TOEICで必要なwouldをおさらいしました!~仮定法と丁寧な表現の関係について~ 

高橋
今日はTOEICに出る「would」をまとめてみました。このブログではめずらしくTOEICの公式問題集の実例も引用してあります。重要なのは仮定法の「would」です。この使い方を理解すると、なぜ「would」が丁寧な表現なのかがわかります。

 
 

とても重要! 仮定法の「would」

ウィッキー三世
今日は「would」ですか?
乱三世
いっぱい意味があるけど、今回はTOEICで注意しておいたほうがいいやつを復習しておこう。
ウィッキー三世
リスニングですよね。「would」を多く聞くのは。
乱三世
そのリスニングで問われる意味っていうのもこれを理解しておけば簡単だっていうのがあるんだな。まずそれに触れよう。前にもやった仮定法だ。
ウィッキー三世
仮定法は何回かに分けてやりましたけど、それを思い出せば会話表現の「would」もちょろいということですか?
乱三世
とりあえず、今日はTOEIC公式問題集2のリスニング問題を見てみよう。パート2の応答問題からだ。答えとその根拠も考えてほしい。

 
 
You haven’t seen my mobile phone anywhere, have you?

(A) I’ve been there before.
(B) I’d check in the break room.
(C) I don’t know her number.

 
 

乱三世
答えはわかる?
ウィッキー三世
(B)の I’d check in the break room.ですよね。
乱三世
なんで?
ウィッキー三世
さっきポイントになると言った仮定法ですよね。「You haven’t seen my mobile phone anywhere, have you?」(=私の携帯電話をどこかで見ませんでしたか?)と聞かれて「I’d check in the break room.」(私だったら休憩室を調べますよ)って言っているわけですよね。
乱三世
そう。「I’d check in the break room.」っていうのは仮定法で肝心になる部分が抜けているけどこの場合は何が抜けているんだった?
ウィッキー三世
「If I were you,」ですね。
乱三世
そう。「I’d check in the break room.」で「私だったら~」という意味だけど正確にはIf I were you, I’d check in the break room.」というのが省略なしの形で「私があなただったら休憩室を調べてみますよ)となるということだ。この「仮定法」っていうのはつまりどういうものだったの?
ウィッキー三世
「仮定法過去」だったら「現在の事実とは違うこと」とか「可能性のとぼしいこと」を想像するときに使う表現でしたね。
乱三世
「私はあなたではない」わけだ。だから文法上の規則として「If I were you,~」とするということだったわけだな。
ウィッキー三世
この「if」が省略された仮定法の「would」の使い方っていうのがまずポイントになるわけですか?
乱三世
大変重要です!ってことになるな。繰り返しだけど会話では「If I were you,~」といった前提は省略されることが多いから気をつけなければいけないということだ。それと「Would you like to~」という会話表現がなぜ相手に対して丁寧にたずねることになるのかというと、それはこの仮定法から来ている表現だから、というのも大事なポイントだ。
ウィッキー三世
「もし~だったら」と仮定法を使って「間接的に」聞いている、つまり遠回しにたずねているから丁寧になる、ということですか。
乱三世
そう。こういう前提を確認したうえで、TOEICに出る会話表現というのを少し見ていこう。

相手の意向を丁寧に聞く「Would you like to~」

Would you like a chair?”
椅子がいりますか?

乱三世
上の表現は『羊たちの沈黙』から抜いたものだけど、これをもっとぞんざいに聞くとどうなるの?
ウィッキー三世
丁寧な表現をなくせば「椅子がほしいの?」と言っているわけですよね。
乱三世
それを英語にするとどうなる?
ウィッキー三世
「Do you want a chair?」ですか。
乱三世
その表現を丁寧に言ったのが「Would you like a chair?」だということだな。「I would like to~」というのは「want」を丁寧にしたもんだって習ったと思うけど、なんで丁寧なのかと言ったらそれは仮定法から来ているからなんだな。
ウィッキー三世
これもつまりは「If」で始まる前提を抜いて間接的に言っていると。
乱三世
そう。だから「丁寧に」聞いているということになるわけ。「Do you want a cup of coffee?」を丁寧に言うとどうなるわけ?
ウィッキー三世
Would you like a cup of coffee?」ですね。
乱三世
「Do you want a cup of coffee?」と聞かないで、「Would you like a cup of coffee?」とすれば、TOEICでもよくでる表現になるわけだな。 ちなみに「Would you like a cup of coffee?」は「Would you like (to have) a cup of coffee?」という形と考えていいものだ。「Would you like to do~?」っていうのは日本語にするとどうなると教わった?
ウィッキー三世
「~はどうですか?」と丁寧に聞いたり、あと「~しませんか?」と勧誘する表現にもなったりしたと思います。
乱三世
これは、日本語のニュアンスが違ってきて混乱するかもしれないけど、間接的に尋ねている、つまり相手の意向を丁寧に聞いているということを頭にいれておけば基本は問題ないんだな。念のため公式問題集の「パート2(応答問題)」の部分から引用したから見てみよう。
 
 

公式問題集4より

Would you like to try the chicken or the beef curry?
(A) I’ll pay with a credit card.
(B) It’s too heavy to carry.
(C) Is there a vegetarian option?

