前置詞の区別で一番大事なのは実はこれ! ~「on」と「in」の違いについて~

高橋
こんにちは高橋です。
今日は「on」「in」という前置詞を取り上げてみたいと思います。比較的イメージは付きやすい前置詞だとは思いますが、それでも躓いた経験をあなたもお持ちではないでしょうか? 特に「時間」の前に置いたときに微妙な使いわけが存在しますのでこのあたりを詳しくお話しました。「at」も加えて説明することで、よりはっきりと性質の違いがわかるようになっていると思います。

 
 
 
 
 

ウィッキー三世
今日はめずらしく前置詞ですか?
乱三世
そう。とりあえず「on」と「in」を中心に話してみようと思う。
ウィッキー三世
なぜこの二つなんですか?
乱三世
そりゃ一回で全部できないだろうが。ダチョウ倶楽部じゃないけど「殺す気か!」って言いたくなるよ。
ウィッキー三世
全部やれとは言いませんけど、「on」と「in」っていう組み合わせはどういう意図があるんですか?
乱三世
これは、相対的な位置を表す言葉として、基本的なものだからだな。要するに物との関係でどういう位置にあるのか示せる代表的な言葉ってことだよ。
ウィッキー三世
でも、まあ「on」と「in」っていうのはそれぞれ、イメージはしやすいですよね。
乱三世
難しくないと思う。「on」っていうのはどういうイメージ?
ウィッキー三世
「上」とか「表面」にくっついているイメージですよね。
乱三世
「in」は?
ウィッキー三世
「中に」ってことですよね。
乱三世
そうすると例えば「He is in the house.」っていうとどういう意味になる?
ウィッキー三世
「家の中にいる」ってことですよね。
乱三世
「He is on the house.」は?
ウィッキー三世
「家の屋根の上にいる」ってことですよね。
乱三世
そう。ちなみ「on the house」っていうのは熟語だと、どんな意味になるか覚えている?「毎日わくわくTOEIC対策! その5 「house」~村上龍「69」を借りて~」という記事で紹介したんだけど。
ウィッキー三世
「店のおごり」ってことですよね。
乱三世
そう。だいたい問題なさそうだけど、一応場所について使っている実例を「ゴッドファーザー」から抜いてきたから、これを見た後でさらに話しを進めてみよう。

 
 
 
 
 

Despite his months on the island Michael still could not get used to the Sicilian touchiness on matters of sex, and this was extreme even for a Sicilian.
この島に来てから何か月かになるが、マイケルはいまだに、異性に対するシシリー人の諦めのよさに慣れることができなかった。
※touchinessすぐにいらいらする気持ち。この文章では恋愛に対するせっかちさをあらわしている

 

Oddly enough nobody stopped him until he reached the nurses’ station on the fourth floor.
奇妙なことに4階の看護師詰め所に着くまで、彼を引き止める者は誰もいなかった。

 

His parents lived in Nevada and Carlo had left that state because of a little trouble with the law. In New York he met Sonny Corleone and so met the sister.
彼の両親はネバダ州に住んでいたが、彼はちょっとした事件を起こしたためネバダを離れ、ニューヨークに来てソニー・コルレオーネと出会い、コニーとも知り合ったのだった。
 
 
 
 
 

乱三世
まず最初の文章の「on the island」だな。これは英語の「island」(島)に対する意識がはっきり出ている文章だと思う。
ウィッキー三世
海に浮いている物が島という感じですか?
乱三世
海の上に箱が浮いているとでもいうのかな。それが地表になると今度は「4階」をあらわして「on the fourth floor.」という英語独特の表現になるわけだな。何かの上にあるとか接しているイメージが場所に付いたとしても当然出ているということだな。これは「in」に関しても言えることで「in Nevada」「In New York」という広い地域の「中に」いるイメージだな。
ウィッキー三世
今日は「on」と「in」の違いってことですけど、場所だと「at」なんかもよく使いますよね。
乱三世
これは、もっとピンポイントの場所を示すときに使うね。「at the door」だとか「at the gate」といったそれ以上細かく場所を説明する必要がないというときに使う。例えば「at the hotel」なんていう風にもっと建物として大きいものの前にも使うけど、意識としては「その1点」という感じだな。だから、「接しているイメージ」の「on」や「in」の「中に」という感覚とは違うわけ。ただし、これは後で説明するけど、その話し手の意識というのが結構大きくなってくる。
ウィッキー三世
どういうことですか?
乱三世
「in the hotel」とも当然できるわけね。つまり物理的な場所の大きさのみで前置詞が決まるのではなくて、どういう「意識」で話しているのかで決まってくるということだ。このあたりは後でもっと詳しく説明するからそこではっきりしてくると思う。
ウィッキー三世
まあとにかく、イメージがわかれば「帽子をかぶる」というときに「on」が使えるとか出てくるわけですよね。
乱三世
もちろんそう。ただ、使いわけで結構やっかいなのは、時間の前に来たときだと思うから、ここを突っ込んでみよう。例えば、「on」っていうのは「on Saturday」のように「日」に用いることが多いとしている辞書もあるけど、お前はどういう感覚を持っている?
ウィッキー三世
「on」は「日」で「in」は「月」とかもっと広い時間の枠を指すときに使うイメージがありますね。
乱三世
じゃあ「at」は?
ウィッキー三世
「at 3;00p.m.」みたいに「時刻」をあらわすことが多いと思います。
乱三世
そうね。じゃあその理屈でいったときに「the morning」には何が付く?
ウィッキー三世
「in」ですよね。「中に」っていうある程度の物理的な空間がイメージできるわけですから、時間の幅にも適用できますよね。だから「morning」の前に付けることができるっていう理屈だと思います。
乱三世
これは、結論を先に言ってしまうと実は「in」でも「on」でも両方付くことがあるということなんだな。これもサンプルを持ってきたから見てみよう。
 
