その日本語、英語ではこんな意味もあります! その2 サイダー(cider) オフィス(office) プリント(print) グリーン(green) タイトル(title)

高橋
こんにちは高橋です。

mansion(マンション)、campaign(キャンペーン)、story(ストーリー)、trial(トライアル)、suit(スーツ)の5つを取り上げた前回に引き続き、カタカナになっている英語について取り上げてみます。

今回は、cider(サイダー)、office(オフィス)、 print(プリント)、 green(グリーン)、 title(タイトル)の5つです。

こういう日本語になっている単語は本来の意味とは違う意味で定着していることがあります。

例えば「cider」は普通「りんご酒」のことで、日本語の「サイダー」の意味はありません。

また、「office」は「職務」という意味が重要だったりもします。

詳しく見てみます!

その日本語、英語ではこんな意味もあります! その1 マンション(mansion) キャンペーン(campaign) ストーリー(story) トライアル(trial) スーツ(suit)

2019年3月6日

その日本語、英語ではこんな意味もあります! その3プレミアム(premium) コラム(column) ブラックメール(blackmail) トラフィック(traffic) クラス(class) 番外編のsalad days

2019年3月28日

その日本語こんな意味もあります! その4 undercover(アンダーカバー) red tape(レッドテープ) backdrop(バックドロップ) 番外編red herring(赤い鰊)

2019年4月2日

 
 

ポイント!

  1. cider=りんご酒
  2. office=職、任務
  3. print=足跡、指紋
  4. green=未熟な
  5. title=法律上の所有権、称号、肩書
 
 

TOEIC960点になりました!
 
 

cider=りんご酒

「サイダー」と聞くとほとんどの人は「三ツ矢サイダー」の「サイダー」が頭に浮かぶはずですが、英語の「cider」は意味が違います。

僕がはじめて英語の「cider」に触れたのは『コロンボ』(『古畑任三郎』の元ネタ)の『祝砲の挽歌』というドラマを通してでした。

英語の「cider」が出てくる場面をそのまま引用してみます。

コロンボが犯人を追い詰める場面です。
 
 
columbo:Daybreak came at 6:15, and the cider jar became visible. And it was visible until 6:25, when it was pulled in the window. And not only did you see it at that specific time, Colonel, but you had to be standing in one specific place. That’s right, sir. You see, you can’t see the window from here. The trees cover it. That’s the only place that you can see the window. You have to be standing directly in back of the cannon. Should I go on?

Colonel:You’ve done a very nice job.columbo

コロンボ:日の出は6時15分でリンゴ酒の瓶がその時に初めて見えるようになった。そして窓が開いていた6時25分までの間だ。さらにその10分間だけでは足りない。大佐、特定の場所から見る必要があるんだ。そうだよ。ここからは窓が見えない。木が邪魔になってね。あそこからしか窓は見えない。大砲の後ろからしか見えないんだよ。続ける必要があるかな?
大佐:すばらしいよ。コロンボ。
 
 

陸軍学校の校長である犯人は部屋にぶら下げてあった「りんご酒」の瓶を見つけそのことで学生たちに罰を与えようとします。

しかし、コロンボは「りんご酒」が外から見えたのは「土曜日の10分間だけ」でしかも砲台の後ろからしか見えないと調べ上げついに犯人を特定する、というのがこの場面です。

もちろん学生が「三ツ矢サイダー」をブラさげておいたとしても規律違反にはならないはずです。

「りんご酒」をぶら下げておいたために、規則にうるさい校長(=犯人)が反応したわけです。

ちなみに日本語の「サイダー」は完全に和製英語で、あえて英語にするなら「soda pop」などとします。

僕が以前働いて職場で、同僚のイギリス人に

「日本に来て変な英語だと思ったのは何?」

と質問したところ、彼がまさにその時飲んでいた「サイダー」の瓶を持ち上げて

「cider(サイダー)!」

と答えていました。半分冗談も入っていましたが、和製英語だということですね。

辞書(『collins cobuild』)にはどう出ているのか、一応当たっておきましょう。

 
 

辞書にはこう出ています!

Cider is a drink made from apples which in Britain usually contains alcohol. In the United States, cider does not usually contain alcohol, and if it does contain alcohol, it is usually called hard cider.
 
