いまさら聞けない?使役動詞「let」「make」「have」「get」の違い

高橋
こんにちは高橋です。
今日は「~させる」という意味をあらわす動詞「let」「make」「have」について触れてみたいと思います。
いわゆる使役動詞と呼ばれるものですが、それぞれの単語には明確な使い分けが存在します。今日も小説から抜いた例文を用意しましたので、一緒に見ていきましょう。
また、同じく使役動詞として使うことができる「get」についても触れています。併せてチェックしてみてください。

 
 
 
 
 

ウィッキー三世
使役動詞なんてずいぶんいかめしい名前ですね。
乱三世
文法用語は覚える必要はないけど、「make」(「let」/「have」/「get」)+目的語+原形不定詞(動詞の原形と考えてOK)、という形で「~させる」という意味になるわけね。そのうえで「let」「make」「have」「get」でそれぞれに違いがあるということだな。
ウィッキー三世
同じ「させる」でも、すみわけがあるということですか?
乱三世
そう。
ウィッキー三世
じゃあ今日はその4つですね。
乱三世
まず「let」と「make」というのはすぐにわかるはっきりした違いがあるからこの二つをつぶしてしまおう。「have」は二つの違いを明確にしたあとだな。小説からの文章を比べれば、違いがはっきりわかると思う。今日は「ゴッドファーザー」からの引用だ。
 
 
 
 
 

makeの実例はこちら!
“You will weep as I have wept―I will make you weep as your children make me weep”
私と同じ思いを味合わせてやる。お前たちの子供が私に流させた涙をお前たちにも流させてやる。

 
 

letの実例はこちら!
“Never. Give him something to earn his living, a good living. But never let him know the Family’s business.
とんでもない。楽に生活できるだけの仕事は見つけてやるが、ファミリーのビジネスには一切タッチさせないつもりだ。

 
 
 
 
 

乱三世
「make」の文章は娘を若い男たちに暴行されてしまった葬儀屋の発言になるね。その親の一人が政治家だったこともあって執行猶予がついた判決がおりてしまうわけ。思いがけない判決に思わず相手の親に対して口にしたのがこの発言ということだな。まず、make+目的語+原形不定詞(動詞の原形と考えてOK)の形になっていることが確認できると思う。日本語訳はかなり意訳してあるけど、この「make」というのはどういう感じ?
ウィッキー三世
無理にでも「させる」ということじゃないですか? 「I will make you weep」で「泣かせてやる」ってことですよね。
乱三世
そう。この「make」は同じ「させる」でも「無理やりに、強制的にやらせる」っていう感じになるね。他の単語で表すとすると「force」(強いる)ってことになる。下の「let」はどう?
ウィッキー三世
「never let him know the Family’s business. 」ですから、「ファミリーのビジネスを教えるな」って感じですよね。
乱三世
「make」との違いはどんなところ?
ウィッキー三世
この下の文章には「そうさせない」ってニュアンスがあるわけですよね。
乱三世
「let」には「することを許す」「することをゆずる」「自由に~させる」という意味があるわけだな。他の単語を当てるとしたら「allow」(許可する)だ。「~ファミリーのビジネスには一切タッチさせないつもりだ。」というこの文章は、ドン・コルレオーネの発言だけど、娘婿に「ファミリーの仕事をさせない」と言っているわけね。その能力に疑問をもっていたドンが、娘婿の処遇を尋ねられて「決してファミリーのビジネスに関わらすな」と強く言っている場面になるね。
ウィッキー三世
「make」が「force」で「let」が「allow」って簡単に覚えられますね。
乱三世
高橋は「ゴッドファーザー」の文章で覚えてしまっているな。こういうニュアンスの違いというのは物語の実例に当たるのが一番いいよ。
ウィッキー三世
文法書に載っている文章よりも「実例」ってことですか。
乱三世
それはそうだよ。「let」でほかの例を出すと「スター・ウォーズ」の大事な場面で使われているな。「エピソードⅢ」でオビ=ワンがパドメの首をしめているアナキンに対して「Let her go」と言っている。 これは恋人のパドメが自分を殺させるためにオビ=ワンを連れてきたと勘違いしてパドメの首をしめ出した場面で出てくるセリフだ。
ウィッキー三世
「Let her go」はどういう意味ですか?
乱三世
オビ=ワンはパドメを「行かせろ」→「放せ」と言っているわけだな。
ウィッキー三世
「行くのを許可しろ」ってことですね。
乱三世
そう。
ウィッキー三世
「make」と「let」の違いはだいたいわかりました。
乱三世
次は「have」だな。これに関しても「ゴッドファーザー」のサンプルがあるからそれをまず見てみよう。
 
