
こんにちは高橋です。TOEIC初の模擬試験が実施されましたね。私もプリントアウト時に問題を見ないようにして定時に受けてきました。素点はリスニングが94点。リーディングが85点(塗り絵9問。9問は間違いとしてカウントしました)でした。スコア換算するとだいたい850-895ということになりそうです。いつものように少し問題の中身にも触れてみます。


2020年11月15日のテストで900点をこえました!
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リーディング9問塗り絵

パート1、2は取りこぼしなしじゃないですか。

今回パート1、2はそんなに難しくなかったんじゃない?

質問に対して質問で返すような形式に慣れてきた人もいるかもしれないですね。特にパート2の応答問題に関しては。

そういうこともありうるね。リーディングの単語のレベルに関しては、すごく高いところを要求されているという感じではなかったと思う。少なくともこのブログを定期的に読んでくれている人ならば、見当もつかないという単語は一つもなかったはずだ。

目についたのは「reference」ですかね。少し前にポイントだと言った意味が二つともリーディングセクションで出ていましたね。

そう。まず一つは「testimonial」と同義になる意味が出ていた。これはどんな意味?

「reference」で「推薦」「推薦状」なんていう意味になるんでしたね。TOEICを受けるまで海外では前職の上司からの「reference」が必要になるとは知らなかったですよ。

転職の際に必要な身元の確認とか「ability」(=能力)に関する証言のことを指すんだったな。この意味での「推薦人」のことも「reference」だ。これはリーディングの165-167の問題で出ていた。辞書を引くと本当に端的に説明されている。
A reference is a letter that is written by someone who knows you and which describes your character and abilities.When you apply for a job, an employer might ask for references.

「推薦人」の「reference」はイギリスではなんていうか覚えている?

「referee」ですね。

「レフリー」っていうのは権限を委託されている感じがあるということだったわけだな。それから「181-185」で「for future reference」が出ていただろ?以前の記事では『ゴッドファーザー』の伊達男ジョニー・フォンティーン(モデルはフランク・シナトラ)に関わる印象的な場面から抜いたこんな文章を紹介したわけだ。
He gave her a faint smile of acknowledgment and she stared at him with frank invitation. He filed her away for future reference, then followed the others into the sick man’s room.
ジョニーが軽く微笑むと彼女は誘うような調子で彼をじっと見た。ジョニーは将来の何かのときのために彼女のことを「記憶」した。それからみんなに続いて病人の部屋に入った。

「for future reference」っていうのはどういう意味だった?

これは「将来の参考のために」「後日のために」ってことですね。

そう。「reference」の中心になる意味をわかっていれば、ちゃんと出てくる意味だと思う。それから今回は「as of」っていうのが2回出てきただろ?例えば「As of December 13,~」だったらどういう意味?

「12月13日以後は」ということですね。その日を基点に「それ以後は」っていうことになります。

これはイギリスだったら「as from」となるからこっちで覚えたほうがニュアンスをより理解しやすいんじゃないかと思う。「as of」 が出たのは「124」と「139-142」の問題だ。この「139-142」では「so far」っていうのもあったけど、これは?

「現在のところ」ってことですね。

この「139-142」の問題では、「so far」のすぐあとに「as of 」が出てきたから、両者の意味をしっかり理解できていないと、ちょっとスピードが落ちるところだったと思う。
速く読む練習をするべきか?

今回もリーディングは9問余らせてしまったわけですよね。

そうね。

速く読む練習をしたほうがいいんじゃないですか?

時間を測って自分の読む速度を知っておくというのはいいとは思うけど、速く読む訓練っていうのには反対なんだな。

なぜ?

結局速く読めないのは、単語がわからなかったり文法がわからなかったりして速度が落ちるからだな。要するに目の動きの問題ではなくて「理解の問題」なわけ。そうなるとやるべきことっていうのは、目が速く動くようにするとかそんな類の訓練ではなくて、より多くの「理解」を仕入れておくってことになるはずなんだな。例えば今回の「reference」の意味をそもそも知らなければ、速度は必然的に落ちるわけ。

TOEICでは「後日のために」(=「for future reference」」や「推薦人」「推薦状」なんていう「reference」の色々な側面を聞いてくるわけですね。

TOEIC用の処世術としてはそういう問題の「傾向」をしっかりつかんでおくということぐらいだと思う。そういう意味では英英辞典の使い方というのも一つポイントになってくるはずだ。今日はここまで!
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●追伸

リスニングは頑なに好きなコンテンツを聞くことばかりしています。コンテンツとは小説や映画、ドラマのことです。単語や熟語がどんなストーリーの中で語られていたのか、ということが、英語学習には極めて重要です。私のリスニング対策はまさにこうしたコンテンツを聞くことのみでテスト対策まったくなし!です。リスニングの勉強ということではこれが間違いなく最強です。