- premium=保険料
- column=柱、列
- blackmail=脅迫、ゆすり、恐喝
- traffic=麻薬の取引、「(密)売買する」
- class=上品、気品、優秀、卓越
- salad days=若くて未熟なころ
Contents
ビールの「プレミアムモルツ」といったら「特別感」を前面に出したお酒のネーミングです。
また、「プレミアムプラン」といったら「特別な」あるいは「少し高級な」プランくらいの意味になります。
こうした意味は英語の「premium」から来てそのまま日本語として定着したと考えられます。
例えば辞書(『collins cobuild』)ではこう説明されています。
Premium goods are of a higher than usual quality and are often expensive.
これは「よりよい品質で通常高い」となっているので、まさに「プレミアムモルツ」の「プレミアム」です。
また、こんな意味も載っています。
A premium is a sum of money that you have to pay for something in addition to the normal cost.
「通常の料金に加えて払わなければならないお金の総額」ですからこれは「割増金」の意味です。
こちらは「プレミアムプラン」のプレミアムということになると思います。
「プレミアム」と「premium」に異同はありませんが、別の意味もあります。
もう一度辞書に教えてもらいましょう。
A premium is a sum of money that you pay regularly to an insurance company for an insurance policy.
「契約に従って保険会社に定期的に払っているお金の総額」ですから「保険料」という意味です。
この「保険料」はTOEICでは「insurance company」あるいは「insurance policy」の「insurance」とよくセットで出てくる単語です。
「insurance」は「保険、保険契約」、時に単体で「保険料」ともなる単語です。
column=柱、列
これも少し前まで、TOEIC必須単語と言われていました。
「新聞や雑誌に掲載される、署名入りの寸評」というのが一番一般的な意味のはずですが、TOEICでよく出たのは「円柱」、「柱」という意味です。
また、
A column is a group of people or animals which moves in a long line.
と説明される意味もあり、これは「列」または「縦列」という意味になります。
「column」には 「縦に長いもの」という意味がそもそもあります。
新聞などの「コラム」以外はこの「縦に長いもの」を意識すると頭に入れやすいと思います。
「column?」とそのまま5秒くらい固まってしまったことをよく覚えています。
初めて聞いたときは、雑誌やテレビの「コラム」にしたいくらいの衝撃でした。
blackmail=脅迫、ゆすり、恐喝
「ブラックメール」というと「ロンドンハーツ」の企画をすぐに連想する人も多いのではないかと思います。
ただ英語の「blackmail」はかなり強い意味があります。
『汝の父を敬え』(ゲイ・タリーズ著)というゴンゾージャーナリズム、ニュージャーナリズムに先鞭をつけたノンフィクションのなかでこういう風に使われています。
FBI raid at 7:00 A.M. was directed at the Bonanno and Notaro homes in Tucson, arresting both men on charges of plotting to get Bonanno’s capo Charles Battaglia out of jail through the use of bribes, blackmail, and threats of death.
FBIによってツーソンのボナンノ邸とノターロ邸が手入れをうけ、買収、恐喝、殺害を意味するような威嚇という手段を使ってボナンノ一家の幹部チャールズ・バターリアの出獄をはかったという陰謀の容疑で二人とも逮捕された。
「blackmail」で「威嚇、脅迫、ゆすり、恐喝」という意味になります。
ロンドンハーツの「ブラックメール」にある「罠をしかけてちょっとだます」的なノリ、ニュアンスはほとんど含まないのが「blackmail」だということです。
ちなみに、この「blckmail」は名詞としても動詞としても使われ、動詞の場合「into~」を伴って「恐喝して~させる」の意味にもなります。
始めて受けた時の点数は400点です。
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traffic=麻薬の取引、「(密)売買する」
カタカナの「トラフィック」であればだいたい、「交通」とか「交通量」という意味で使われることが多いと思います。
IT用語の「トラフィック」というと、「通信回線上で一定時間内に転送されるデータの量」くらいの意味なのでネット上の「交通」ということになります。
英語の「traffic」も「交通」とか「運輸」なんていう意味で使われることがほとんどで、この点では日本語とほとんど違いはありません。
ただし、まったく同じではなく、少し物騒な「traffic」が存在します。
『ゴッドファーザー』から引用してみます。
There is too much strong feeling about such traffic in this country. It’s not like whiskey or gambling or even women which most people want and are forbidden them by the pezzonovante of the church and the government.
