givenがとても大事なわけを説明します!

高橋
こんにちは高橋です。
今日は「given」を取り上げてみたいと思います。もちろんあの「give」の過去分詞形が「given」ですね。中学生で習うのにわざわざ触れてどうするんだ、と思う方もいらっしゃるもしれませんが、「given」は独立した単体として扱っておかないと試験で痛い目に合う可能性が大いにある単語です。
その理由を説明してみましょう。

given=consideringになります!

ウィッキー三世
今日は「given」ですか?
乱三世
中学1年生で習う単語だろ?
ウィッキー三世
「give」の過去分詞形として習いますね。
乱三世
こういう中学1年生で習う単語の「馴染みのない使い方」っていうのがテストを作る方としては最も「美味しい」ネタになるんだな。
ウィッキー三世
受ける方にとっては頭が痛い問題ですね。
乱三世
だからその裏をかいて、テストを受ける方にとって「美味しい」ネタに変えてしまえばいいわけ。
ウィッキー三世
「given」もそういう「美味しい」ネタの一つだということですか。
乱三世
そう。少なくとも3回くらいは味わえるネタになるはずだから、今日はそれを紹介してみよう。まずは村上春樹の『羊をめぐる冒険』の英訳から使い方を教えてもうおう。
 
 

「given」をこう使っています!

Given the foliage, the season was probably spring. Snow lingered on the mountain peaks in the background, in the folds of the mountainside as well.
※lingerぐずぐずする、居残る
葉の繁り具合から見ると、季節は春のように見えた。背後の山の頂きにはまだ雪が残っていた。中腹の谷あいにも幾らか残っている。
※日本語は村上春樹の原文をそのまま引用しています

 
 

乱三世
これは、主人公の「僕」が一緒に働いている相棒の机の上にあったグラビア・ページを見ながら、掲載されている写真について描写している場面だ。その季節を「foliage」(=草木の葉)から推測しているわけだけど、そこになめたら痛い目に合う「given」が出てきているということだな。
ウィッキー三世
「葉の繁り具合から見ると」という日本語が「Given the foliage」になるということですか。
乱三世
「葉の繁り具合から見ると」っていうのは具体的にどういうことなの?
ウィッキー三世
それを「考えると」ってことですね。
乱三世
そう。辞書(Collins cobuild)に聞いてみるとこう端的に説明されている。
 
 

givenの意味がこう出ています!

If you say given something, you mean taking that thing into account.
 
 

乱三世
「take into account」ってどんな意味だった?
ウィッキー三世
「考慮に入れる」なんて意味ですね。
乱三世
「given」「~ということを考えれば」っていう前置詞になるということなんだな。例えば他の小説の実例にあたるとこんなものもあるからこっちも参照しておこう。『Never Let Me Go』(『わたしを離さないで』)というKazuo Ishiguro(カズオイシグロ)の代表作からだ。

 
 

givenがこんな風にも使われています!

Looking back now, I can see we were pretty confused about this whole area around sex. That’s hardly surprising, I suppose, given we were barely sixteen.
いま思うと、わたしたちはセックスとその周辺の事柄についてとても混乱していました。もちろんほんの十六歳ですから、当然といえば当然かもしれません。
※訳は土屋政雄氏のものをそのまま引用しました

 
 

乱三世
「That’s hardly surprising, I suppose, given we were barely sixteen.」っていうのは土屋氏の訳だと「もちろんほんの十六歳ですから、当然といえば当然かもしれません。」としてあるけど、ようするに「それは驚くことではないと思う。わずか16歳という年齢を考えれば」という意味になるわけだな。
ウィッキー三世
16歳という年齢を「take into account」したということですね。
乱三世
そう。それとこのカズオイシグロの例だと「given」の後ろに文章が来ているのでいわゆる分詞構文の形に近いと思う。ただTOEICの問題集のほとんどが前置詞とだけ説明しているので、前置詞として頭に入れておけば間に合うはずだ。
ウィッキー三世
「考慮に入れる」ってことになると「considering」っていうTOEIC必須の単語が浮かびますけど同義語と考えていいんですか?
乱三世
ほぼ同じものだと考えていい。「considering that」という使い方があったはずだけど「given」にも「given that」として後ろにS+Vの文章が来る形があるんだな。特に「that」を伴ったときは完全に同義語となると言っていい。

given=particularとなります!