 

イギリスでは「アルコールを含んでいるのがサイダー」でアメリカでは「アルコールを含まない」とあります。

そして、アメリカでは、アルコールを含む「サイダー」を「hard cider」と呼ぶと書いてあります。

実際この『祝砲の挽歌』でも最初に「りんご酒」に関して言及されていたときに、「hard cider」という風に言っていました。

イギリスもアメリカもりんごを基に作った飲み物という点で共通しています。

また日本の「サイダー」臭はしないということでも一致しそうです。

 
 

高橋
サントリーのお客様センターのQ&Aを見ていたら「サイダー」と「ラムネ」について面白いことが書いてありました。
それによると、

  1. 「サイダー」は明治時代はちゃんとリンゴ風味だった。
  2. 「ラムネ」はレモネード(Lemonade)がなまったものらしくその名前の通りレモン風味だった。
  3. 「サイダー」の容器は王冠栓の瓶で、「ラムネ」の容器はビー玉栓のガラス瓶だった。
  4. 年月がたって両者の境があいまいになり、今では、容器によって区別されている。

ということです。

 
 

office=職

ざっくりと働く場所を指して「オフィス」と言うと思います。

「オフィス用品」と使えば「事務用品」ぐらいで、また会社があるビル全体を指して「オフィス」と言うこともあると思います。

英語の「office」にもこうした意味に近いものも存在しますが、少し注意しておいたほうがいいのはこう説明されている意味です。

 
 

officeにはこういう意味もあります!

An office is a department of an organization, especially the government, where people deal with a particular kind of administrative work.
 
 

「人が特定の管理業務を扱う場所で特に政府の組織を指す」のですからこれは「~局」「~部」として、政府の一機関などを表わすときに使う言葉になります。

「事務所」からそう遠くはない意味とも言えますが注意が必要です。

さらに「office」にはこんな意味もあります。

『スタウォーズ』の『エピソード3 シスの復讐』からの引用してみます。

ジェダイの騎士が議長(パルパティーン)の周辺にダークサイドを感じ、警戒を強めていることが会話からわかります。

この後の場面から一気に物語が動くことになります。

「~局」などの派生的な意味になりますが、日本人の感覚からするとかなり違和感があるはずです。

 
 

『スターウォーズ』ではofficeがこう使われています!

Windu: I sense a plot to destroy the jedi. The dark side of the Force surrounds the chancellor.
Mundi: If he does not give up his emergency powers……after the destruction of Grievous……then he should be removed from office.
Windu: The jedi Council would have to take control of the senate……in order to secure a peaceful transition.
Yoda: To a dark place this line of thought will carry us. Great care we must take.

ウィンドゥ: ジェダイ討滅の陰謀だ。議長の周辺にダークサイドを感じる。
キ=アンディ=ムンディ: 議長が非常時の権利を手放そうとしない時は、グリーバスを倒したあとに、議長の任から追放しよう。
ウィンドゥ: 平和的な移行のため元老院の統制権は評議会が持つ。
ヨーダ: 流れが好ましくない方向に向かっておる。細心の注意が必要だ。
 
 

「he should be removed from office.」の部分です。

この場合は「『任務、職』から追放されるべきだ」というのが一番適当な訳になります。

この意味も辞書に教えてもらいましょう。
 
 

office=任務、職の意味です!

If someone holds office in a government,they have an important job or position of authority.
 
 

政府の「重要な職務」という感じです。

高橋
僕は、小説、映画などのコンテンツを聴くときすぐに訳にあたることはしません。

そうすると、「どうもしっくりこない!」という箇所が必ず出てきます。

僕にとってこの「office」の使い方というのは「しっくりこない」代表格のような使い方でした。

「しっくりこない」から「しっくりきた」ときにより長く定着します。

耳学問を重視した効能はこういうところにもあります。

TOEIC800点をこえるための隙間時間活用術 ―表現のための実践ロイヤル英文法の付録音声について

2022年10月6日

 
 

print=足跡、指紋

print=足跡

まず「プリント」というカタカナを聞いたら「印刷」、もしくは「印刷物」を思い浮かべると思います。

一般的に「写真」や「印刷アート」、「版画」を指して「プリント」とも言えるはずです。

洋服などに染めてあるという意味で「プリント」ともできますね。

こういう意味はどれも「print」から来ているものです。

一方で「print」の面白い意味の一つは日本語の「プリント」からは少し遠い意味になります。

『コロンボ』の『ビデオテープの証言』から借りてみることにします。

コロンボが鑑識の結果を見ながら、窓から逃げたと思われる犯人の逃走経路を調べているくだりです。

彼はそれが「ない」ことを気にしています。

 
 

『コロンボ』で「print」がこう使われています!

