「might as well」は「したほうがいい」と覚えればいいの? 核になる意味は実は〇〇です!!

高橋
こんにちは高橋です。
あなたは「might as well」がどんな意味になるかご存知でしょうか?「had better」とセットで覚えている、という方もいらっしゃるかもしれませんが、「might as well」には「したほうがいい」とはニュアンスが違う「中心となる」意味が存在します。
今日も例文を交えて説明してみました。
 
 
 
 
 

「might as well」の元々の意味はこんな感じです!

乱三世
「might as well」ってどういうふうに覚えている?
ウィッキー三世
それは、「したほうがいい」って教えられましたね。だいたいその訳で片が付くと思いますけど。
乱三世
いろいろ訳し方がある中の一つとして「might as well」=「~したほうがいい」という風に書いている辞書がほとんどだと思うけど、その中心的意味っていうのは、「どちらをくらべても違いがない(=同じ)、だから、損はないだろう」ってことなんだな。
ウィッキー三世
その「違いがない」っていうところから「したほうがいい」とジャンプアップするということですか?
乱三世
とりあえずその「違いがない」っていう意味が濃く残っている例文を持ってきたからこれを見てみよう。実在するマフィアに取材したノンフィクション「HONOR THY FATHER(汝の父を敬え)」の一節からだ。
 
 
 
 
 

De Carlo shrugged his shoulders at reporters and said, “I’ve got to die sometime, so I might as well go this way”
デ・カルロは記者団に肩をすくめて言った。「どうせいつかは死ななければならないんだから、これでよかったんだよ」
 
 
 
 
 

乱三世
デ・カルロっていう実在したマフィアが、逮捕された際に張り付いていた新聞記者に語った言葉からだ。晩年になって逮捕された男の正直な感情が見えるということかな。ちなみに「I’ve got to die」の「have got to」「~しなければならない」っていうことだ。
ウィッキー三世
「I might as well go this way」で「これでよかったんだよ」とするわけですか。
乱三世
これって要するに「I might as well go this way(as not go this way)」ってことなんだな。「as not go this way」を省略してあると考えるとわかりやすいと思う。
ウィッキー三世
「行く方」と「行かない方」を比べて変わらないと?
乱三世
そう。「どっちみち同じだから特に損はないだろう」くらいな意味があるわけだな。ほかに「違いがない(=同じ)」っていう意味がもろに出ている「might as well」があるからこれも引用してみよう。今度は「ゴッドファーザー」からだ。

 
 
 
 
 

She looked thirty-five. A good thirty-five, but thirty-five. And out here in Hollywood that might as well be a hundred.
※out hereここ
彼女は35歳で、年より若く見えるわけではなかった。35歳にしてはいいほうだが、35歳は35歳だった。ここハリウッドではその年齢は100歳にも等しいものだ。
 
 
 
 
 

乱三世
これはジョニー・フォンテーンというフランク・シナトラをモデルにしたといわれるハリウッドスターが自分の別れた妻を評した言葉だな。
ウィッキー三世
これは、もうそのまま、「35歳っていうのはハリウッドでは100歳と同じなんだ」ってことですね。
乱三世
そう。「違いがない(=同じ)」という意味が出た典型的な例になると思う。英語を当てたければ「no difference」ってことだな。
 
 
 
 
 

「~したほうがいい」にも「違いがない」が隠れています

ウィッキー三世
さっき訳し方の一つとして「might as well」を「したほうがいい」としている辞書があるってことでしたけど、「したほうがいい」とするとぴったりくる場合もあるわけですよね?
乱三世
一番大切な中心的な意味っていうのがあるからそれを先に説明したわけだけど、これが薄まりながらも隠れているっていう風に考えたほうがいいかもしれない。
ウィッキー三世
「違わないから損はしない」→「したほうがいい」っていうのは少し強引ですかね。
乱三世
ちょっと長くなるけど、別の例を出してみるからこれで確認してみよう。今度は前に紹介したオバマの自伝「Dreams from My father」からだ。
 
 

オバマの自伝は面白いエピソードが満載です。こちらをどうぞ↓
「オバマは不良だったの!? オバマ(前アメリカ大統領)の自伝から見るアメリカ」

 
 
 
 
 