※pezzonovante大物、重要人物、大立者
この国では、その種の商売を嫌う気持ちが極めて強い。ウイスキーや賭博、あるいは女のように、ほとんどの人が求めていて、教会や政府によって禁じられているものとはわけが違うのだ。
この場合の「traffic」は「麻薬の取引」を指しています。
この文章は麻薬取引に絡んで瀕死の重傷を負わされたゴッドファーザー(と呼ばれるマフィアのドン)が、他のファミリーとの和解の会議の際に口にしたセリフです。
まさに「drug traffic」のことを指しているわけです。
「traffic」は名詞、動詞いずれの意味もあります。
動詞にすると「(密)売買する」という意味になります。辞書(『collins cobuild』)ではこういう風に説明されています。
Someone who traffics in something such as drugs or stolen goods buys and sells them even though it is illegal to do so.
「麻薬や盗品を違法だとしても売り買いする」ことを指して、「traffic」とするということです。
これは、「交通」のほうの「traffic」ではなく、麻薬取引のほうの「traffic」を指して付けられたタイトルです。
class=上品、気品、優秀、卓越
「クラス」というカタカナであれば学校の「授業」を指すことが多いと思いますが、「学級」とか「組」というのも定着している意味です。
ほかには、「階級」「分類」「種類」というのも「クラス」の意味と言っていいはずです。
「class」にもこうした意味はありますが、下のようの説明される意味もとても重要になってきます。
辞書(『collins cobuild』)の説明はこうです。
If you say that someone or something has class, you mean that they are elegant and sophisticated.
「誰か(何か)が「class」を持っているといったときは優雅で洗礼されていることを意味する」そうです。
これはつまり「上品」とか「気品」という意味です。
「class」そのものを指して「上品」となると、日本語からは少しだけ離れる感じがあると思います。
それから「class」はそれ単体で「優秀」「卓越」ともできます。
『ゴッドファーザー』の中には「Luca」という味方の「殺し屋」の力量を話題にしてこの意味の「class」を使っている箇所があります。
Michael asked curiously, “Is Luca that tough, like they say? Is he that good?.”
Sonny nodded. “He’s in a class by himself. I’m going to send him after the three Tattaglias. I’ll get Sollozzo myself.
マイケルは好奇心をもって聞いた。「ルカは言われているほどタフなの? そんなにすごいの?」
ソニーは肯いて、「彼には誰も太刀打ちできない。俺はタッタリアの3人を始末するために彼を差し向けるつもりだ。ソロッツは俺が殺る」
「be in a class by oneself(itself)」で「比類がない」「極めて優れている」という熟語です
この熟語は「be in a class of one’s (its) own」という形でも表わすことができ、『collins cobuild』にはこういう説明があります。
If someone is in a class of their own, they have more of a particular skill or quality than anyone else. If something is in a class of its own, it is better than any other similar thing.
「他の誰よりも特定の技術や質を有している」ということで、「物」にも使える熟語ということになります。
「be in a class by oneself (itself)」=「be in a class of one’s (its) own」で「比類がない」「極めて優れている」です。
これも頭に入れておきたい意味です。
番外編:salad days=若くて未熟なころ
特にカタカナになっているわけではないですが、意味が面白いので「salad days」も取り上げてみます。
「若くて未熟な時代」を指して「salad days」です。
『ゴッドファーザー』のなかではこんな風に使われています。
Nazorine cheerfully paid his dues to the bakery union organized by the Don in his salad days. Never asking for a favor in return except for the chance to buy black-market OPA sugar coupons during the war.
ナゾリーニはまだドンが青二才だった時に組織したベーカリーユニオンへの手数料の支払いも喜んでしていた。しかもナゾリーニは大戦中にただ一度OPA(物価管理局)の砂糖のやみクーポン券を手に入れるときをのぞいて恩着せがましい態度をとったことはなかった。
「未熟なころ」とか「青二才のころ」のというのがぴったりと当てはまる言葉だとわかると思います。
日本では『サラダ記念日』(俵万智)という本があります。
これは発売当時280万部も売れたそうです。
最近ではちょっとみないマンモス本だったということになります。
- premium=保険料
- column=柱、列
- blackmail=脅迫、ゆすり、恐喝
- traffic=麻薬の取引、「(密)売買する」
- class=上品、気品、優秀、卓越
- salad days=若くて未熟なころ
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cider(サイダー)、office(オフィス)、 print(プリント)、 green(グリーン)、 title(タイトル)の5つを取り上げた前回に引き続き、カタカナになっている英語について取り上げてみます。
今回は、premium(プレミアム)、column(コラム)、blackmail(ブラックメール)、traffic(トラフィック)、class(クラス)、そして番外編の「salad days」を加えた6つです。
こういう日本語になっている単語は本来の意味とは違う意味で定着していることがあります。
例えば「premium」はTOEICでもおなじみの「保険料」に注意しておく必要があり、また「column」といったら「柱」の意味ももちろん重要になります。
今回も定番の意味以外を詳しく見てみます!