due はTOEIC超頻出。押さえておくべき意味がこんなにある!

“My manager is due to retire in five months after twenty-two years of loyal service and the assistant manager is also due for retirement very soon afterwards, so I’m looking for a new broom.”
うちの支配人は22年間の献身的な「奉公」を終えて5カ月後に退職することになっているし、副支配人もそのすぐ後に退職予定なので新しい責任者を探しているところなんですよ。
Jeffrey Archer KANE and ABEL

 
 

今日のポイント!
●「due」の広い意味は今日紹介するイメージを使うのがおすすめ!
●「予定」の意味はとても簡単に使いこなせる!

イメージは「未来に伸びた矢」

ウィッキー三世
「due」ですか?
乱三世
TOEICの超がつく重要単語だ。まずどんな意味が思い浮かぶ?
ウィッキー三世
一番よく目にするのは「期限」じゃないですか?
乱三世
形容詞で使って「支払いの期限がきた」とか「満期の」なんていう意味になるわけね。「due」っていうのはそもそもラテン語の「負った」というところから来ているんだな。だから、「負った」ところからの派生で考えていくとうまくいくはずなんだけど、「未来に矢印がきちんと伸びている」というのがこのブログではおすすめのイメージになる。
ウィッキー三世
「due to~」(=「することになっている」)もTOEICでは頻出ですけど、そういうところにもつながっていく感じですか?
乱三世
「期限」っていうのももちろん「未来に矢印が伸びている」最もたるものだし「することになっている」だったら同じようにこのイメージがぴったりくるというわけだな。まず「期限がきた」意味を村上春樹のエッセイから拾ってみよう。「The Birth of My kitchen-Table Fiction」というタイトルのエッセイからだ。

 
 
Since the payment was due the next day, it was truly a last-minute reprieve.(Strange events like this have happened at various junctures in my life.)
※reprieve刑執行の猶予、一時のがれ
支払い期限は翌日だったので、本当に土壇場で助かったわけだ(こういう奇妙な出来事は僕の人生の重要な局面でたびたびおこっている)。

 
 

乱三世
土壇場でなんで助かったかっていうと道に金が落ちていたっていうんだな。これはバーを経営しているときに経験した本人曰く「実話」を書いているということだ。
ウィッキー三世
たまたま道で金を拾ってなんとか次の日の支払いに充てることができた、ということですね。そういう奇妙な「幸運」が人生で度々あったと。
乱三世
「Since the payment was due the next day」なんていう使い方はこの「due」の意味の典型的な使い方になると思う。これで、「支払いが明日だから」となるということだ。例えば、村上春樹の『1973年のピンボール』にはDue: October 12」という表現も見ることができる。これはどういうことを意味しているかわかる?この小説は「僕」が友人と小さな翻訳会社をやっているという設定になっているけど。
ウィッキー三世
それは納期が10月12日だっていうことですね。
乱三世
そう。TOEICではいまだにこういう風に使っているのは見たことがないけど、いずれ目にするかもしれないから、覚えておきたいところだ。端的に締め切りの期限をこういう書式で表すことができるというのはとにかく重要になってくる。さっきお前が言った「することになっている」の意味は冒頭にあげた『ケインとアベル』の文章をもう一度見てみよう。

 
 
“My manager is due to retire in five months after twenty-two years of loyal service and the assistant manager is also due for retirement very soon afterwards, so I’m looking for a new broom.”
※new broomで(改革に積極的な)新任者
うちの支配人は22年間の献身的な「奉公」を終えて5カ月後に退職することになっているし、副支配人もそのすぐ後に退職予定なので新しい責任者を探しているところなんですよ。
 
 

ウィッキー三世
「be due to do」/「be due for~」と使って「~することになっている/予定になっている」という意味になるということですね。まさに「未来に向かってきちんと矢が伸びている」感じだと。
乱三世
この「することになっている」っていうのは言葉を変えるとどうなる?
ウィッキー三世
「予定」ということですよね。
乱三世
そう。会社の社長が秘書にその日の予定を聞くとするだろ?一番気になっている人との会見予定をあえて聞きたいとき、日本語では「彼は何時にくることになっている」だ。これを英語で尋ねるとするとどうなる? 「due」を裸で使って本当に端的に表現できるはずだ。
ウィッキー三世
「What time is he due?」でいいということですか。
乱三世
それでいいんだな。電車の予定だってこれで聞けるし、また次のような会話だってできるわけ。

 
 
“When’s the baby due, Anne?”
“Oh, not for another three months.”

