毎日わくわくTOEIC対策! その16 accountアカウント~村上春樹「1973年のピンボール」を借りて~

高橋
こんにちは高橋です。
今日は、TOEIC対策に戻りたいと思います。取り上げる単語は「accountアカウント」です。この単語は以前紹介した「edgeエッジ」「commissionコミッション」のように癖が強いわけではありませんが、押さえておきたい意味が多く存在します。
また、古い辞書には載っていない、比較的最近定着した意味もあるので、そのあたりも紹介していきます。

 
 
 
 
 

ウィッキー三世
今日は「accountアカウント」ですか?
乱三世
そう。とにかく意味がたくさんある。特に熟語が多いかな。
ウィッキー三世
ネットでサービスなんかを利用する際に必要な「アカウント」なんていうのもこの「account」になるんですか?
乱三世
ああ。そうね。それは、例えば、「勤務管理用のアカウント」なんていう風にTOEICで出てきたりするから、注意したいね。この場合の「account」は「コンピュータや、ネットワークを利用する権利」ぐらいになるかな。日本語の「アカウント」と同じと考えていいと思う。
ウィッキー三世
他の「アカウント」もここから想像できるものばかりですか?
乱三世
「コンピュータや、ネットワークを利用する権利」っていうのは銀行の「口座」に近いよね。「account」っていったらまずこの「口座」と覚えておきたい。それから会社にとっての「regular customer」を指してなんという?
ウィッキー三世
「顧客」ですか?
乱三世
そう。「account」といったら次に「顧客」となるね。それから「detailed records of all the money」といったらなんのこと。
ウィッキー三世
それは「帳簿」くらいですか?
乱三世
そう。まずこの3つだな。「口座」は最近定着した「コンピュータや、ネットワークを利用する権利」の「アカウント」からまず想像できる意味だ、ということだな。TOEICにもよく出る重要な意味だから、村上春樹「1973年のピンボール」を引用して文章に触れてみよう。

 
 
 
 
 

From our monthly earnings we subtracted the rent, a small amount for office expenses, pay for our secretary and the part-timers, and taxes, then divided the remainder into ten parts, of which one part went to our business savings account,~
会社の収入の中から事務所の家賃と僅かな必要経費、女の子の給与、アルバイトの給与、それに税金分を抜き、残りを十等分して一つを会社の貯金とし、~

 
 
 
 
 

乱三世
「savings account」で「普通預金口座」だな。稼いだ分から残った金を「口座」に預けるってことだな。
ウィッキー三世
引用してある「1973年のピンボール」での会社っていうのは確か翻訳会社のことでしたよね?
乱三世
そう。
ウィッキー三世
この小説も多く引用しますね。
乱三世
友人と二人だけの会社で翻訳の仕事をしつつ「午後の日だまりのように平和な日々」を過ごしてみたいな~なんて思ってね。村上春樹の文章を読み返すと心が静かになるような感覚があるね。
ウィッキー三世
またずいぶんロマンチックなこと言いますね……。
乱三世
まあ、そんなことはどうでもいいんだ。「account」を進めよう。さっき、「帳簿」っていう意味があるっていったけど、そこから遠くない意味で重要な意味がある。それを見てみよう。村上龍「69」から引用してあるからちょっと読んでみて。下品だけど面白い場面だ。

 
 
 
 
 

It was just as Adama had said: a turd wasn’t funny, There was no ideology in shit. I’d read a lot of accounts of student protests, but I didn’t remember any of them listing defecation as a tactic.
※turdくそ、人間のくず  ※defecation排便

 
 
 
 
 

乱三世
読んだ?
ウィッキー三世
はい。「I’d read a lot of accounts of student protests」という文章ですよね。
乱三世
「protest」は?
ウィッキー三世
「闘争」とか「抗議」とかですか?
乱三世
そう。これは主人公の「僕」が学校をバリケード封鎖したあとの文章だな。刑事から取り調べを受けている最中に「僕」が考えたことの一部なんだけど、「僕」の懸念っていうのが、腹が痛くなってしまったナカムラという後輩に校長室でうんこをするように命令したことなんだ。それがバレたら変態扱いされるんじゃないかって心配になっているわけだな。
ウィッキー三世
それで「There was no ideology in shit」=「うんこに思想はない」ですか。
乱三世
そう。つまり、バリケード封鎖っていのうは学生の抵抗運動の一つだけどそうした類の「記録」を読んでみて「うんこを闘争手段にしたというのは記憶にない」ってことなんだな。
「account」で「記録」「記述」ってことだ。さっきの「帳簿」の親戚だと考えていいな。一応引用文に日本語の原文をつけておくとこんな感じになる。

