
こんにちは高橋です。
今回は「アンダーカバーundercover」という単語を取り上げてみたいと思います。
(前回の「サイダーcider」に続き3回目です!)
一応、日本語として定着している意味として私の頭にあるのは、ファッションブランドの「アンダーカバー」になります。
昔「裏原宿系」というファッションの流行を先導したブランドですね。「藤原ヒロシ2号」=「NIGO」とだいたいセットで語られるブランドだと思います。
(そもそも、アンダーカバーの高橋盾とNIGOの2人でやっていた「NOWHERE(ノーウェア)」がこの「裏原系」の走りみたいな存在ですね。)
私は、だいたい同じころに音楽で「渋谷系」などと呼ばれた人たちがさかんに取り上げられていたので、そのつながりで考えていました。
キーワードになっていたのがたぶん「猿の惑星」という映画で、そこから名前を取ったコーネリアス(小山田圭吾)なんていうのもいました。
実際やたら、雑誌で「猿の惑星」が取り上げられていたような気がします。
あとその関連グッズがはやったりしたということもあったと思います。
そんな「アンダーカバー」の本来の英語の意味がどんなものか、いつもの通り実際に使われている「場面」から引用して確かめてみたいと思います。
今日は『コロンボ』(「逆転の構図」)からです。
(『コロンボ』は『古畑任三郎』の元ネタです)
コロンボが犯行現場で銃声を聞いていた酔っ払いの証言を取るために宗教の慈善施設を訪ねるところです。
コロンボがあまりに薄汚い恰好をしているため、食事をめぐんでもらいに来た人と勘違いされて、女性にいろいろと世話を焼かれてしまいます。
―I found exactly the right thing. It’s warm, and look, it’s hardly been used at all. Now you stand up, and we’ll try it on.
あなたにピッタリの(コート)があったわ。とっても暖かいし、あまり使っていないのよ。ちょっと立って着てみて。
―You know, I appreciate what you’re doing, I really do. But I’ve had this coat for 7 years.
ご親切には感謝しますが、このコートは7年着ているものなんです。
―Oh, you poor man.~
可哀そうに。
―I’m from the police force, ma’am. My name is Lieutenant Columbo.
私は警察のものでコロンボと言います。
―All are welcome here, Lieutenant.
誰でも歓迎しますよ。警部。
―No, but you see, I’m actually working on a case now.
いや、今まさに捜査中なんですよ。
―Oh, I see. You mean you’re working undercover. Oh, well, how clever you are, Lieutenant. You know you fooled even me. Oh, and please forgive me for interrupting your investigation. I’m sorry. And don’t worry, I won’t tell a soul about your disguise.
え!そうか。秘密捜査をしているのね。とても素晴らしいわ。私でさえだまされたわ。捜査の邪魔をしたことをどうか許してください。でもご心配なく。変装のことは秘密にしておくわ。
※I won’t tell a soul誰にも言わない
コロンボが「disguise」=「変装」していると思われてしまったわけですね。
変装したうえでする捜査「秘密捜査」「諜報活動」もしくは「スパイ活動」というのがこの「undercover」の意味になります。
一応辞書にも聞いてみるとこういう感じになります。
今日は「ロングマン」から取ってみます。
undercover work is done secretly by the police in order to catch criminals or find out information.
「犯罪者を捕まえるためもしくは情報を得るために、警察によって秘密裡に行われるもの」ですから、イメージがつかみやすいと思います。
クラブで「アンダーカバー」の意味は実は「スパイ」なんだ、といえばナンパの材料くらいにはなるでしょうか?
今日はこのあたりで。


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