 
 
 
 

on the morning

ON THE MORNING after the funeral, all the most important officials of the Corleone Family assembled on the mall.
葬儀の日の翌朝、コルレオーネ・ファミリーの最高幹部たちは(ドンの邸宅がある)散歩道に集まった。
 
 

in the morning

Hagen said hopefully, “He’ll be here at ten in the morning.” Maybe the Don would go for it.
へーゲン望みをつないで言った。「朝10時にここにくる予定です」。ひょっとしたら、ドンは自分の助言を聞き入れてくれるかもしれない。
※go for itやることに決める(.躊躇していたことを最終的に決めるときに使われる)

 
 
 
 
 

ウィッキー三世
これはややこしいですね。
乱三世
「morning」っていうのは、さっきお前が言ったとおり、時間の幅があるわけだな。だから理屈でいけば「in」が付くわけだけど「on」の実例もあるわけだ。これは、単なる「時間の長さ」で前置詞が決まるのではなくて、話し手の「意識」がどこにあるかで決まるということだな。
ウィッキー三世
「on」は接しているイメージだから「点」に近い時間の意識で「in」はもっと広い時間の枠という原則が崩れるということですか?
乱三世
そうじゃなくて、話し手がその時間をどう捉えているかということだな。「on」を使っている、上の文章はドンがなくなって、葬式を出した後の「その朝」という意味で「ON THE MORNING after the funeral,」と使っているわけだ。これは、朝という時間の幅を意識しているというよりも、葬式が終わった後の「その朝」という時間の意識があるわけ。「in」で捉えている時間の意識よりももっと具体的な時間の意識と言ったらいいかな。
ウィッキー三世
単なる時間の長短ではなく、その時間がどう意識されたかで決まるということですか。
乱三世
そう。だからここでは、単に時間の長短で前置詞が決まるわけではない、ということを頭に入れて欲しいということだな。
ウィッキー三世
「at」はどうなんですか? ピンポイントで時間なり場所を示すということでしたけど。
乱三世
「at」を例えば「morning」のような時間の枠の前に付けられるかというとこれは「NO」と言っていいと思う。だから時間の場合は「on」と「in」の区別が問題になるということだな。
ウィッキー三世
時間の場合は大雑把に言って、「in」は時間の幅の中という感じで、「at」はピンポイント、「on」はその中間くらいの意識で大丈夫ですか?
乱三世
ただし、話し手の「意識」というのが重要になってくるというのが今日の話なわけだ。場所のところでも言ったとおり建物の単純な性質では前置詞は決まらないということだな。最後に中学生がむりやり暗記させられる「on time」と「in time」についておさらいしておこうか。ここまで話してきたことを考えれば簡単だと思うけど。
ウィッキー三世
「on time」は「時間どおり」に。「in time」は「間にあって」ということですよね。
乱三世
そう。これは今日「on」と「in」について話した違いを考えればすぐにわかることだと思う。
 
 
 
 
 

「時間」についた前置詞のまとめ
●「in」は「中に(ある)」というイメージ。時間の前に置かれる場合はある程度の幅の中という感じ。
 
●「on」は「上に」「表面に」というイメージ。時間の前に置かれると時間の幅というよりも「時点」という感覚が強くなる。
 
※ただし「on the morning」、「in the morning」ともに使うことができるという例から単に時間の長短で前置詞が決まるのではなく、「意識」がどこにあるのかで決まってくる。
 
※「at」はよりピンポイントで場所なり時間なりを指定する。

 
 
 
 
 
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高橋
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●追伸

高橋
今日は、難関の前置詞に挑戦してみました。少しは分かりやすく説明できていたでしょうか? 前置詞に関してはまず、イメージを固めるということが大事になってくると思います。明日は「out」と「off」を扱う予定です。お楽しみに!
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