- the other→→2つのものがあってどちらかを指したあと、残った一つをthe otherと表現する
- the others→→3つ以上のものがあって、一つまたは複数を指したあと、残りの全部をthe othersと表現する
- others→→多くのもの(基本的には4つ以上)があって、一つまたは複数を指したあと、残った別の任意の複数をothersと表現する
- another→→3つ以上のものがあって、一つを指したあと、残った別の任意の一つを指すときにanotherとする
- otherはそれ単独では代名詞にはならない
- anotherは形容詞の場合通常、可算名詞の単数形を修飾するが「another」+数詞+名詞の複数形、の形になることがある
Contents
「the other」「the others」は冠詞の「the」を思い出せばイチコロです!
“We’ve got Glenn Gould and Backhaus. Which do you want?”
“Glenn Gould.”
She put one record on the counter and returned the other to the shelf.
「グレン・グールドとバックハウス、どちらがいいの?」
「グレン・グールド。」
彼女は1枚をカウンターに置き、1枚をもとに戻した。
There was just one way for me to tell the twins apart. That was by their sweatshirts. Each wore a faded navy-blue sweatshirt with white numerals printed on the chest. One read “208,” the other “209”.
※faded色あせた
双子を見わける方法はたったひとつしかなかった。彼女たちが着ているトレーナー・シャツである。すっかり色のさめたネイビー・ブルーのシャツで胸には白抜きの数字がプリントされていた。ひとつは「208」、もうひとつは「209」である。
He gave her a faint smile of acknowledgment and she stared at him with frank invitation. He filed her away for future reference, then followed the others into the sick man’s room.
※faintかすかな ※filed away整理してしまいこむ ※for future reference将来必要になったときのために
ジョニーが軽く微笑んでみせると彼女は誘うような目つきで彼を見つめた。ジョニーは将来のために記憶の隅に彼女を書き留めておいた。それからみんなの後に続き病室に入っていった。
冠詞を考えれば「others」と「another」も簡単です!
Many of the people thronging the avenue had flung themselves into doorways or on the ground, others had huddled together in small groups.
※throng群がる、殺到する ※flung(flingの過去形)荒々しく~を放り投げる、flung themselvesで身を投げ出す、没頭させる ※huddled together群れ集まる
殺到した人々のほとんどは戸口に突っ込んだり地面に突っ伏したりするかあるいは、固まりになって肩を寄せ合っていた。
Neither her proofreader self nor her call girl self ever, not for one second, showed her ears to others.
校正係としての彼女とコール・ガールとしての彼女は絶対に、一瞬たりとも、耳を他人に見せなかった。
「another」+数詞+名詞の複数形
It took her about three hours to wake up and another five minutes to become aware of her surroundings.
彼女が目覚めるまでに、それからざっと3時間ばかりかかった。そして目覚めてから、物事の順序が幾らか理解できるようになるまでに5分かかった。
※日本語は村上春樹の日本語をそのまま引用してあります。
- the other→→2つのものがあってどちらかを指したあと、残った一つをthe otherと表現する
- the others→→3つ以上のものがあって、一つまたは複数を指したあと、残りの全部をthe othersと表現する
- others→→多くのもの(基本的には4つ以上)があって、一つまたは複数を指したあと、残った別の任意の複数をothersと表現する
- another→→3つ以上のものがあって、一つを指したあと、残った別の任意の一つを指すときにanotherとする
- otherはそれ単独では代名詞にはならない
- anotherは形容詞の場合通常、可算名詞の単数形を修飾するが「another」+数詞+名詞の複数形、の形になることがある
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●追伸
Genco Abbandando had been in this hospital for nearly a year dying of his cancer and the wife had come to consider his fatal illness almost an ordinary part of life. Tonight was just another crisis.
ガンで死にかけているゲンコ・アバンダンドの入院生活は1年近くになっていた。彼の妻はこの不治の病に対する感覚が麻痺してしまっていた。だから夫は今日が峠だと言われてもまたいつものことだ、としか思えなかったのだ。
この場合の「just another」は「平凡な」という意味です。入院がずっと続いていて、いつもと変わらない別の任意の「crisis」としてしか思えなくなっていた、ということです。
今回は「other」と「another」という二つの代名詞を扱ってみたいと思います。
この「other」と「another」はTOEICでなくとも英語の試験では狙われやすい箇所になります。
「the other」や「the others」としたとき、あるいは「others」や「another」としたときでその指している数量がどう違うのか説明してみます。
また、「another」の形容詞の使い方にも少し触れます!