赤ん坊はいつ生まれるんだい、アン?
三か月も先だわ。

 
 

乱三世
これも『ケインとアベル』からの一節だけど、おなかの大きい女性に予定日を聞きたいときに「When is the baby due?」とすればいいということだ。
ウィッキー三世
それでまさに「予定」を聞くことができるということですね。

由来はラテン語の「負った」。ここから出てくる意味は?

乱三世
さっき「due」はラテン語のどんな意味から来ていると言った?
ウィッキー三世
「負った」からですね。
乱三世
「負った」っていうのはよく「借金」にも使うと思うけど「due」にはまさに「借りている」っていう意味があるんだな。それから「支払われるべき」なんていう意味にもなったりもする。こういうのはさっき言った「未来に伸びている矢印」作戦で処理すべきものだ。「the money due to him」としたらどんな意味?
ウィッキー三世
「彼に支払われるべき金」ですか。
乱三世
そう。「することになっている」に近接してくるわけだ。ほかにも「支払いをするべき」、「そうすることになっている金」として「due」は「会費」っていう意味も持っている。これは「dues」と常に複数にして名詞で使われるからこの点に注意が必要だ。『ゴッドファーザー』から見てみよう。
 
 

And all through the years, lean and fat, Nazorine cheerfully paid his dues to the bakery union organized by the Don in his salad days.
※lean and fatうまくいっているときも悪いときも
ドンが青二才のときに組織したベーカリーユニオンへの支払いも長い年月の間どんなときでも欠かしたことがなかった。
 
 

乱三世
「salad days」っていうのはだいぶ前に取り上げたことがあるけど覚えている?
ウィッキー三世
これは人の「若くて経験がない」時期のことを指すんでしたね。
乱三世
そう。ドンがまだ「青い」時期にパン屋の組合を作って、その「会費」をナゾリーニっていうパン屋はどんなときでも払い続けたっていうのが上の文章だ。
ウィッキー三世
ポイントとしては「dues」と複数形になるところですね。
乱三世
そう。「会費」は複数形の「dues」だ。それと今日イメージとして取り上げた「未来に矢印がきちんと伸びている」というのは、わざわざ「きちんと」を入れてあるだろ?これは「due」には「proper」と同義になる意味もあるからなんだな。「proper」っていうのはどういう意味?
ウィッキー三世
「適切な」とか「相応な」という感じですか。
乱三世
この「適切」「相応」な感じが熟語にもなっているからこれも紹介しておこう。村上春樹の『1973年のピンボール』からだ。「in due course」として色々なところで目にするはずだ。

 
 
~ ‘every item was marked “ by such-and-such date” and stacked on the tray to the left, then, in due course, moved to the tray on the right.
~様々な文章が「何月何日」までという荷札を付けて左側の机に積み上げられ、しかるべき時の経過を経て右側に移った。
※日本語は村上春樹の原文をそのまま引用してあります。
 
 

乱三世
さっきこの小説の設定は「僕が」友達と翻訳会社をやっていると説明したけど、その作業の過程を独特な表現で説明しているのが上の文章だ。
ウィッキー三世
「未来にきちんと矢が伸びている」から「in due course」で「やがて」でいいわけですよね。
乱三世
村上春樹の文章そのままに「しかるべき時の経過を経て」でもいいし「そのうち」としても「適当なときに」でもとにかく「きちんと」していればいいということだな。

