practicallyは「実用的」でない!? TOEIC本番で躓かないために本当のpracticallyを教えます!!

高橋
今日は日本人が誤解しやすい「practically」についてお話してみました。「practically」は「practical」から来ているので、「実用的な」とか「実用の」などといった「theoretically」(理論的な)と反対の言葉がすぐに浮かぶと思います。ただ、頻出ということで言えば断然「実用的」でない別の顔になります。「practical」の意味を踏襲しない「practically」の意味とは?
 
 
 
 
 

ウィッキー三世
今日は「practically」ですか?
乱三世
そう。高橋がTOEICでドジった「practically」だ。
ウィッキー三世
ドジったって何ですか?
乱三世
この「practically」はなんだ?って試験中にも関わらず妙に気になって、結局その箇所だけで10分も使ったことがあったんだよ。悲劇だろ? 奥歯に挟まったネギに気を取られていつもシーシー言っている田舎のヤンキーみたいなもんだな。
ウィッキー三世
例えはよくわからないですけど、とにかく本番でバカみたいに時間を使ったということですか。
乱三世
「practicallyの悲劇」だな。なんかアガサクリスティの小説にありそうだろ?
ウィッキー三世
そんな貧乏くさい小説ないですよ。
乱三世
そもそも、なんで時間使ったか分かる?「practically」って普通どういう意味?
ウィッキー三世
「実用的な」っていうのがすぐに思い浮かびますよね。「practical」から来ている意味じゃないですか?
乱三世
その「practical」から来ているっていうところが失敗を誘うわけだな。「practical」っていうのは、TOEICの公式問題集でも本当によく見かける単語でちょっとめくってみるとすぐ例を抜き出すことができると思う。

 
 
 
 
 

As you know, each year the foundation recognizes practical innovations that offer great benefits to society.
ご存知の通り、毎年、同財団は社会に大きな利益をもたらす実用性の高い革新的な手法を表彰しています。
 
 
 
 
 

乱三世
これはお前がまさに今いった「実用的な」っていう意味で使われているものだろ?
ウィッキー三世
こういうのが出ていれば、ズッコケたことやらかさなくてよかったのにって感じですね。
乱三世
もちろん、「practically」っていうのは、この「practical」の意味も持っているから、余計にやっかいなわけだな。「実的的な」方を辞書(Collins cobuild)で引いてみるとこうなっている。

 
 
 
 
 

You use practically to describe something which involves real actions or events rather than ideas or theories.
 
 
 
 
 

乱三世
どうなっている?
ウィッキー三世
「ideas」 や「theories」ではなく、まさに「実践的」、「実用的」ということですよね。
乱三世
そう。この意味を確認したうえで「practically」のB面はどんな意味になるかだ。今日は村上春樹のエッセイの英訳から抜いてみたから見てみよう。このエッセイはバーの経営者だった村上春樹が小説家に転身するまでの出来事を書いたものだ。

 
 
 
 
 

Each night after that, when I got home late from work, I sat at my kitchen table and wrote. Those few hours before dawn were practically the only time I had free. Over the six or so months that followed, I wrote Hear the Wind Sing.

 
 
 
 
 

乱三世
訳をつけなかったけど意味はとれた?「after that」の「that」っていうのは、神宮球場で野球を見ながら小説が書ける、書こう、という思いが突然ふってわいてきたってことだな。
ウィッキー三世
その後、バーの営業が終わってからこつこつ小説を書いたって話ですよね。キッチンのテーブルで書いたと。「風の歌を聴け」の誕生秘話の部分ですね。
乱三世
肝心の「practically」が入っている部分はどうなっている?「Those few hours before dawn were practically the only time I had free.」の部分は?
ウィッキー三世
これを「実用的な」と考えると高橋みたいに迷宮入りになっちゃうわけですか。
乱三世
この「practically」は「ほとんど」ってことなんだな。「dawn」は「夜明け」だ。そうするとどうなる?
ウィッキー三世
「Those few hours before dawn were practically the only time I had free.」で「その夜明けまでの数時間がほとんど自由に使える唯一の時間だった」ということですか。
乱三世
当時はパソコンなんかなかったから「fountain pen」で書いていたそうだ。
ウィッキー三世
「万年筆」ですか。
乱三世
実は日本語のエッセイが手元にないから英語から推測するしかないけど、「fountain pen」となっているからおそらく「万年筆」だと思う。「practically the only time I had free.」にしこしこ書いていたということだな。一応「practically」を「collins cobuild」で引くと「Practically means almost, but not completely or exactly.」となっている。
ウィッキー三世
「=almost」っていうのはまさに日本語の「ほとんど」ってことですね。
乱三世
そう。この「almost」ってさらにほかの単語で表すとすると何が適当?
ウィッキー三世
「nearly」ですね。
乱三世
ケンブリッジでは「almost」の説明が「nearly but not quite」としてあるな。「quite」っていうのはこの場合「completely」ってことだ。
ウィッキー三世
ほとんどそうだけど完全ではないと。
乱三世
そう。今日は、村上春樹のエッセイを引用したから「almost」に関しても、村上春樹から引用してみよう。今さら実例はいらないかもしれないけど「風の歌を聴け」の冒頭部分からだ。

 
 
 
 
 

I learned a lot of what I know about writing from Derek Hartfield. Almost everything, in fact. Unfortunately, as a writer, Hartfield was sterile in the full sense of the word.
※in every sense of the wordあらゆる意味で

僕は文章についての多くをデレク・ハートフィールドに学んだ。殆ど全部、というべきかもしれない。不幸なことにハートフィールド自身は全ての意味で不毛な作家であった。

 
 
 
 
 

ウィッキー三世
デレク・ハートフィールドっていうのは架空の小説家ってことでしたね。
乱三世
その存在しない、架空の人物から文章の「ほとんど」すべてを教わったとうそぶいてみせた有名な箇所だな。
ウィッキー三世
でも「almost」で躓くことはないですよね?
乱三世
「almost」は「ほとんど」ってことで誰でも浮かぶと思うけど、「practically」も同時に出てこないと高橋みたいTOEICでひどい目にあっちゃうかもしれないということだよ。田舎のヤンキーみたいになっちゃうんだよ!
ウィッキー三世
田舎のヤンキーは別にネギが奥歯に挟まったからシーシー言っているわけではないんじゃないですか? しかもヤンキーなんて絶滅種でそんな例えしてもほとんどの人はわからないと思いますよ。
乱三世
シーシー言っているヤンキーってよくいるだろ?
ウィッキー三世
だからそれがわからないと思うんだけど。まあ、とにかく「practically」で「ほとんど」っていうのは一般的な意味だから頭に入れておく必要があると。
乱三世
セットにしておいた方がいいのはなんだった?
ウィッキー三世
「almost」と「practically」ですよね。
乱三世
あと「nearly」だな。「practically」と「almost」それから「nearly」だ。

 
 
 
 
 

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高橋
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●追伸

高橋
私が持っている村上春樹の英語版は、「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」それから、今日引用した、小説家になるきっかけを書いたエッセイを同時に読むことができます(1冊の本の扱いです)。「ノルウェイの森」以降の小説ももちろん面白いですが、まだ「アメリカ」の臭いがプンプンする小説もとにかく面白く読めます。お得版はこちらです!

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