公式問題集5より

Would you like to go with us to a music concert tonight?
(A) That shop sells pianos.
(B) My project deadline’s tomorrow.
(C) I bought some lights.
 
 

乱三世
上の問題のWould you like to try the chicken or the beef curry?」というのは「鶏肉のカレーを召し上がってみますか、それとも牛肉のカレーにしますか?」とまさに相手の意向を丁寧に聞いているわけだな。答えはどれ?
ウィッキー三世
(C)の「Is there a vegetarian option?」ですね。
乱三世
最近本当に多い、質問には直接答えずに、質問で返すパータンだな。重要なのは「Would you like to~」で相手に丁寧にたずねているんだということを瞬時にわかるようになるということだ。下のWould you like to go with us to a music concert tonight?」というのは?
ウィッキー三世
「今夜、音楽会へ行きませんか?」と丁寧に誘っているわけですね。
乱三世
そう。答えはどれになるの?
ウィッキー三世
(B)の「My project deadline’s tomorrow.」ですね。これも問いかけに対してきちんと答えないで、暗に締め切りがあるから無理だと言っているわけですよね。こういう問題がとにかく多い気がします。
乱三世
Would you like to go with us to a music concert tonight?」で「どうですか?」と勧誘している表現となるとは思うけど、あくまで、丁寧に相手の意向を聞いているということを落とさないことだ。
ウィッキー三世
仮定法があってそこからの流れで丁寧に聞いているんだ、ということを落とさないということですね。
乱三世
そう。例えばちょっとひねって間に「me」を入れる形もあるけどこれも意識する部分は一緒だ。『羊たちの沈黙』から見てみよう。
 
 
“How do you get into that, being a FBI agent?”
“You have to go to college first, Stacy.”
“That’s tough to pay for.”
“Yeah, it is. Sometimes there are grants and fellowships that help out, though. Would you like me to send you some stuff?”
※fellowship研究奨学金
「そこにはどうやって入るの? FBIの捜査官になるのに?」
「まず大学に行く必要があるよ。スティーシー」
「お金がかかるわね」
「そう。ただ補助金や奨学金で援助してもらえることもあるわよ。資料をおくりましょうか?」
 
 
乱三世
相手がFBIの捜査官に興味を示したから、奨学金の存在も教えてWould you like me to send you some stuff?」(=資料を送りましょうか?)と丁寧に聞いているわけだ。
ウィッキー三世
これは「me」が入って「私が~しましょうか?」と相手に丁寧にたずねているということですね。
乱三世
そう。これだって結局は相手の意向を丁寧にたずねていることに変わりはないということだな。例えば同じ『羊たちの沈黙』にある「Would you like for him to like you?」というレクターのセリフはどんな意味になるかわかる?
ウィッキー三世
「彼が君を好きなってほしいですか?」という感じですか?
乱三世
間に「for him」と入っているから「彼がそうするのを望むのか」、つまりもっとくだけて言ってしまえば「君は彼に好かれたいか?」と聞いているわけだ。難しく聞こえるかもしれないけど、これだって「誰がするのか」は別にして単に相手の意向を確かめていることに変わりがないということなんだな。
ウィッキー三世
最初のうちは「would」が何を意味をしているのか、ここを繰り返し確認していくことが重要だということになりそうですね。
乱三世
ほかにも公式問題集から拾える表現として下のようなものがあったけど、これも考えた方はまったく同じだということだ。
 
 

「would rather do ~」=「~するほうがよい」(公式問題集1)

Would you rather drive to the game or take the train?
その試合に車で行くほうがよいですか、それとも電車に乗りますか。

「Would you be interested in ~?」=「興味はおありですか?」(TOEIC公式問題集)

Would you be interested in joining the hiring committee?
雇用委員会への参加にご興味はあおりですか。

 
 

相手に丁寧に頼む「Would you~?」

乱三世
単に「Would you~?」と聞いたらどういう意味になるの?
ウィッキー三世
「お願いできますか?」「していただけますか?」ってことですね。
乱三世
これは相手に丁寧に「依頼」をしているわけだな。「could」と同じだと考えてももちろんいい。『羊たちの沈黙』からサンプルを持ってきてから見てみよう。
 