「due to」で「~のために」、その他の必須の熟語

ウィッキー三世
「due to」としてよく目にする使い方がありますよね。
乱三世
「~のために」っていうやつだろ?
ウィッキー三世
そうです。これは「due」の説明としては外せないじゃないですか。
乱三世
もちろんそれも重要なポイントだ。この使い方ならそれこそ「未来に矢印がきちんと伸びている」のイメージのまま入る、というのを村上春樹の『羊をめぐる冒険』から持ってきたので見てみよう。

 
 
In one sense, her disappearance was due to circumstances beyond my control. What’s done is done, that sort of thing.
彼女が消えてしまったのは、ある意味では仕方のない出来事であるような気がした。既に起こってしまったことは起こってしまったことなのだ。
※日本語は村上春樹の原文をそのまま引用してあります。

 
 

ウィッキー三世
due to circumstances beyond my control」の部分で頭に入れればいいということですか。
乱三世
まあ、「~のために」という意味自体がすでに入っている人には無用のことではあるとは思う。このdue to circumstances beyond my control」っていうのは「人知を超えた『事情』によって」ということのわけだ。そしてこういう使い方は本当によく目にするんだな。「LONGMAN」の辞書には「The 15:30 train to Sheffield has been cancelled due to circumstances beyond our control.」と出ている。これはどういう意味になる?
ウィッキー三世
due to circumstances beyond our control.」「やむを得ない事情により」っていう本当に日本語になじむ意味になるわけですね。「15時30分のシェフィールド行はやむを得ない事情によってキャンセルになりました」と説明していると。
乱三世
そう。この「due to」が使われている感じっていうのは、まさに「未来に矢印がきちんと伸びている」だと思うわけだな。
ウィッキー三世
もう「未来に矢印がきちんと伸びている」から、だから「仕方がない」んだっていう風になると。
乱三世
こじつけだな。覚え方なので、この部分は不要なら無視してもらってもちろんOK。ただdue to circumstances beyond our control.」という使い方だけは知っておいて損は絶対にないから「due to」とのセットで頭に入れるのがおすすめということになるな。最後にも一つ「with (all) due respect」っていう熟語を紹介して終わろう。『ハンニバル』からだ。
 
 
“I’m going to cut you loose. With all due respect, Doctor, if you fuck with me I’ll shoot you dead, here and now. Do you understand that?”
“Perfectly”

※here and now今この場で、即刻
「これからロープを気ってあげます。言わせてもらうけど、博士、もし変なことをしたらその場で撃ち殺すから。わかった?」
「完全にね」

 
 

ウィッキー三世
これは少しわかりにくいですね。日本語のどの部分ですか?
乱三世
ここでは「言わせてもうらうけど」っていうことになるな。「with (all) due respect」「しかるべき敬意をもって(指摘する)」ってことだ。ここでは「支払われるべき敬意」ってことだな。これまでの「due」の説明に寄せて言えば。
ウィッキー三世
「指摘する」ってことはネガティブなことなどをってことになるんですか?
乱三世
相手を「非難する」ときなんかに頭につけるわけだな。この場面はスターリングがレクターを助け出すところだけど「変なことをしたら殺すから」というきつい言葉の頭につけて「言わせてもうらうけど」というニュアンスを出しているということになる。今日の「due」は「未来に矢印がきちんと伸びている」イメージというのをぜひ活用してほしい。おしまい!

 
 

dueのまとめ
●期限のきた→TOEIC必須です!
●到着する予定で→TOEIC必須です!
●~することになっていて(=due to do)→TOEIC必須です!
●適当な、正当な、相応の(=proper)
●~のために(=due to)→TOEIC必須です!
●借りがある
●会費(=dues)
●やがて/時がくれば(=in due course)
●しかるべき敬意をもって(指摘する)(=with due respect)
 
 

英単語はこう覚える! 本当に効率的なのはこの覚え方です!

2020年3月20日
 
 
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高橋
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●追伸

高橋
「due」には副詞の使い方もあります。「東」「西」「南」「北」につけて「正」、「真」という意味になります。「due north」だったら「真北に」という意味です。

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