
こんにちは高橋です。
今日は、「some」についてお話したいと思います。
よく目にする単語ですが、意味の幅は意外に、というかとっても広いものです。
私の使っている英語の辞書(collins cobuild)でも細かい字がぎっしりつまったページの「半分」を占めていますから、あなどれない存在で、この1500字程度のブログ1回ではちょっと手に負えそうにありません。
ですので、この全体象は後日しっかやるとして、今日は映画や小説で頻出する面白い
「some」の表現について触れてみたいと思います
ちょうどいいサンプルが『コロンボ』(『古畑任三郎』の元ネタです!)の『死者の身代金』」にあるのでさっそく引用してみます。
娘(=Margaret)と義理の母親(=Leslie=mother-in-law!)の会話です。
義理の母親がこの娘の父親、つまり自分の夫を殺した犯人で、娘は自分の父親を殺された被害者でもあります。
娘はこの母親の犯罪を暴きたいと強く思っており、ここではコロンボから入れ知恵をされてわざと金の交渉を持ち掛けています。
Margaret: You used all of my trust account to pay the ransom.
マーガレット:私の財産全部、身代金に使ったでしょ。
Leslie: You want to negotiate don’t you?
レスリー:取引したいの?
Margaret: I just want what’s coming to me.
マーガレット:当然の権利よ
Leslie :I’ll give you 20,000 a year for 5 years that will take you into your trust.
レスリー:毎年2万ドルを5年間口座に振り込むわ。
Margaret: My trust account was for 25 a year. Plus a bonus of 5,000. All in cash.
マーガレット:年額2万5000だったはずよ。全部現金で払ってよ。
Leslie :You are some little girl. All right. If you are on the plane tomorrow.
レスリー:大した子ね。明日出発するのが条件よ。
訳を書いておいたので、もうお分かりですね。
そうです。
この場合「some」が「たいした」(orひどい)という名詞を強調する意味になるんです。
この意味自体の振れ幅もすごくて、日本語の「大したものだ」のニュアンスをそのまま持つ意味となります。
つまり、肯定的にも否定的にも使える言葉になります。
引用した場面のように皮肉を含んで、相手を讃えるときにこの言葉をよく耳にします。
辞書(=『collins cobuild』)も引いておきましょう。
You can use some in front of a noun in order to express your approval or disapproval of the person or thing you are mentioning.
「人や物に対してあなたの肯定や否定(の気持ち)を表わすために、名詞の前に置かれて使われる」となっていますね。
この「some」はあなたに「多少」は響いたでしょうか?
今回はこのあたりで!
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