「challenge」と「チャレンジ」は本当に同じ人? わくわくTOEIC対策32 ~challengeチャレンジ~

高橋
こんにちは高橋です。
冠詞前置詞とかたい話が続いたので、一端「わくわくTOEIC対策」に戻りたいと思います。今日は「challenge」という単語を取り上げました。日本語で定着している「チャレンジ」と同じなのか違うのか、違うとしたらどう違うのか、掘り下げてみました。TOEIC必須単語の「challenging」についても触れています。
今日も実例をあげてお話してあるので、一緒に勉強していきましょう!

 
 
 
 
 

ウィッキー三世
今日は「challenge」ですか?
乱三世
日本語になっている「チャレンジ」っていうのはどういう風に使う?
ウィッキー三世
「新しいことにチャレンジする」とか、「何事にもチャレンジが必要」とかそういう感じで使いますよね。
乱三世
そうね。今日はその日本語の「チャレンジ」と英語の「challenge」にズレがあるのかどうか見ていこう。いつもの「ゴッドファーザー」からサンプルを持ってきたからまずこれを見てほしい。
 
 
 
 
 

challengeの実例その1

The last to arrive was Don Phillip Tattaglia, the head of the Tattaglia Family that had directly challenged the Corleone power by supporting Sollozzo,~
最後にドン・フィリップ・タッタリアが到着した。彼はソロッツォを助けてコルレオーネの勢力に真っ向から戦いを挑んだ。
 
 
 
 
 

乱三世
これは、麻薬の取引をめぐって争いが起きたあと、自体を収拾させるために開いた会議での描写だな。コルレオーネ帝国に挑戦した他のファミリーのドンについて語ったものだけど、ここで使われている「challenge」は日本語の「チャレンジ」と同じ?
ウィッキー三世
挑戦するだからそう遠くないと思いますけど。
乱三世
ボクシングでチャンピンに挑戦する人を指して「チャレンジャー」って言うから、それを想像すれば、確かに違和感がないとは思う。ただここで含まれている意味は「権威、正当性に対して異議を申し立てる」というものだな。「コルレオーネ帝国の正当性に異議を申してたてた」って感じになるわけだ。
ウィッキー三世
英語の「challenger」っていうのは元々そういう「権威、正当性に対して異議を申し立てる」って意味があったわけですか?
乱三世
元々は「王位」の「正当性に挑戦する」っていうところからきているようだな。だからこの意味は、「challenge」の古株だと思ってニュアンスを頭に入れておきたいところだ。それからもう一つ、私が持っている古い和英辞書に「He challenged me to another game of chess.」と出ているけど、これは日本語にするとどうなる?
ウィッキー三世
「彼はチェスをもう一回挑んできた」って感じですか?
乱三世
辞書には「彼は私にもう一番チェスを挑んだ」の後に「しないかと申し出た」とカッコをつけて、書き加えているんだな。これが「権威、正当性に対して異議を申し立てる」と並んで英語の「challenge」の中心的な意味なると思う。
ウィッキー三世
挑戦は挑戦なんですよね。
乱三世
そうなんだけど、「誘いかける」意味があるんだな。「挑戦するように仕向ける」っていうのかな。このあたりの事情は英英辞書に詳しいから聞いてみよう。
 
 
 
 
 

誘いかける感じが出ているchallenge

If you challenge someone, you invite them to fight or compete with you in some way.

 
 
 
 
 

乱三世
「戦いや競争に誘いかける」という感じが「you invite them」を使ってよく説明されていると思う。
ウィッキー三世
「挑戦」っていうよりも「挑発」に近い感じですね。
乱三世
「誘いかける」っていう意味ではそうとも取れるかもしれないな。例えばさっきの「He challenged me to another game of chess.」で、その「誘いかけ」に応じるとしたらどういう風に表現する? ここまで動詞の「challenge」を紹介したけど、名詞の「challenge」を使うとどうなる?
ウィッキー三世
「I accepted his challenge」ですか?
乱三世
そう。「誘いかける」の意味が名詞になるわけね。
ウィッキー三世
そうすると、「新しいことにチャレンジする」という使い方は英語にはないということになるんですか?
乱三世
そのチャレンジは「try」とした方がいいということになるな。ただ「新しいことにチャレンジする」っていうのが「困難、難問、問題に立ち向かう」くらいの意味を含むとすれば、その挑戦を必要とする「困難、難問、問題」という意味が英語の「challenge」には存在している。カートヴォネガットの「ホーカス・ポーカス」に面白い例があったから見てみよう。
 
 
 
 
 

challengeの実例その2

I HAD READ Madame Bovary at West Point, All cadets in my day had to read it, so that we could demonstrate to cultivated people that we, too, were cultivated, should we ever face that challenge.
私は陸軍士官学校で、『ボヴァリー夫人』を読んだ。当時の士官候補生は、教養人たちの前でこちらも教養があることを証明する必要が起きた場合に備えて、みんながそれを読まなければならなかった。
※Madame Bovary『ボヴァリー夫人』※cadets士官候補 ※cultivated教養のある

 
 
 
 
 

乱三世
士官候補生のときに教養があるように思われるために「ボヴァリー夫人」を読んでいたっていうんだな。意訳してあるけど「face that challenge」で「難問に直面する」くらいになるな。「should we ever face that challenge」っていう文は「if」が省略されて「should」が頭に出た形だ。
ウィッキー三世
「こちらも教養があると証明する必要が生じるような難問に直面した場合に」くらいですか?
乱三世
そうだな。ヴォネガットの皮肉が充満しているような文章だと思う。「知的サロン」なんてそんなもんだろ? くらいのそれこそ「挑発」も感じられる文だな。この「困難、難問、問題」っていうのが頭に入っているとTOEIC必須単語と言われている「challenging」につなげることも可能だ。どういう意味かわかる?
ウィッキー三世
「骨の折れる」とか「やりがいのある」とかって意味ですよね。
乱三世
そう。「困難、難問、問題」から派生させるのがいい。日本語のチャレンジに引っ張られると間違うことになると思う。それからこれは余談だけど「challenged」っていう形容詞はどういう意味か知っている?
ウィッキー三世
これも「困難、難問、問題」の派生なんですか?
乱三世
派生といえば派生と言えるけど、「障害がある」ってことなんだな。例えば「身体障害のある」ことを指す「handicapped」って言葉があるけど、その婉曲表現として「physically-challenged」を使うことがよくあるね。「努力が必要」→「障害がある」くらいの感じだ。今日はこんなところで。
 
 
 
 
 

「challenge」の中心的な意味はこれです!
●「権威、正当性に対して異議を申し立てる」
● 挑戦するように仕向ける
●「困難、難問、問題」
※TOEIC必須の「challenging」は「やりがいのある」「骨の折れる」の意味

 
 
 
 
 
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高橋
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●追伸

高橋
英語の「challenge」には日本語の「チャレンジ」にあるような「前向き」なニュアンスがないことを確認できたと思います。
こうした日本語で定着した意味が英語本来の意味と違うという単語については映画や小説の実例を拾って、確認するというのが一番効果的です。
あなたもぜひ試してみてください。
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