- 過去の『公式問題集』に比べてリスニングが難化している
- リスニングのパート3、4は状況を把握するのが難しくなっている
- 本番のリスニングが難化しているという声をよく聞くのでそれを裏付けるような内容になっている
- リーディングは過去の『公式問題集』のほうが難しい
(『公式問題集』「2」や「4」のほうが難しい)
『公式問題集8』test1=L90/R90、test2=L93/R89
まず結果から先に触れると
test1 はリスニングが90問、リーディングが90問
Test2はリスニングが93問、リーディングが89問
という正解数でした。
相変わらずリーディングは問題を最後まで終えることができず、
test1は5問
test2は6問
残してしまいました(残した問題はそのまま減点としています)。
test1、2の雑感を書いてみるとこうなります。
- リスニングは難しく感じたが、パート3とパート4が特に難しかった
- 状況が把握できないまま断片で判断した設問があった
- リーディング全体の難易度は普段どおりだと感じたがパート5(文法問題)に少し難しい問題が多かった
- パート3、4はやはり状況把握に時間がかかるものが数セットあり、結局断片だけで判断した問題が複数問あった
- パート1、2はほぼ普段通り
- リーディングはTest1とほぼ同じ感想。ただパート5に関してはtest2のほうが簡単だった
前回の『公式問題集7』のレビューと同じく「難」、「やや難」、「普通」、「やや易」、「易」の5段階で評価してみると以下のようになります。
なお、この評価は過去の本番、『公式問題集』と比べてどうだったのかというところを基準にしてあります。
例えばここまで繰り返してきたとおり、今回リスニングのパート3、4で最後まで状況把握ができないまま答えた問題がありました。ここ数年なかった経験なので「難」としてあります。
また、普段この問題は難しいなと感じる問題数がパート5では3問前後、パート4(長文の文法問題)では1セット(4問分)あります。今回test1、2ともにこの基準から変わっていなかったので「普通」としてあります。
test1 | test2 | |
---|---|---|
パート1 | やや難(5/6) | やや難(5/6) |
パート2 | 普通(24/25) | 普通(25/25) |
パート3 | 難(36/39) | 難(36/39) |
パート4 | 難(25/30) | 難(27/30) |
パート5 | やや難(26/30) | 普通(29/30) |
パート6 | 普通(16/16) | 普通(15/16) |
パート7 | 普通(48/54) | 普通(45/54) |
※Test1、2ともにリスニングは1.1倍速で解いています
リスニングの難化はほとんど改定レベル?
『公式問題集7』を解いた感想のなかでリスニングが難しくなっていると、書きましたが、1.1倍速で聴いたことを考慮に入れても、その傾向がさらに進んだように感じました。
特に状況把握ができないまま、聴き取れた断片で解答せざるを得なかった問題がtest1では2セット(6問分)もあり、ここ数年では経験しなかったことです。
本番ではもっと動揺するので、仮に今本場に臨んだ場合900点を割る可能性が高いというのが率直な感想でした。
TOEICは2016年に問題が改定されたときに一気に難易度があがったと言われています。
実際旧テスト対応の『公式問題集6』をやってみたことがありますが、リスニングはtest1で99問という正解数でした。
その改定があって以降、改定以前の900点の価値はほぼなくなりましたが、今回のリスニングの難易度アップもそれに準ずるような問題の改定と言ってもいいいような変化だと思います。
今回、この記事を書くにあたり、様々な友人にリサーチをかけました。
点数がここ最近伸びたという人は13人に聞いてわずかに3人で、900点を持っていた3人は全員点数を落としていました(中には920点から850点まで点数が落ちた人がいました)。
最近の本番の難しさがわかると思います。
リーディングはかえって簡単になっている?
リーディングに関しては『公式問題集7』とほとんど変わっていないと思いました。
僕が900点を取った年(2020年)の問題ともほとんど変化がありません。
『公式問題集』ということで言えば、『公式問題集2』や『公式問題集4』のほうが一段レベルが上です。
リーティングを鍛えるのなら、古い問題集を使うほうが実力アップにつながります。
これまで『公式問題集』は最新のものから使う、と何度も繰り返してきましたが、リスニングは最新のもの、リーディングは古いものからというのがより理に適っているように思えます。
最近の『公式問題集』の点数を比べてみるとこんな感じになります。
公式問題集6 | 公式問題集7 | 公式問題集8 | |
---|---|---|---|
Test1 | L96/R77 | L88/R86 | L90/R90 |
test2 | L96/R81 | L93/R89 | L93/R89 |
※『公式問題集6』を解いた年の本番の点数は880点と915点
『公式問題集6』をやったのは約2年前でそのときよりも耳は上達していると思いたいですが、その上達を超えて、問題の難化のほうが上回っている感じです。
リーディングに関しては辛うじて上達のほうが上回ったと思います。
ただ、もしかしたら少し問題が簡単になっているかもしれません。
体調不良が続いていて本番に挑めていませんが、今度受けるときは900点にもう一度挑戦するということになりそうです。
今回は『公式問題集8』に関する雑感をアップしてみました。
それでは!
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今回は『公式問題集8』を解いてみたので、その感想をアップしました。
最近のTOEICは特に難化が進んでいると言われています。
『公式問題集』でも傾向は同じでしょうか?