subject to~で嫌な目に合わないために subjectのポイントはここ!

Once winter vacation was over, all our P.E. classes were devoted to training us for the annual school marathon. That first year, I was subjected to a constant stream of abuse from Kawasaki.
冬休みが終わると、体育の授業は、すべてロードレースの練習となる。一年の時、僕はカワサキから罵声を浴び放しだった。~村上龍『69』より

 
 

今日のポイント!
「subject to~」には覚えておきたい意味が4つあります!
●影響を受ける(受けやすい)
●ルールに従って
●(嫌な目に)合わせる
●~の条件で

subjectは「~の対象」と考える!

ウィッキー三世
「subject」は「sub」が付いているから「下」とか「副」とか「代理」とかそういう系統のものとして考えればうまくいくんじゃないですか。
乱三世
これはラテン語の「下に投げられたもの」の意味から来ている単語になる。国王がいる国の「臣下」なんていう意味はこのイメージそのままだと思う。ただ覚え方のコツは投げられた先の「対象」を意識するということだ。例えば、議論や研究の「対象」をなんて言う?
ウィッキー三世
「主題」とかですか?
乱三世
そう。それが写真の「対象」になったらどうなる?
ウィッキー三世
「被写体」ですね。
乱三世
絵の「対象」だったら「題材」とか「画題」なんてなるし、学校での勉強の「対象」となれば「学科」、実験の対象だったら「被験者」となるわけだ。普段このブログでは生きた文脈から拾ってくることをいつもすすめていて、それを実践しているけど、この「subject」に関して言えば『羊たちの沈黙』のこの会話がドンピシャ!ということになる。

 
 

私は「subject」はこれで頭に入れています!

Clarice Starling felt a glad knocking in her chest and some apprehension too.
“Who’s the subject?”
“The psychiatrist-Dr. Hannibal Lecter,” Crawford said.
A brief silence follows the name, always, in any civilized gathering.

※apprehension不安、心配
クラリス・スターリングは喜びで胸が高鳴るのを感じるとともに不安も感じた。
「対象は誰なんです?」
「精神科医のハンニバル・レクター博士だ」
少しでも教養のある人間の集まりではいつもそうだが、その名前がでるとしばらく沈黙が続く。

 
 

乱三世
訓練生であるスターリングが上司のクロフォードから収監中の「人食いレクター」を訪ねるように指示を受けたまさにその場面になるな。
ウィッキー三世
レクターが調査を拒んでいるので、直接会って依頼してくるように指示している場面ですね。
乱三世
その調査のまさに「対象」がレクターなんだ、ということだな。「subject」という単語の肌触りみたいなものがよく表れている文章になると思う。
ウィッキー三世
これがこのブログで一番推す「subject」の例となるわけですか。
乱三世
その調査の相手が人を何人も食い殺してきた殺人鬼だと知ったときの動揺みたいなものを一緒に味わえばまず忘れることはないわけだ。

形容詞、動詞の「subject to~」は注意が必要

ウィッキー三世
「subject」が形容詞や動詞になったときに少し注意しておきたい意味があるんですよね。
乱三世
TOEICでも文中でよく見かけるのは「subject to~」としてあるものだな。まあ形容詞や動詞になることがあるっていうことも含めて例を引っ張ってくれば済む話ではある。例えば『ゴッドファーザー』に出てくる最強の殺し屋を評した表現を取り上げるとこんな風に出ている。

 
 

「服従して」の意味になります!

The man was like a natural force, not truly subject to control. He had to be handled as gingerly as dynamite.
※gingerly非常に慎重な
「力」そのもののような男だから制御が効かない。ダイナマイトを扱うような繊細さが必要となるのだ。

 
 

乱三世
「control」は「支配」だから、その支配の「影響を受けない」あるいは支配に「服従しない」ということになるわけだな。
ウィッキー三世
文章は否定文なので、要するに「subject to」で「影響を受ける」「服従して」とかという意味になるということですか。
乱三世
そう。形容詞の「subject」が「be subject to~」と使われると「影響を受ける(受けやすい)」「服従して」という意味になるということだ。これなんかはさっきの「対象」っていうのを思い出せばそんなに問題ないだろ?「臣下」の意味の「subject」を思い出してもいいわけだ。そして動詞の「subject」になるとこんなものがある。冒頭で引用した村上龍の『69』の文章だ。

 
 

「subject to~」で「(嫌な目に)合わせる」という意味になります!

Once winter vacation was over, all our P.E. classes were devoted to training us for the annual school marathon. That first year, I was subjected to a constant stream of abuse from Kawasaki.
※P.E.=Physical Education
※constant stream ofひっきりなしに
※abuse罵る、誤用する、悪用する、虐待する

冬休みが終わると、体育の授業は、すべてロードレースの練習となる。一年の時、僕はカワサキから罵声を浴び放しだった。
※日本語は村上龍の原文をそのまま引用してあります

 
 

乱三世
「I was subjected to a constant stream of abuse from Kawasaki.」でどうなっている?
ウィッキー三世
「カワサキから罵声を浴び放しだった。」ですね。「abuse」ってTOEICだと「誤用する」の意味でよく出ますけど、この場合は「ののしる」ってことになるわけですか。
乱三世
そこも注意しておくといい。「subject to」は「be subjected to」と受け身にして「(嫌な目に)合う」という意味だ。「constant stream of」で「ひっきりなしに」ということ。だから「I was subjected to a constant stream of abuse from Kawasaki.」で「カワサキから罵声を浴び放しだった。」という意味になるわけだな。
ウィッキー三世
これも「subject」の本義を考えればそれほど特異な意味とはならないような気がしますね。
乱三世
ただ注意は必要だな。体育を毛嫌いしていてまともに走らない主人公の「ケン」が体育教師から「罵られている」様子を浮かべる、つまり場面で拾うのがこういうものは一番いい。それから最後に前置詞のように「句」をつくる「subject to」というのがあるから辞書(Collins cobuild)で見てみよう。

 
 

「subject to」で「~の条件で」という意味になります!

If an event will take place subject to a condition, it will take place only if that thing happens.
 
 

乱三世
これは「その条件のときに」「~の条件で」ということになるわけだな。よく前置詞を頭にいただいて句をつくることがあるけど、この「subject to」も同じように働くから、この点は注意が必要になってくるな。
ウィッキー三世
どういう意味ですか?
乱三世
例えば「In addition to」ってどういう意味だった?
ウィッキー三世
「~に加えて」ですね
乱三世
『ゴッドファーザー』の中に「In addition to this Sonny was under the enormous strain of being a marked man.」(これに加えてソニーは敵に狙われているため特別な緊張下にあった)という文章があるけど、これは「In addition to this,~」とカンマをつけて句(主語、述語がない形)を作ることもできるだろ?
ウィッキー三世
「subject to」も同じように働くということですか。
乱三世
研究社の辞書から借りるとSubject to your consent, I”ll try again.」(承諾いただけるならもう一度やってみます)という風になる。前置詞句を作ることがあるということだな。今日は「subject to」の意味を4つ欲張って紹介してみた。基本は冒頭で触れた「対象」ということだ。これを意識して頭に入れてほしい。
 
 
「subject to~」の注意したい意味
●影響を受ける(受けやすい)→形容詞(be subject to~)
●ルールに従って→形容詞(be subject to~)
●(嫌な目に)合わせる→動詞(受け身のbe subject to~が通常の形)
●~の条件で→前置詞のような働きをする

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2020年2月29日

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