 
 
 
 

haveの実例はこちら!
“Did Tom come home yet?” She said, “No,” that he was not due for another twenty minutes but she expected him home for supper. “Have him call me,” Sonny said.
「トムはもう戻った?」彼女は「いえ」と答え、二十分ほどはまだ帰らないが、夕食は家でするはずだと言った。「(折り返し)電話するように言ってくれ」とソニーは言った

 
 
 
 
 

ウィッキー三世
「Have him call me」の部分ですよね。
乱三世
そう。この文章は、ドンが撃たれてしまい、緊急の事態を預かることになる長男のソニーが他の幹部の自宅に電話を入れたところなんだな。トム・へーゲンというのがその幹部で電話に出たのが彼の妻になるわけ。まずちょっと補足しておくと「Have him call me」っていうのは、丁寧に言うとすると「Could you have him call me back?」くらいにできるね。
ウィッキー三世
つまり「Have him call me」とかなりぶっきらぼうに言っているということですね。
乱三世
そう。「let」、「make」との違ってわかる?
ウィッキー三世
「してもらう」という感じなんですかね。この場合は。
乱三世
「have」は仕事(職務)の関係などで「やってもらうのが当然だ」「それをするのが普通だ」といった常識が通用するなかで使われることが多い単語だな。「当然してもらう」→「そうなるように手筈する」という感じかな。
ウィッキー三世
そうすると、仕事なんかで電話の折り返しを求めるような場面ではよく使われると思って大丈夫ですか。
乱三世
そうね。トム・へーゲンというのはソニーにとって家族同然の付き合いをしている人間だけど、この場合は「ファミリー」に関わる緊急の用件で電話しているわけね。「折り返しの電話を求める」っていうのは、「それをするのが普通だ」っていうのが成り立つよね。
ウィッキー三世
なるほど。それで、「get」というのはまた違う意味があるわけですよね?
乱三世
「get」は「説得などをして、~させる」「なんとかしてもらう」っていう意味になるね。「工夫あるいは意識が必要な手順・プロセス」について「get」と当てることが多いから、この「get」という単語自体のイメージから考えてみるとわかりやすいと思う。
ウィッキー三世
例えばどんなことですか?
乱三世
高橋が聴いていた「コロンボ」で、コロンボが弁護士をたずねる約束をしたのだけど、早く来すぎて椅子に座って待っている場面があるんだな。そのとき、鍵がかかっていたはずのオフィスにコロンボがいるのを見つけた別の弁護士が「How did you get in?」(どうやって入ったの?)と聞いている。「get」っていうのは、こういう「すんなりいかないプロセス」に対して使われる単語なわけだ。
ウィッキー三世
閉まっていたオフィスに入ったわけだからまさに「工夫が必要だった」わけですか。
乱三世
コロンボは「管理人に言って開けてもらった」と、答えているね。そういうプロセスが必要だったということだ。
ウィッキー三世
使役動詞で使われる場合は、「意識しなければならないこと」を「納得してさせる」という風になるわけですか?
乱三世
そう。人に道をたずねるときに「How can I get to~」っていう言い方をするだろ? これは「go」とは普通言わないわけ。
ウィッキー三世
どうしてですか?
乱三世
だから「すんなりいかないあるいは意識が必要なプロセス」ってことになるだろ。「go」にはそういうニュアンスがないわけ。
ウィッキー三世
ああ、そうか。こういうイメージがあれば、使役動詞の「get」も捕まえやすいということですね。
乱三世
そう。小説の適当なサンプルがなかったから、「get」自体のイメージを説明したけど、他の単語との違いは明確だと思う。
 
 
 
 
 

使役動詞「let」「make」「have」「get」のまとめ
高橋
「make」 (「let」/「have」/「get」)+目的語+原形不定詞(動詞の原形と考えてOK)の形で「~させる」という意味になる。

●「make」「無理やりに、強制的にさせる」。「force」のニュアンス

●「let」「することを許す」「することをゆずる」「自由に~させる」。「allow」のニュアンス

●「have」は仕事(職務)の関係などで「やってもらうのが当然だ」「それをするのが普通だ」といった常識が通用するなかで使われることが多い。「するはずのことなどをさせる、してもらう」

●「get」「説得などをして、~させる」「なんとかしてもらう」

 
 
 
 
 
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●追伸

高橋
使役動詞のすみ分けを理解しておくと、特に長文などの読解の際により正確に意味をとることができるようになります。。
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