 
 
 
 
 

It was just as Adama had said: a turd wasn’t funny, There was no ideology in shit. I’d read a lot of accounts of student protests, but I didn’t remember any of them listing defecation as a tactic.
アダマが言う通り、うんこは冗談にはならない。うんこに思想はない。いろいろな大学の全共闘の闘争記録を読んだが、うんこを闘争手段にしたというのは記憶にない。

 
 
 
 
 

乱三世
この「記述」「記録」というのは例えば「newsapaper account」なんていうふうにも使えるね。これはどういう意味?
ウィッキー三世
「記事」ですか?
乱三世
そう。頭に入りやすいんじゃないかと思う。
ウィッキー三世
「newsapaper account」で記事ですね。
乱三世
まあ、ここでは、村上龍の文章を使ってなんかやってたな~、くらいに思い出してもらえればいいと思う。
ウィッキー三世
この「account」は熟語も多いってことですよね?
乱三世
そうね、「take ~into account」なんて一番目にするんじゃない?
ウィッキー三世
「考慮に入れる」ってことですよね。
乱三世
そう。「consider」ってことだな。それから「of little account」とか「of no account」なんていう熟語があるから、今度は「ゴッドファーザー」から引用してみよう。

 
 
 
 
 

”My feelings were wounded but I am not that sort of person who thrusts his friendship on those who do not value it―on those who think me of little account.”
私は傷ついたが、友情の名に値しない、私を軽んじる相手に友情を押しつけるような類の人間ではないからな。

 
 
 
 
 

乱三世
今度は訳をつけたからわかっただろ?
ウィッキー三世
「軽んじる」ってことですか?
乱三世
そう「is not worth considering」ってことだ。上の文章は、ドン・コルレオーネというマフィアのドンが自分を避けてきた人間に対して当てこすっている場面だな。ボナッセラという娘を暴行された葬儀屋が久しぶりにドンに会いにきてそいつらを殺してくれと頼んでいるわけだ。映画でも有名な場面だな。
ウィッキー三世
「of little account」=「軽んずる」ですね。
乱三世
そう。最後に「account for」という形の意味を紹介しておこう。普通「account for」だとどういう意味になる?
ウィッキー三世
「説明する」ですよね。
乱三世
その意味が一番よく見かけるね。ほかに例えば「to form a particular amount or part of something」というふうに説明したらどういう意味になる?「form」っていうのはこの場合は「構成する」くらいの意味だな。
ウィッキー三世
そうすると「占める」ってことですか?
乱三世
そう。「account for」は「説明する」と「占める」を頭に入れておきたいね。今日はこのあたりにしよう。

 
 
 
 
 

「account」のまとめ
高橋
まず、「コンピュータや、ネットワークを利用する権利」としての「アカウント」を紹介しました。また「口座」「顧客」「帳簿」という意味も併せて紹介しました。「口座」の意味では村上春樹の「1973年のピンボール」から次のような英訳文章を取りあげています。

From our monthly earnings we subtracted the rent, a small amount for office expenses, pay for our secretary and the part-timers, and taxes, then divided the remainder into ten parts, of which one part went to our business saving account,~
会社の収入の中から事務所の家賃と僅かな必要経費、女の子の給与、アルバイトの給与、それに税金分を抜き、残りを十等分して一つを会社の貯金とし、~

「savings account」「普通預金口座」となります。また「記述」「記録」という意味もあり「newsapaper account」「記事」という意味にもなります。熟語は「軽んずる」という意味の「of little account」を紹介しました。「account for」は「説明する」「占める」という意味があります。

 
 
 
少しでも面白いと思ったら「いいね!」の感覚でクリックしていただけると嬉しいです。↓
人気ブログランキングへ

TOEICランキング

高橋
TOEICスコアアップに役立つ13分の動画を期間限定でプレゼント中です!

私が半年で300点の得点をUPさせた際にやったことの全てを網羅してあります。
ブログでは書かなかったことを具体的なコンテンツ名を上げて解説しているのでぜひプレゼント中にお受取りください!
(プレゼントは予告なく削除することがあります)↓ここをクリック

 

●追伸

高橋
昨日の数字の話は多くの人に読んでいただけたので、近いうちに補足記事を書きたいと思っています。特に数字が入った慣用句も色々とあるので、そのあたりもいじってみようと思います。お楽しみに!
ツイッターを始めました!気軽にフォローしてください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です