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1位 ゴッドファーザーThe Godfather
コッポラが撮った世界的なヒット作です。
『汝の父を敬えHONOR THY FATHER』(ゲイ・タリーズ著)や『ゴッドファーザー伝説BOUND BY HONOR』(ビル・ボナーノ著)を読むと登場人物は実在する人から多くを借りているとよくわかります。
そういう裏まで知って2度、3度、4度と楽しむのがたぶんこの映画の正しい鑑賞の仕方です。
映画を観て小説も読んで、周辺のノンフィクションまで漁れば英語力は劇的にアップします。僕はこういうことが「自分の興味に引きつける」ことだと思っています。
実際僕は『ゴッドファーザー』のオーディオブック(小説)を聞きまくって半年で750点になりました(今は960点)。
この映画は『part2』、『part3』と続きものになっています。ただ小説のいいところが生きているのは『part2』のデニーロが出ているところくらいまでです。『part3』にいたってはアンディ・ガルシアのプロモーションビデオのようになってしまっています。
2位 カジノCasino
マーティン・スコセッシの作品です。
『ゴッドファーザー』と同じくマフィアを描いた映画ですが、特に裏社会と「カジノ」の関係を描いています。『レイジング・ブル』(『Raging Bull』)などでもおなじみのジョー・ペシとロバート・デニーロの黄金コンビが最も冴えているのがこの作品です。とくにジョー・ペシの演技はここに極まれりの感があります。
「カジノ」が崩壊してしまったときに待っているのは現実を知り過ぎている関係者の粛清ですが、そのとき登場するガンマンの一人はジョー・ペシが演じたニコラス・“ニッキー”・サントロと兄弟分のチンピラであるフランク・マリーノ(フランク・ヴィンセント)のモデルになった人物です(Frank Cullottaがモデル)。
内幕をすべて話したうえで証人保護プラグラムによって生かされている人物が映画に登場するというのは今ではちょっと考えられないかもしれません。
この物語も現実から多くを借りています。会話のスピードも速く、またジャーゴンも多いので英語の勉強には不向きかもしれません。
3位 グッドフェローズGoodfellas
『カジノ』と同じくスコセッシの作品です。
僕は『キング・オブ・コメディ』(The King of Comedy)も加えたスコセッシの3作を年に数回必ず観直しています。
FBIの捜査官をして最もマフィアの世界をよく描いた作品だそうです(『グッドフェローズ』ニコラス ピレッジ著、平尾 圭吾翻訳の解説より)。
グロテスクな描写も多く含まれますが、『ゴッドファーザー』や『カジノ』と同じく、一度観出したら止まらない物語の魅力があります。
証人保護プログラムを受ける代わりに自分の関わった事件を告白した人物の証言を基に構成されています。ジャーゴンが多くやはり英語学習には向かないかもしれません。
4位 パルプフィクションPulp Fiction
監督は映画オタク(=シネフィル)のタランティーノです。
タランティーノではこの作品と『レザボア・ドッグス』(『Reservoir Dogs』)だけがかろうじて観るに値する作品になっています(異論は大いにあると思いますが)。
昔あった映画の場面をつぎはぎしてどうでもいい会話をアテレコしたようなまさに「パルプ」(低俗小説)な作品ですが、梶芽衣子への偏愛だけを描いた『キル・ビル2』などとは違って、本当にゴミになる直前でかろうじて踏みとどまっています。
個人的に好きなシーンは麻薬の取引でズルをしようとした相手を殺す直前、相手が食べていたハンバーガーの種類をたずねるところです。
「What kinda(※kind of) hamburgers?」→「Uh, cheese cheeseburgers.」→「No, no, no,no. Where did you get’em(※get them)? McDonald’s, Wendy’s, Jack In The Box, where?」→「Uh, Big Kahuna Burger.」
この類の会話が物語を駆動させています。
この映画は『スクリーンプレイ』という本でセリフをすべて確認することができます。解説が充実しているのでスコセッシの作品よりも英語の勉強にはなります。
5位 グロリアGloria
ジョン・カサベテスの代表作の一つです。
リュック・ベッソンは誰も知らないのをいいことにこの設定をそのまま借りて『レオンLéon』を撮りました。
興行収入の半分くらいはぜひカサベテスの墓前に据えて欲しいと思います。
見どころは少年のアフロヘアーです。
6位 アンタッチャブルThe Untouchables
シカゴのギャングスター、アル・カポネに対峙した財務省捜査官たちの活躍を描いた映画です。
主人公のエリオット・ネス役がケビン・コスナー、わき役のベテラン刑事ジム・マローンがショーン・コネリー、若き狙撃の名手ジョージ・ストーン役がアンディ・ガルシア、アル・カポネがロバート・デニーロという豪華布陣です。
一度観ると食中毒を起こしそうになるくらいのご都合主義的なストーリーですが、くたくたに疲れた日には向きます。
それ以外の日にはバカバカしくなって途中で投げてしまうかもしれません。
見どころは『戦艦ポチョムキン』から全借りした、階段でのアクションシーンです。比較的平易な会話が続くので題材としては、ありかもしれません。
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●追伸
そしてなにより娯楽として成功しているものを取り上げました。
永遠の1位はやっぱり『ゴッドファーザー』で決まりです。
さっきも書きましたが私が半年で750点を取ったときに一番聞いたコンテンツがこのオーディオブック(原作の小説)です。もちろん900点を超えた今でもしょっちゅう聞いています。
僕は年間200本程度観るプチ映画オタクだった時期があります。
仕事→深酒の悪癖を覚えてからこの愛おしい趣味からだいぶ遠ざかってしまいましたが英語の勉強を始めたときに一番生きたのがこの趣味です。
英語圏で発表されたものはどれもがそのまま「教材」になります。
今回は私の映画の趣味がどんなものなのか紹介してみたいと思います。
注意点の一つはあまりにジャーゴンが多すぎて英語学習には不向きなものも含まれていることです。紹介記事の中にその旨書いておきましたので参考にしてみてください。
僕はこのブログで自分の興味に引きつけないと英語学習は絶対に長続きしない、とくどいほど言い続けてきました。TOEICの点数のあがりは自分の趣味にどれだけ引きつけられるかにかかっています!