feature film
TOEICで「feature」と聞かれればまず「特集記事」という意味や「呼び物」「目玉」といった意味が答えられないと失格ですね。
こういうものに加えて、ここではもう一つ落としたくない意味を紹介してみます。辞書(『collins cobuild』)で次のように説明される意味です。
A feature or a feature film or movie is a full-length film about a fictional situation, as opposed to a short film or a documentary.
これは「a feature」 (もしくは「a feature film」)とすると「長編映画」の意味になるということを言っています。
短編ではなく、またドキュメンタリーのようなものとも違い(「as opposed to a short film or a documentary.」)フィクションの長編を指すということですね。
TOEICでは「特集記事」、「目玉」に続いて大切な意味になります。
midnight
こんな単語誰でも知っているよ!
と怒られそうですがあなたの頭に浮かんだのが「真夜中」だったら和製英語の犠牲者かもしれません。「真夜中」は普通「in the middle of the night」と表します。
では「midnight」とはどういう意味なのかというと、ピンポイントでこの時刻を表します。
Midnight is twelve o’clock in the middle of the night.(『collins cobuild』)
「midnight」で「夜中」ではなくて「夜の12時」「24時」を指すということですね。
本番でケガすることにもなりかねないので、意味を正確に取れるようにしておきたいところです。
throw
これも「投げる」が想像できれば問題なさそうですが「cast」とほぼ同じ意味で使う「光・影を投げかける(落とす)」は知っておいたほうがいい意味です。またくだけた表現で使われるパーティーを「開催する・開く」という意味にも注意が必要です。
そしてTOEICでは特にこれです。
A throw is a light rug, blanket, or cover for a sofa or bed.(『collins cobuild』)
※rug敷物、じゅうたん、ひざかけ、
「柔らかい敷物」や「毛布」、ソファーやベッドなどの「カバー」を指して「throw」です。
この「throw」は『公式問題集』の表の中にさらっと出てきただけですが、こういうのは伏線と取らえてしっかり把握しておくのがベストです。
もうひとつ注意しておきたいとした、パーティーを「開く」の意味で使っている例が『ゴッドファーザー』にあるので引用してみます。
“~Can you meet it in Los Angeles? I have to fly back to New York the same night so you won’t have to worry about keeping your night free for me.”
“Sure, Tom,” Johnny said. “And don’t worry about me losing a night. Stay over and relax a bit. I’ll throw a party and you can meet some movie people.”
「ロサンゼルスで話し合えるかな? 夜にはニューヨークに戻らないといけないので夜まで君の時間をつぶすことにはならないよ。」
「もちろんだよトム。俺の夜の時間のことなんて気にするなよ。こっちにいてくつろいでくれよ。パーティーを開いて映画関係者に君を紹介するよ。」
くだけた会話のなかで「I’ll throw a party ~」(=「パーティーを開く」)と使っているのがわかると思います。
面白い表現なので「カバー」とともに覚えてしまいましょう。
piece
これは「A piece of something is an amount of it that has been broken off, torn off, or cut off.」(『collins cobuild』)という意味がまず浮かびますね。「一部分」「一切れ」「ひとかけら」ということです。
ただこの単語もここで終えてしまってはダメです。
こう説明される意味をしっかり把握しておきましょう。
You can refer to an article in a newspaper or magazine, some music written by someone, a broadcast, or a play as a piece. (『collins cobuild』)
「(新聞や雑誌の)記事」「曲」「放送の演目」「演劇」も「piece」で表せるということですね。
また「芸術作品」そのものも「piece」で表せます。
村上春樹の『蜂蜜パイ』という短編のなかでは「芸術作品」と「記事」を合わせたような意味で「piece」が使われています。
Her work was fast, careful, and efficient, and the editor was impressed enough to bring her a new piece the following month that involved substantial literary translation.
仕事も迅速で、丁寧で、要領がよかった。編集者は小夜子の仕事ぶりに感服し、翌月にはまとまった文芸翻訳の仕事を持ち込んできた。
もともと大学で英語を教えていた小夜子は語学の才能があり文章も書けたので、編集者がさらに翻訳すべき本を持ち込んできたということが、ここでは書かれています。
「piece」は翻訳すべき「記事」でもあり「芸術作品」でもあるとわかります。
output
「アウトプット」と日本語になっている単語ですね。
インプットの反対で勉強したことなどを外にむけて「表現する」、「表す」ということになりますが、「output」という英語の場合は「生産高」の意味が先に出てくるようにしておきましょう。
Output is used to refer to the amount of something that a person or thing produces.( 『collins cobuild』)
と説明される意味です。
まさに生産した量つまり「生産高」ですね。
なお、カタカナの「アウトプット」は英語の「output」にある「出力」の意味をイメージすれば問題ないはずです。
ワードなどで打った文字を最終的にプリントアウトすればそれはまさに「アウトプット」になりますね。
parking garage
「garage」というと「車庫」や「自動車修理工場」のことを指しますね。
「車庫」がわかっていれば「parking garage」だって間違うことは絶対ないはずですが、具体的に何を指すのかというところで、もしかしたらちょっとしたミスがあるかもしれません(少なくとも私は「絵」がうかびませんでした)。
「parking garage」で画像検索をかけてみるとこんな絵がでてきます。これはあなたの想像どおりでしょうか?
これは「車庫」というよりも「立体駐車場」としたほうがより正確ですね。TOEICではよく「駐車場ビル」と翻訳しているのを見かけます。
正確に意味がつかめていなかった人はこれを機会に頭に入れてしまいましょう。
「parking garage」=「駐車場ビル」「立体駐車場」です!!
junior year in high school
ポイントは「junior」として何を指すかですね。これはアメリカでの大学生の呼び方を考えると見えてきます。
大学1年生から4年生までを次のように表します。
●新入生、1年生=Freshman
●2年生(※3年制の高校の場合は1年生)=Sophomore
●3年生=Junior
●4年生=Senior
「junior」は大学の場合は「3年生」を指すわけです。
では「junior year in high school」と高校生の「junior」は正確に何を指すのかというと、辞書ではこういう説明がされています。
relating to the year before the final year of high school or college.
(『ロングマン』)
a student in the third year of a course that lasts for four years at a school or college.
(『Cambridge』)
最終学年の前の年(=year before the final year of high school or college.)というのですから、高校では「2年生」ということですね。
高校3年生は「senior」です。
だから大学生のときと同様に「senior」と対比して考えればいいということになります。意外に正確な意味を答えるのが難しかったのではないでしょうか?
村上春樹の短編『めくらやなぎと眠る女』では「友だちのガールフレンドがそこで胸の手術をしたので、彼と一緒に見舞いに行ったのだ。高校二年生の夏休みのことだ。」という日本語の原文に対して次のように翻訳されています。参考までに記しておきます。
My friend’s girlfriend had her chest operated on there, and the two of us went to see how she was doing. The summer of our junior year in high school.
友だちのガールフレンドがそこで胸の手術をしたので、彼と一緒に見舞いに行ったのだ。高校二年生の夏休みのことだ。
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●追伸
今回はだいたいの意味はわかるけど正確には何を表しているの? となりがちな(少なくとも私は初見でそうなった)単語を集めてみました。
あなたは目次を見てすべて言い当てることができるでしょうか?
TOEICの『公式問題集』や本番の試験で見かけたものばかりです!