こんにちは高橋です。
今回は、著作権についてちょっと思うところを書いてみます。
とっていっても、それを語る能力が自分にあるかどうかとても不安なので、いつものように人の意見を借りて、ズルしてみたいと思います。
そもそも、なぜ著作権について、と突然書き出したのかというとこれは、二つ理由があって、まず一つは『レオン』という映画がジョン・カサヴェテスの『グロリア』の焼き直しだからですね。
これは、男女の設定を逆にしただけですから誰でもそうと分かるわけです。
(より今のドラマの傾向に合うように洗練されているというのが特徴といえば特徴になるとは思いますが)
それともう一つは、僕はずっと英語学習に「聴く」ことを選んで、そのコンテンツの1つに『コロンボ』があったとさんざん書いてきたわけです。
この『コロンボ』というのは、よく知られているとおり三谷幸喜が描いた『古畑任三郎』の元ネタ(サンプルソース)ですね。
『コロンボ』を頭から全部見れば、『古畑任三郎』のどの回が『コロンボ』のどこから抜かれたものなのかというのはすぐにわかります。
こうした作品の関係性があると、必ず出てくるのが今回のテーマにした「著作権」の話ですね。
要するに「著作権を侵害している」とか、「パクリ疑惑」だとかなにか後ろめたいことを連想させるような言葉が聞かれるようになるわけです。
僕としてはこういう意見にはちょっと乗っかれないところがあるけれど自分で言葉に出すとちょっと荷が重すぎるかな、というところがありました。
なので、人の意見をちょっと参考にしながら、書いてみます。
(親から、わからない時は他人に訊けと言われてきたので……)
まずは世界の坂本教授(坂本龍一)の発言をちょっと借りてズルしてみます。
(世界のと付けるとそれっぽいでしょ?)
「自分の曲があるとすると、たぶん僕のオリジナリティは五パーセントあればいい方じゃないか。なぜなら、バッハの時代からずっと、同じようなハーモニーと音階と形式を使って、曲はつくられているわけです」
※『NAM生成」』より
一読すると世界の坂本も随分謙虚だと思ってしまいますが、これは謙虚にものを言っているとかそんなことではないですね。
良く知られているように、絵を描くときは必ず模倣から入ります。
優れた絵画のスタイルというのを学ぶわけです。
「その学んだスタイルからのエラーがその人の創造になると、とりあえずいえるのではないか」世界の坂本の言葉を僕なりに翻訳してみる、こんな感じになります。
もう一人はっきり著作権について意見している人がいるので、さらに引用してみます。
漫画家で批評家の大塚英志の文章からです。
「そう言えば何年か前、ディズニー映画『ライオン・キング』が手塚治虫の『ジャングル大帝』からの盗作ではないか、という声がまんが関係者の一部から上がったことがありました。しかしよくよく考えてみれば『ジャングル大帝』がディズニーアニメ『バンビ』の模倣というか借用というかそういった側面が少なからずあることは手塚治虫のファンにとっては周知のことです。だからといってそれが手塚治虫の価値を下げるものでは少しもありません。むしろ手塚治虫とディズニーの間になされた「盗作」のキャッチボールはある意味では物を作るという行為の理想形とさえ言えます。」
※『物語の体操』大塚英志著より
この意見は、その作品が誰かの作品に拠っているので、パクリであるとか、著作権の侵害であるとか、そういうところから離れた地点にある言葉ですね。
こういう考えに立ってみると『レオン』というのは、デジタル技術が進化してなんでも複製できるようになった時代の「鬼子」みたいな存在ではないかと、僕は、感じてしまいます。
(両親とまったく変わらないというのが逆に異様と言う意味で。)
真似する相手が、完全な姿で自由自在に復元できるというのは、ある意味創造の困難を表わしているのではないかとも思えます。
大塚英志はさらにこう続けています。
「こういった考え方はソフト産業が肥大して知的所有権が経済の根幹を成す時代となった今、必ずしもすんなりと受け入れられるものではありません。それこそ複製と経済が結びついた時代の最終局面をぼくたちは生きようとしているわけですから。けれども一方で今日の、小説を含めたソフト産業にあって〈オリジナル〉の座にあるものはすべていつかどこかで見たものの焼き直しに過ぎない気もします」
実際に物を作っている最前線にいる、2人の意見はたくさん見るところが
あるような気がしています。
あなたなら、どう考えますか?
『レオン』の英語について書くつもりが著作権の話をだらだらしてしまいました。
また、次回からは英語にもどります。
今回は、あたりで。
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