今さら聞けない?be known by/be known for/be known as/be known to

I’m not sure when the big temper tantrums started. My own memory of it is that Tommy was always known for his temper, even in the Infants,~
トミーのひどい癇癪がいつ始まったのかはわかりません。私の記憶では低学年のときからトミーの癇癪は有名だった気がします。
―カズオイシグロ『わたしを離さないで』より

 
 

ポイント!
「be known ~」の形は「~」に入る前置詞によって意味が変わる。特に注意が必要なのは「be known by」の形。
 
 

「be known~」は前置詞によって意味が変わる!

ウィッキー三世
「be known ~」と受け身になった形ですか?
乱三世
受け身の形で「by」 を使うと意味がとりにくくなるから、そういう意味ではやっかいな存在なわけだ。
ウィッキー三世
「be known to~」と「to」を使う形っていうのを高校生で習うんですよね。
乱三世
どういう意味?
ウィッキー三世
「~に知られている」っていうことですよね。
乱三世
「be known ~」でほかにもそれこそ「有名な」イディオムがあるけど、それはわかる?
ウィッキー三世
「be known for~」ですね。
乱三世
意味は?
ウィッキー三世
「be famous for~」っていうことですよね。
乱三世
「be known for~」で「~で有名な」「よく知られている」となるということだな。「be known」に「as」を付けた形というのも聞かれると思うけどこれは?
ウィッキー三世
もう前置詞の「as」そのままの意味でいいわけですよね。
乱三世
どういう意味?
ウィッキー三世
「be known as~」で「~として知られている」ということです。
乱三世
そう。基本的には難しく考えずに、前置詞の意味を考えればいいということになるんだな。「be known for~」だったら「~(が原因)で有名だ」となるということだし「be known to~」だったら「~知られている」となるということだ。まず、「be known for~」「be known as ~」「be known to~」のそれぞれの例を小説から引用してみたから、使い方の例として参照してみてほしい。

 
 

「be known for~」=「~(が原因)で有名な」/『わたしを離さないで』(カズオイシグロ)より

I’m not sure when the big temper tantrums started. My own memory of it is that Tommy was always known for his temper, even in the Infants,~
※tantrums立腹、かんしゃく
※bad temper機嫌が悪いtemperかんしゃく

トミーのひどい癇癪がいつ始まったのかはわかりません。私の記憶では低学年のときからトミーの癇癪は有名だった気がします。

「be known as~」=「~として知られている」/『風の歌を聴け』(村上春樹)より

“An Englishman, Colonel Jim Corbett, who was known as the leopard exterminator, shot one hundred and twenty-five tigers and leopards, including that one, in eight years. So do you still love animals?”
※leopardヒョウ
「そして豹退治に呼ばれたイギリス人のジム・コルヴェット大佐はその豹も含めて8年間に125匹の豹と虎を撃ち殺した。それでも動物が好き?」
※日本語は村上春樹の文章をそのまま引用してあります。

「be known to~」=「~に知られている」/『ゴッドファーザー』(マリオ・プーゾ)より

“He has a record, he’s done two terms in prison, one in Italy, one in the United States, and he’s known to the authorities as a narcotics man.”
※narcotics麻薬
「彼は2度逮捕されて刑務所に入っています。一度はイタリアで、一度はアメリカで。麻薬関係の大立者と目されています。」

 
 

乱三世
紹介したなかで、とくにイディオムとして辞書(Collins cobuild)に紹介されているのは「be known for」になる。「If someone or something is known for a particular achievement or feature, they are familiar to many people because of that achievement or feature.」と「be familiar to」を使って端的に説明されているからすぐに頭に入ると思う。
ウィッキー三世
「be familiar to~」で「よく知られている」っていうことですね。
乱三世
特徴や達成したことなどがよく知れられている、つまり「~で有名だ」ってことだ。「be familiar to~」が出たからついでに確認しておくけど「be familiar with~」というのは意味が少し違っただろ?
ウィッキー三世
「精通している」っていうことですね。「よく知っている」ということです。
乱三世
そう。「be known」というのは「by」 を使うと意味がとりにくくなると最初に書いた、その部分に触れて今日は終わろう。

「be known by~」は「~で有名だ」とはならない

乱三世
一番よく引き合いに出されるのがおそらく『新約聖書』の『マタイによる福音書』から来ていると思われるこのフレーズになる。

 
 
A tree is known by its fruit.

 
 

ウィッキー三世
「その木は果実が有名だ」なんていう訳を当ててよく誤爆するやつですね。
乱三世
これは転じて「子を見れば親がわかる」ということわざでも通用するフレーズなわけだな。直訳は「木は果実によって知られる、判断される」とか「木は果実を見れば(名前が)わかる」なんていう風にできるということになる。
ウィッキー三世
こういうのはちょっと頭を使うことになりますね。TOEICではまず出ないでしょうけど。
乱三世
さっき『マタイによる福音書』云々言ったけど辞書の『Collins』に「The tree is known by its fruit」というフレーズを『マタイによる福音書』のものとして紹介しているんだな。『マタイによる福音書』の12-33に当たる部分だ。『新約聖書Ⅰ』(佐藤優解説)だと「木が良ければその実も良いとし、木が悪ければその実も悪いとしなさい。木の良し悪しは、その結ぶ実で分かる」の部分だな。
ウィッキー三世
「The tree is known by its fruit」で「木の良し悪しは、その結ぶ実で分かる」ですか。
乱三世
そう。
ウィッキー三世
「A tree is known by its fruit.」っていうのは要するにここから来て定着した、ということですか。
乱三世
おそらくはそう。これはもっと調べて必要だったらまたこのブログで報告してみよう。とにかく重要なことは「A tree is known by its fruit.」とあって「木が果実によって有名だ」という類の訳を当ててしまわないようにするってことだ。今日のまとめをしておくから参考にしてほしい。おしまい!
 
 
今日のまとめ
●「be known for~」「~(が原因)で有名な」
●「be known as~」「~として知られている」
●「be known to~」「~に知られている」
※「A tree is known by its fruit.」「子を見れば親がわかる」の意味のことわざ。
 
 

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2020年3月20日
 
 
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高橋
私は『ゴッドファーザー』という小説が好きで、そのオーディオブックを聞いていたらいつのまにかTOEICの点数が875点になりました(リスニングの最高点は480点)。英語は一番趣味に引き付けやすい科目です。好きなコンテンツを聞くだけでは点が伸びないという話をよく聞きますが、私の場合は問題集だけ解いていても眠くなるから点が伸びない、です。工夫次第でいくらでも「退屈」を葬り去ることができます。

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