公式問題集6』の「テスト2」は900点を超えた直前にやりました!


 
 
私は本番、模試ともにだいたい塗り絵の数が5~10問におさまるようになってきました(850点取ったときでも15問残しました)。今回解いた『至高の模試』はテスト1が10問、テスト2が15問残しです。

単語のレベル、文法のレベルがあがると必然的に読むスピードも落ちます。雑音のある環境のことを考えてもやはり『公式問題集』よりも難しかった、という感想を持ちました。リーディングは『精選模試3』よりも易しく『公式問題集』よりも難しいというレベルです。

なお、私はkindle専用端末ではなく大きさを考えてパソコンのアプリで問題を解きました(パソコンの画面で解きました)。もしこの方法で解く場合は、例えばブルーライトを通さないサングラスをするなどして目を保護しないとかなり厳しいと思います。目が半端なく疲れました。
 
 

まとめ―どれくらいTOEICの特徴をつかんでいたか?

パート7(長文読解)の問題はTOEICらしさがかなりの精度で再現されています。TOEICでは必ずと言っていいほど情報の断片をつなぎ合わせることでしか、答えることができない問題が出されます。その特徴をよくとらえて実際に再現してみせています。

例えば「模試1」の「188問」に見られるような種類の問題です(※少し問題の中身に触れるのでもしこれから解いてみようと言う方は読み飛ばしてください)。

この問題を解こうとすると問題の断片だけを拾っても答えられません。バック1個につき総額1750ドルまでが支払われるという情報と実際に支払われたのが2000ドルであるという情報を結び付けて初めて答えることができます。精度の低い問題集は大抵単語や文法のレベルをただ上げるだけ、ということしかできません。

こういう問題に本番で出くわして、解答に失敗すると答えの根拠が「消えた」ような印象を持ちます。まさに答えの根拠が消えたような感覚をこの問題で味わいました。

ほかにも「模試2」の175問は文挿入問題としては難しいレベルのものです。
文挿入問題といえば「文脈だけ考えればOK」と相場が決まっていますが、この問題は小見出しに目をむけないと解けないようになっています。

『至高の模試』は『TOEICテスト非公式問題集 至高の400問』に「模試3」をつけた増補版です。この本を出版するまでに新形式対応の『公式問題集』を精査してよりTOEICの特徴がでるように「研究」したとまえがきで触れられています。その通りの成果が出ているというのが全体を解いてみた感想になります。

この問題集は『公式問題集』をやりつくして別の問題集を、と思ったときに候補になりうるものです。「模試3」を解いての全体の印象の焼き直しはLINEを通じてお伝えします。

なお、冒頭でお伝えした通りこの『至高の模試』は月額980円で読み放題のKindleunlimitedの対象です。これだけでも十分元は取れそうですが、こちらの記事で詳しくKindleunlimitedの「効用」を書いています。興味がある方はどうぞ。

 
 

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2021年7月10日
 
 

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高橋
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●追伸

高橋
点数が上がらなくて悩んでいるという人の話を聞くと大抵の人が必要ないほど多くの問題集に手を出しています。模式形式のものであれば『公式問題集』をなめるようにやり尽くすというのがまずは基本です。これで850点は確実に超えます。勉強とは復習のことです。十分に復習の時間を取っているかもう一度点検してみてはいかがでしょうか?

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