“What I’m trying to tell you is, your grandma’s right to be scared. She’s at least as right as Stanley is. She understands that black people have a reason to hate. That’s just how it is. For your sake, I wish it were otherwise. But it’s not. So you might as well get used to it”
おまえに分かってほしいのは、おまえのおばあさんは恐怖を感じて当然だということだよ。スタンリー(オバマの祖父のこと―引用者注)の言い分が正しいのと同じくらい、おばあさんの言っていることも正しい。黒人には白人を嫌う理由がある、とおばあさんはちゃんと知っているんだ。それが現実さ。おまえのことを思えば、そりゃあそれが現実じゃなければいいと思いたい。でも現実はそうなんだ。それに慣れるしかないんだよ」
※日本語は白倉三紀子/木内裕也の訳をそのまま引用しました。
 
 
 
 
 

乱三世
この会話の前にあるくだりを説明しておくと、オバマの祖母がバスで職場に通っていたんだけど、あるとき男に金を恵んでくれるようにせがまれて恐くなったので祖父に対して車で送っていってくれるように依頼をしているんだな。ただ、それを祖父が断って喧嘩になったわけ。
ウィッキー三世
この祖父、祖母っていうのは母方のってことですよね。つまり両人ともに白人なわけですね。
乱三世
そう。オバマは母が白人で父がケニア出身の黒人だったわけだ。で、その祖母の依頼を祖父が断った理由っていうのが、声をかけてきたのが黒人だったから怖かったと言った祖母の言葉に引っかかったからだったんだな。
ウィッキー三世
黒人だから、というのは違うと?
乱三世
そう。それを聞いてショックを受けたのがほかならぬオバマだったわけだな。そのショックを引きずったまま、フランクという老人にそのことを相談して返ってきた答えが上のようなものだったということだ。ちょっと長い説明になってしまったけど。
ウィッキー三世
その老人のアドバイスの最後に「you might as well get used to it”」(それに慣れるしかないんだよ)と来るということですか。
乱三世
諦めにも似た感情だけど、これは「might as well」で「したほうがいい」と訳してもいい個所だと思うんだな。
ウィッキー三世
「それに慣れたほうがいい」っていうのも意味としてはそれほど変わらないですね。
乱三世
さっき説明した中心的な意味をもう一度言ってみて。
ウィッキー三世
「違いがない=同じ」ってことですね。
乱三世
「no difference」の意味があるということだな。そのポイントを押さえるというのが一番大事ということだな。
ウィッキー三世
後は文脈次第だと。
乱三世
そう。繰り返しだけど、「したほうがいい」と言う風にそれこそ「したほうがいい」場合もあるとは思うけど、中心的な意味は、「違いがない=同じ」ってことだ。それから引用した文章の文法に少し触れておくけど「I wish it were otherwise.」(そりゃあそれが現実じゃなければいいと思いたい)というのはどういうものだった?
ウィッキー三世
「wish」を使った仮定法の形ですね。
乱三世
そう。「I wish」と「were」を使って現実とは異なる願望を示しているわけだ。
 
 

「Iwish」を使った仮定法過去の考え方はこちらをどうぞ
今さら聞けない? 仮定法の考え方 仮定法過去その2 「wish」

 
 
 
 
 

会話によく出る「might as well」とは?

乱三世
最後に会話なんかで本当によく出てくる「might as well」を紹介しておこう。例えば「I might as well enjoy myself.」とするとどんな日本語がぴったりくるかわかる?
ウィッキー三世
今までの説明を考えると、「楽しむも楽しまないのも同じ」→「楽しまないと損」→「楽しんだほうがいい」くらいじゃないですか。
乱三世
この場合の「might as well」は「せっかくだから」というのが一番ぴったりくる意味になるんだな。「楽しまないと損」→「せっかくだから楽しもう」くらいかな。
ウィッキー三世
これは、「いい機会だから」くらいの意味が入るってことですか。
乱三世
そう。さっきの文だったら「いい機会だから楽しもう」という風になるということだな。会話では本当によく使われる表現だから覚えておいていいと思う。
 
 
 
 
 

might as wellのまとめ
●中心の意味は「違いがない=同じ」ということ。「特に損はない」から「したほうがいい」などの意味が出てくる

●会話では「せっかくだから」という意味で使われることが多い。

 
 
 
 
 
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高橋
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