He must have been in a hurry. And he would have jumped out of the window. But if he jumped out he would have left deep prints where his foot landed. Not a sign of them.
犯人は絶対に急いでいたはすなんだ。そして窓から飛び降りたはずなんだ。でもそうだとすると深い足跡が残るはずだ。どこに足をついたのか。全然跡がない。
 
 

コロンボが気にしているのは深い「足跡」ですね。

これがあるはずなのに、ないと言っているわけです。
 
 

print=指紋

もう一つ「print」の面白い意味として「指紋」があります。

『羊たちの沈黙』からの一節を引用してみます。

 
 
The room was reasonably neat but it had the ruffled appearance left by searchers with big hands, men who try to put things back exactly, but miss just a little bit. Starling would have known the place had been searched even without the traces of fingerprint powder on all the smooth surfaces.
部屋はある程度はきちんとしているが、不器用な捜査員たち、物を正確に片付けようとしているものの、ちょっとした事を見落としてしまう男たちの手によって少し乱れたようになっていた。部屋中のなめらかな表面に指紋採取用の粉の跡がついているが、それがなくても部屋が捜査されたことがスターリングには分かったに違いない。
 
 

ここでは「fingerprint」としてありますが、「print」単体で「指紋」という意味を持っています。

一応辞書(『collins cobuild』)を引くとこう出ています。

 
 

You can refer to invisible marks left by someone’s fingers as their prints.
 
 
「目には見えない指の跡」を指して「print」なのでまさに「指紋」です。

同義語として掲載されているのが「fingerprint」です。

 
 

高橋
『THE LONG GOODBYE』(アルトマンが撮った映画の方)にもこの「print」が出てきます。

刑務官がマーロウに対して、こういう風に言う場面があります。

―All right, come on, let’s get your prints.
よし、来い。指紋を取るぞ。

マーロウがテリー・レノックスのことで強引に取り調べを受け、指紋を取られる箇所です。

ここでは、指全部の指紋を取ったので「prints」と複数形にしてありますが、指紋を単に「print」として表現しています。

 
 

green=未熟な

少し変わったところでは「環境保護に関する政治的な活動」を指して「green」とすることがあります。

「緑にする」からすぐに連想できますが、面白い意味だと思います。

また、「未熟な」「経験の足りない」「青二才の」といった意味にもなります。

これは「緑」から遠い意味に感じるかもしれませんが、自動車の「初心運転者標識」は「若葉マーク」と別称されますね。

『羊たちの沈黙』にこの「green」が使われているので引用してみます。

娘を誘拐されたマーティン上院議員がレクターと面会する直前にクロフォード(スターリングの上司)と電話で話をしている場面です。

 
 
~”But do this for me. Let Dr. Alan Bloom brief you before you go up against Lecter. Bloom can help you, believe me.”
“I’ve got professional advice.”
“Better than Chilton, I hope.”~
“Infighting wastes time, Mr.Crawford. You sent a green recruit to Lecter with a phony offer. I can do better than that.

「しかし、私の頼みを聞いてください。レクターと対決する前に、アラン・ブルーム博士から説明を受けてください。ブルームは必ずあなたの役に立ちます」
「すでに専門家の助言を受けているわ」
「チルトンよりもましな人間であることを願っていますよ」(中略)
「なわばり争いは時間の浪費だわ、ミスタークロフォード。あなたは訓練生をレクターの所へ行かせて虚偽の条件を提示させたわ。私にはそれよりももっとまともなことができます」

 
 
ここでは「green recruit」を指して「訓練生」としてあります。

「recruit」自体に「新入社員」とか「新メンバー」の意味があるので「green」でさらに「未熟な」ことを強調している感じです。

 
 

高橋
「未熟な」という意味は辞書(『collins cobuild』)ではこう説明されています!