 
“Are you about a fourteen?” he said.
“What?”
Would you hand me that rope? It’s just at your feet.”
「君はだいたい14くらいか?」彼は言った。
「なに?」
「そのロープを取ってもらってもいいかい? 君の足元にある」
 
 

乱三世
バッファロービルが議員の娘を誘拐する場面からだ。映画にもなっているから知っている人もいると思う。Would you hand me that rope? It’s just at your feet.」と聞いたまさにこの後にギブスをはめた手で後頭部を殴ってそのまま連れ去ることになる。
ウィッキー三世
「Are you about a fourteen?」というのは服のサイズを聞いているんですよね。自分の理想のサイズかどうかたずねていると。
乱三世
そう。さっきの「Would you like~」が相手の意向を確かめるんだとしたら、「Would you」は相手に対して直接「してくれ」と頼むことになるわけだな。
ウィッキー三世
「I would like to~」がしたいを丁寧にした形なんだから、「Would you like~?」で相手に「~したいか?」と丁寧にたずねることになるけど、「Would you~?」は相手がするように「頼む」表現になるということですね。
乱三世
まあ、これも今日ずっと繰り返してきたことをもう一度言っておしまいということになるな。つまり「would」というのはもともと仮定法から来ているから相手に対して丁寧に「聞く」言い方なんだ、ということだ。
ウィッキー三世
とにかくそこをおさえておけば、後は慣れということですか?
乱三世
このブログではずっと聞くことを勉強の主体にすべしと言ってきたけど、こういうのはまさに聞いて慣れていく典型だな。細かい意味というのは必ず文脈が教えてくれる。

番外編:過去を回想する「would」

乱三世
最後に過去の習慣「~したものだ」という意味になる「would」にもさらっと触れておこう。
ウィッキー三世
これは、もう受験では超が付くド定番ってやつですね。「used to~」との違いを答えさせる問題なんていうのもよく出ますよね。ただ、あまりTOEICではみかけないかな。
乱三世
さらっと触れると言ったのは、その「used to~」との違いについて説明されていることが私にはほとんど信じられないから、ということと、お前が言った通りTOEICではあまり見かけないからだな。
ウィッキー三世
「would」は状態を表す動詞と一緒に使えないけど「used to~」は状態を表す動詞、動作を表す動詞両方と一緒に使えるというやつですよね。それから「used to~」の場合は現在はそうではないという対照の気持ちを言外に含むとかいうのもありましたね。
乱三世
そういう細かいルールを受験用に教えるんだけど、それはいったん頭から外したほうがいいと思う。特に「would」の後に状態を表す動詞を取れないというのはあきらかに間違いだな。どっちにしろTOEICでは「used to~」と「would」の違いについて質してくるなんてことはないから、安心して「would」がどういう意味になるかだけ覚えておけばいい。『スタウォーズ エピソードⅡ』 のパドメのセリフからだ。

 
 
“We would swim to that island everyday.”
あの島まで毎日泳いだものよ
 
 

ウィッキー三世
アナキンと話している場面ですね。一番いい時期の会話。
乱三世
「昔はよくそうしたものだ」ということを「would」を使って表しているわけだな。辞書(Collins cobuild)にもう少し教えてもらうとこういうことになる。

 
 
You use would to talk about something which happened regularly in the past but which no longer happens.

 
 

乱三世
「過去には定期的に起こっていたことで今では起こらないこと」を表すときに「would」を使うということだ。「Sunday mornings my mother would bake. I’d stand by the fridge and help…」と例文が出ているけどこれはわかる?
ウィッキー三世
「母親が日曜日によくパンを焼いていた。僕はよく冷蔵庫のそばに立って手伝った」みたいな感じですか。
乱三世
過去の習慣を表しているということをおさえておけばここではOKだ。ちなみにこの辞書では「= used to」と簡単に説明されている。だから違いはそれほど気にする必要はないということだ。TOEICに出る「would」を下にまとめておいたから参考にしてほしい。

 
 

「would」のまとめ
●「I’d check in the break room.」(=私だったら休憩室を調べます)という表現のように「If I were you,」という前提が省略されている文章が多いので注意が必要
●「would」が丁寧なのは仮定法から来ているから
●「Would you like to~?」→相手の意向を丁寧にたずねる表現
●「Would you~?」→相手に丁寧に頼む表現
●「We would swim to that island everyday.」(=あの島まで毎日泳いだものだ)のように過去の習慣を表す表現にも使える

 
 

英単語はこう覚える! 本当に効率的なのはこの覚え方です!

2020年3月20日

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高橋
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●追伸

高橋
リスニングは当たり前ですが英語で聞くことで点数が伸びます。聞き方のコツはとりあえずこの記事を参照してみてください。リスニングの点数が「480」(トータル最高875点)になったときに書いた記事です。

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2020年2月29日

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