●TOEICは2016年の問題改定後も難易度が上がっています!
●改定前の問題は今の問題よりもはるかに簡単です!
リスニングは今のTOEICと比べるとはるかに簡単
900点を取ったときに使った問題集を紹介した記事で
「旧テストしか受けたことがない人の意見は聞かないほうがいい」
と書きました。
もちろん今のテストと改定前のテストでは難易度がまったく違うのでそう書いたわけですが、そういう傾向は
新旧の『公式問題集』を解くことでもはっきりわかります。
915点を取った直後に解いた『旧公式問題集6』の正解数はこうなりました。
- Test1=「L99問正解、R89 問正解」
- Test2=「L95問正解/R89問正解」
僕がはじめて900点を突破して915点になった直前に解いた問題集が
ちょうど新テスト対応の『公式問題集6』だったので点数を比較してみます。
旧公式問題集6 | 新公式問題集6 | |
---|---|---|
Test1 |
L99/R89
|
L96/R77
|
test2 |
L95/R89
|
L96/R81
|
※便宜上古いテスト対応なので『旧公式問題集6』としましたが、正式名称は『TOEICテスト新公式問題集6』です。『新公式問題集6』の正式名称は『公式TOEIC Listening&Reading問題集6』です。
※2022年に915点を取った当時の成績です
リスニングは新しい『公式問題集6』でも96問取れているので
それほど変わりがないように思えますがたった1問でも20ポイント以上の差が出ることがあるのでとてつもない差だといえます。
そうなるとリーディングの差というのはもっと大きいので
「とてつもなくとてつもない差」(あえて変な日本語を使ってみました)だと言っていいと思います。
特にパート3(長い会話問題)ではどういう状況で話されているのかわからない問題がこの『旧問題集』ではありませんでした。
新テストのように冒頭の数行を聴き落としただけで話の方向がわからなくなるということがありません。
だからパニックになることもありません。
ひねりが効いた意地悪な問題がほとんどなかったように思います。
さらに言うと新テスト対応の『公式問題集7』が発行されて以降リスニングの難化が顕著です。
こういう事情を考えたとき今、現在のリスニングとはまったくの別物と考えたほうがよさそうです。
パート5以外はやさしい問題がそろっています
リーディングに関してはパート5の難易度はそれほど変わらないと思いました。
全然違うのがパート6と長文のパート7です。
改定以後の問題では長文の文字数自体が増えていて僕の感触で言えば1問か2問はどうやっても確信が持てない問題があります。
そういう感触がこの『旧問題集』ではありませんでした。
リーディングの点数だけを比べてみます。
旧公式問題集6 | 新公式問題集6 | |
---|---|---|
Test1 |
89問正解
|
77問正解
|
test2 |
89問正解
|
81問正解
|
確かに難しい文章が途中で混ざるところもあります。
ただそれが答えを出すときの障害になりません。
そうなれば点数があがるのは当然ですね。
リーディングパートのパート6とパート7に関してはこの『旧問題集』の基準で考えると本番で大怪我するはずです。
改定で変わったところはここです!
TOEICは2016年に改定されたと言いましが具体的にどこが変わったのか改めて触れてみます。
まずリスニングに関してはパート1(写真の描写問題)が10問から6問になりました。
そしてパート2(会話応答問題)も30問だったのが改定後は25問になりました。
問題数は減ったものの難易度が上がっていることは有名な話ですね。
このパート1とパート2が減った分パート3(会話問題)が30問から39問になりました。
長い会話を聞いて答える問題が増えたことでより体力が消耗するようになったと言えるかもしれません。
それからこのパート3とパート4(説明文問題)に図や表を見て答える問題も追加されました。
これもまた難易度の変化に一役買っています。
また細かい部分ですがパート2に入る前のナレーションが変わりました。
旧テストではパート1の前と同様にサンプル問題を流していたのにそれがなくなりました。
実際に解いてみてパート1のあと1息ついてパート2に行けるというのは思ったよりも心理的に楽でした。
新テストではこういう心理的な部分でもかなり圧がかかっているといえそうです。
リーディングで言うとパート5(文法の穴埋め問題)が40問から30問に減りました。
逆にパート6(長文の文法穴埋め問題)は12問から16問に増えました。
ここに文章を挿入する問題が新たに加わり難易度が段違いにあがりました。
パート7(長文読解)はその結果48問から54問になりました。
パート7にチャット形式の問題(LINEのようなやり取りを見て答える問題)が加わったのも変化の一つです。
またトリプルパッセージと言われる3つの文章を読んで答えさせる問題が新たに追加されました。
それまで最大で2つの文章を読んで答えさせる問題だけでしたのでここも大きく違います。
より長文の問題が増え難易度が上がっているというのがパート7です。
一応この変化も表にまとめてみるとこうなります。
旧テスト | 新テスト(2016年以降) | |
---|---|---|
パート1(写真描写問題) |
10
|
6
|
パート2(応答問題) |
30
|
25
|
パート3(会話問題) |
30
|
39
※図表を見ながら答える問題が加わる |
パート4(説明文問題) |
30
|
30
※図表を見ながら答える問題が加わる |
パート5(文法穴埋め) |
40
|
30
|
パート6(長文文法穴埋め) |
12
|
16
※文章挿入問題が加わる |
パート7(長文) |
48
|
54
※トリプルパーセージが加わる |
※数字は問題数
『旧公式問題集』は使わないほうがいい?
『旧問題集』は問題が簡単です。
感覚としてはここで出た点数の8掛けくらいが新テストでの点数です。
だから今回の
「test1=L99問正解/R89 問正解、test2=L95問正解/R89問正解」
という成績を考えると900点ギリギリかtest2に関しては800点台後半の可能性があるということになります。
それくらい難易度が違います。
僕は以前、問題集は古本で買うべきでないということを言いました。
そもそも旧テストを対象にしたものも混ざっていますしまた同じタイトルでも改定している問題集も多いからですがやはり最新の傾向と難易度をよく把握している問題集を使うべきというのが結論になりそうです。
以前からずっと言っているように『公式問題集』は最新刊が先、が鉄則です。
2016年以降に出された公式問題集は2022年12月時点で10冊あります。
まずはこの10冊をそこに真実が書いてあると思って解くことです。
『旧公式問題集』はそのうえで余力があれば解いてみることをおすすめします。
基礎となる部分の単語や文法は改定前でもほとんど変わっていません。
そのためTOEIC特有の言葉遣いをマスターするにはとてもいいと思います。
注意点はリスニング全体とパート6、パート7の難易度が全然違う(簡単)なのでこれを基準に考えてはいけないということです。
試験直前の腕試しくらいに考えてやると本番で大コケしてしまう可能性もあります。
使い方に注意をしておく必要があるということになります。
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●追伸
僕にもその道が待っているかと思うと恐ろしい限りですが、2022年11月のテストで960点まで点数を伸ばすことができました。
楽しく学ぶ術は知っているので、めげずにがんばろうと思います。
今回はTOEICの問題が改定される前(2016年に改定されました)に出された古い『公式問題集』を解いてみたので、その結果をお知らせしたいと思います。
TOEICは問題を改定する度に難易度が上がっています。
だから改定前のテストで取った点数というのは、参考にならないと言われています。
僕も実際そう思っています。
旧テストの点数は今のテストでは何点くらいになるのか考えてみました。
※この記事は915点を取った直後に書いています