ウィッキー三世
次もまたなかなか出てこない意味ですか?
乱三世
こっちはまったく想像できない、というものではないと思う。ただし知らないと文章を読んだとき違和感を感じるのは同じだ。形容詞としての使い方になるから例文を見てみよう。村上春樹の『1973年のピンボール』の英訳からだ。

 
 

givenが形容詞として使われています!

On any given day, something can come along and steal our hearts.It may be any old thing~
ある日、何かが僕たちの心を捉える。なんでもいい、些細なことだ。
 
 

乱三世
これは、日本語の「ある日」っていうのを「On any given day」としているわけだな。この文章ではわかりにくいかもしれないけど、ここでの「given」というのは「特定の」っていうことだ。となると「On any given day」っていうのはどういうニュアンスになる?
ウィッキー三世
難しいですけど「任意のある決まった日」という感じですか?
乱三世
例えばこの「given」の例文を辞書(Collins cobuild)から引っ張ってみると「In chess there are typically about 36 legal moves from any given board position…」と出ている。この場合の「from any given board position」っていうのは「(いくつかある)ボード上のある特定の場所から」ってことだ。
ウィッキー三世
「On any given day」っていうのも考え方は同じことですか。
乱三世
小説のよい例文がなかなか見つからなくて、しかも辞書の例文もこんなのだったから、説明が難しかったかもしれないけど「given」が「particular」と同じ意味になるというのがここで言いたいことだ。念のためこの「given」の説明自体もCollins cobuildから引用しておこう。
 
 

「particular」の意味は辞書でこう説明されています!

If you talk about, for example, any given position or a given time, you mean the particular position or time that you are discussing.
 
 

乱三世
「particular」という同義語そのものを使って説明しているのが確認できると思う。「particular」=「given」と覚えておこう。

given name=personal name です!

乱三世
今日紹介したい最後の「given」は「given name」として使われるものだな。
ウィッキー三世
これは、ほとんど聞いたことがないですね。
乱三世
見出しに書いたけど「personal name」と同じ意味になる。「personal name」ってTOEICの試験では別の言い方で聞かれるだろ? 問題用紙と解答用紙に記入するところに書いてあるのは何?
ウィッキー三世
「first name」ですね。
乱三世
それは日本語だとどういう意味なの?
ウィッキー三世
いわゆる「名前」ですね。「名字」ではない「下の名前」。
乱三世
「名字」は英語でどう言う?
ウィッキー三世
「family name」ですね。
乱三世
別の言い方もあったと思うけどそれは?
ウィッキー三世
「last name」ですね。
乱三世
そう。「given name」=「personal name」=「first name」となるということだ。「family name」のほうも一応同じように「=」で示すとどうなる?
ウィッキー三世
「family name」=「last name」ですね。
乱三世
日本語の場合「名前」が後に来るから「名字」に対して「last name」って言われると一瞬「あれ?」ってなる人も多いと思うんだな。
ウィッキー三世
日本人として助かるのはそうすると「given name」=「personal name」/「family name」の組み合わせということになりますね。
乱三世
せっかく「given name」っていう使い方があるからこれを間にかませて「personal name」=「given name」=「first name」としてもいいと思うけど、これは覚えやすいようにというところだな。この使い方もちゃんと小説から拾ってあるので参照してみよう。村上龍の『69』の英訳からだ。

 
 

given name=名前(いわゆる下の名前)の意味です!

Dear Hide-bo. How are you?(Iwase’s given name was Hideo.) I’m listening to a session by Booker Little and Eric Dolphy as I write this.
ヒデ坊元気ですか? 岩瀬は秀男という名前だ。あたしは今ブッカー・リトルとドルフィーの合奏を聞きながらこの手紙を書いています、~
 
 

乱三世
岩瀬という登場人物が女の人からもらった手紙について書いていて「ヒデ坊」という呼び方について注釈をつけているわけだな。
ウィッキー三世
秀男という名前(=given name)だから、「ヒデ坊」であると。
乱三世
そう。紹介した3つの「given」はどれも必須だから今日で頭に入れてしまおう。「まとめ」も参考にしてほしい。
「given」のポイント!
●考慮に入れれば=considering (that)
●特定の=particular
●名前=「given name」=「personal name」=「first name」
 
 

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高橋
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●追伸

高橋
「given」には比較的硬い表現で「~しがちで」という意味もあります。辞書(Collins cobuild)には「If you are given to doing something, you often do it」という風に説明されています。これなども意表を突かれる意味の1つですがTOEICではまず見かけません。

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