公式問題集を使っていない
僕は900点を超えてからTOEICに関する相談を受ける機会が増えましたが、点数があがらないと悩んでいる人のほとんどすべてが『公式問題集』を使っていません。
あるいは使っていたとしても、本気で取り組んでいません。
最新の『公式問題集』というのはその時点での最新のTOEICの傾向を映したものです。
なので、その時点で最新の『公式問題集』をしっかりと腰をすえて復習すれば一番点数をのばすことができます。
『公式問題集』は2023年現在で11冊が発売されています。
最新の『公式問題集10』から順番に『公式9』→『公式8』→『公式7』と真剣に取り組んでいけば、ほかのどんな方法よりも点数アップに直結します。
よく、どの『公式問題集』が簡単、難しいなどと選り好みしている人がいますが、これもまたナンセンスです。
本番に出てくる表現というのは調べてみれば『公式問題集』のどこかに伏線がはってあるとすぐにわかります。
この問題集を簡単だ、などとバカにせずにどれだけ真剣に取り組めるかだけが得点アップに必要なことです。
ほかの問題集に浮気ばかりしていないか、真剣に取り組めているのか、まず点検してみてください。
復習をしっかりやっていない
『公式問題集』を使っていたとしてもしっかり復習していない、と点数はやっぱりあがりません。
点数があがらないとあせって模試形式の問題集ばかり解いてしまいがちです。
ただ、それは結局
点数があがらない→模試を解く→点数があがらない→模試を解く
という無限ループにはまることになります。
こういうことをして得られるのは、実は得点に結びつかないテクニックばかりで、ゴミのような知識だけが増えていくようになります。
TOEICではリーディングセクションで全て読み終えることができず答えを適当に埋めることを「塗り絵」といいます。
この「塗り絵」はTOEIC受験者共通の悩みと言っていいようなものですが、間違った対策の親玉が上のようなやり方です。
塗り絵の原因というのは別にテクニックの問題でもなければ慣れの問題でもありません。
単に速く読むだけの語彙と文法の知識が不足しているだけです。
つまり簡単な話で、本番の伏線になっている『公式問題集』に力を入れて復習すれば読むスピードも自然とあがってくるということです。
復習するとは、そこに出てくる知らない語彙や文法をわかるようにすることです。
それ以外の復習というのはやった気になっているだけです。
勉強とは復習のことだという意識がないと点数は絶対にあがりません。
TOEICに費やす時間があまりに少ない
TOEICにおいて点数の上がらない原因はほとんど上の2つで言い切りましたが、補足しておけば、勉強する時間があまりに少ないときも点数はあがりません。
特に社会人で英語の勉強を続けている場合、この問題に常に直面することになります。
TOEICは2016年に問題が改定されてそれ以前の点数はまったく無意味なものになってしまいました。
そしてその後も難化がどんどん進んでいて、2年前の点数はほとんど信用できない、ということになってしまっています。
こういう難化がはっきりしている試験において、1日30分しか勉強できなければ現状維持も難しいはずです。
僕の経験から言って1時間でも変わりません。
隙間の時間をかき集めて3時間取れてやっと少しの上昇を描けるかなというのが僕の率直な感想です。
僕は働きながら900点になんとかあげることができました。
僕の場合は少しの空き時間のすべてを英語を聴くことにしています。
隙間の時間の活用の仕方は人それぞれだとは思います。
ただ、こういう少しの空いた時間を活用できないと、学生ではない限り英語力を伸ばしていくのはほとんど不可能だと言えます。
何年も前に高得点を取った人のアドバイスを聞いている
今、2016年に問題が改定されてその後も難化がとまらないと書きました。
こういうTOEIC特有の事情を考えると、数年前の高得点者の意見を真に受けるのはかなり危険です。
特に2016年以前の点数は800点台だったら600点台くらいが普通だと言われています(『10年前の800点は今なら600点台』=TOEIC講師中村澄子さんのYoutubeタイトルより)
だとするとそういう戦果を聞いていても、戦場に細い棒を持っていくようにアドバイスされている可能性さえあります。
昔の点数は空虚な自慢話にしかなりません。
今現在どんな問題集を使うことが有効なのか、どんな対策が有効なのか現在進行形でTOEICと向き合っている人の意見に耳を傾けることが重要になってきます。
これはブログやyoutubeのようなメディアに接するときでも同じです。
何の役にも立たない武勇伝を聞いている暇があるなら文法や単語を覚えましょう。
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TOEICの点数があがらない人にはいくつかの共通点があります。メルマガ登録用の特典記事ではまずその共通点をあげ、点数があがらない理由を解説しています。さらに、そのうえで使うべき問題集についても言及しています。
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●追伸
750点になるまでは小説の『The Godfather』(『ゴッドファーザー』)を使って、TOEIC頻出の単語を覚えました。
900点を目前にしたときは村上春樹の『BLIND WILLOW, SLEEPING WOMAN』(『めくらやなぎと眠る女』)という小説を隙間の時間にkindleを使って読んだりもしました。
常に自分の興味に忠実である、ということも英語をのばすことにつながります。
僕は、400点から750点まで半年で達成しましたが、その後の1年間まったく点数があがらないという経験をしたことがあります。
また、リスニングの点数が480点までは順調にあがったものの、それ以上の点数をとるまでに同じく1年間かかったこともあります。
点数が停滞する、あがらないときは、必ず原因があります。
今回は僕の経験を基に4つその原因をあげてみます。