If you say that someone is green, you mean that they have had very little experience of life or a particular job.

 
 

title=法律上の所有権、称号、肩書

title=法律上の所有権

「タイトル」というカタカナであれば、ボクシングなどの「タイトル」、本や雑誌、映画、演劇、今まさに僕が書いているブログの表題のことを指して「タイトル」とできるはずです。

英語の「title」では本や雑誌そのものを指すこともあります。

「タイトル」からは想像しにくい意味としては例えばこういうものがあります。

『羊たちの沈黙』から引用してみます。

スターリングが初めてレクターと面会し、「ラスペイルの車の中を見ろ」と重要なヒントをもらったあと、その車に関する情報を調べている場面になります。

 
 
The clerk confirmed that permission had been granted for sale of an auto and gave Starling the make and serial number of the car, and the name of a subsequent owner off the title transfer.
その書記が、車一台の転売許可が出たことを確認し、車種と製造番号、譲渡先の持ち主の名前を教えてくれた。
※日本語は菊池光訳を引用しました。
 
 

この「title」は法律上の「所有権」という意味になります。

この場合は、車の所有権です。

「title transfer」で「所有権の譲渡」「所有権の移転」という意味です。
 
 

title=称号、肩書

日本語の「タイトル」が頭にあると注意が必要になってくる意味はほかにも存在します。

英語ではごく普通の使い方ですが、「タイトル」に慣れた目でみると奇妙に映るかもしれません。

今度は『ゴッドファーザー』から引用してみます。

「ゴッドファーザー」として権勢を誇った先代のドンが死に、その息子(マイケル)が跡を継ぎます。

ただし幹部たちはファミリーを取り巻く環境を危惧しています。

 
 
“The Barzinis and Tattaglias are going to move in on us real hard, Mike. You gotta fight or have a ‘sit-down’ with them.” Everyone in the room noticed that Clemenza had not used a formal form of address to Michael, much less the title of Don.
「バヅィーニとタッタリアは我々を容赦なく叩きのめしにくるはずだ、マイケル。あんたは奴らと戦うか、おとなしくしているしかないんだ」。そこにいる全員は、クレメンザの物の言い方がドンに対するものではなく、ましてドンの称号さえ使わなかったことに気付いていた。
 
 

「the title of Don」と出てきました。

ここでの「title」は「表題」の意味の親戚と言えば、そう言えなくもないですが「称号」「肩書」という意味です。

『collins cobuild』ではこんな風に出ています。

 
 
A person’s title is a word such as “Sir”, “Lord”, or “Lady” that is used in front of their name, or a phrase that is used instead of their name, and indicates that they have a high rank in society.
 
 

「『title』は『“Sir”』や『“Lord”』、『“Lady”』などの名前の前に使われる言葉、もしくは名前の変わりに使われるフレーズで、(そのフレーズを使われた人間が)社会的に高い地位を持っていることを示す」とあります。

また「称号」「肩書」には親戚がいて、こんな意味もあったりします。続けて辞書を引いてみます。
 
 

Someone’s title is a name that describes their job or status in an organization.

 
 
「組織の中で、職務や地位を表わす名前」として使われるということです。

これは、例えば「経理課長」とか「営業マネジャー」というのがまさにその「title」
だということになります。

 
 

高橋
英語がカタカナになっている場合特にその本来の意味には注意する必要があります。

これはTOEICなどの資格試験でも特に重要です。

 
 

ポイント!

  1. cider=りんご酒
  2. office=職、任務
  3. print=足跡、指紋
  4. green=未熟な
  5. title=法律上の所有権、称号、肩書
 
 
高橋
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●追伸

高橋
今回は、日本語で定着している単語が本来持っていた別の意味を取り上げてみました。

TOEICで必須のdraft(ドラフト)なんていう単語も日本語で定着しているものとは違う意味があります。

こちらで詳しく書いてあるのでよかったらどうぞ。

draftはまず「下書き」の意味が必須です!

2019年6月28日

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