英語を自分の趣味に強引に引きつけました
社会人になって英語の勉強を再開する場合、僕が最も大切だと思うことは英語を強引に自分の興味(趣味)に引き付けてしまう、ことです。
僕が英語の勉強を再開したのは
「会社で必要になったから」
でした。
しかも、半年で
「TOIEC730点を超えなければ、クビになってしまうかもしれない」
という切ない理由によるものでした。
当時の勤務状況は終電で帰ることができればまだマシ! というものです。
机に向かう時間などほとんど取れません。
取れたとしてもすぐに寝落ちしてしまうのがオチです。
こんな状況のなかで僕が選んだのは英語を聞くことでした。
言ってみれば苦肉の策ですが、とにかく耳が空いている時間は英語を洪水のように流し込む、ということをしました。
一口に「英語」の素材と言っても様々ありますね。
TOEICで730点を取ることが目標なんですからもちろんTOEIC関連のものがまずあがります。
書籍についているCDを聞くということも英語を聞くことです。
ただ僕がやったことは、自分が好きなコンテンツを徹底的に聞きつぶすということでした。
アメリカの小説は音声がついているものが多くあります。
オーディオブックというやつです。
僕はまず年に数回は読み返して(日本語版をです)ストーリーはすべて頭に入っているコンテンツを聞き込みました。
趣味である読書に英語を引きつけたということになると思います。
また、僕の休日の楽しみの一つが映画鑑賞です。
これもまた英語に引きつけてしまいました。
音声だけを抽出して(MP3形式にしてしまって)徹底的に聞き込みました(一応著作権の問題があると思うのでもしやるとなったら自己判断でお願いします)
ストーリーは頭に入っているし、セリフを再現することだって日本語であれば容易にできます。
その日本語で入っているセリフを英語に変換する作業をすればいいわけです。
簡単ですね。
僕はこのやり方によって半年でなんとか750点まで点数をのばすことに成功しました。
それまでの点数が400点、半年後に750点なので350点のアップです。
おそらく生真面目にTOEICの勉強に取り組んでいたら実現できなかったと思います。
自分の興味、趣味を強引に英語に結び付けてしまったからこそ実現できたことです。
『スター・ウォーズ』を観ることは苦痛ではなかった
当時僕は書籍の編集の仕事をしていました(今はフリーランスの編集者です)
こういう仕事をしている関係から特にコンテンツにはまり込むとその周辺の物語まで拾ってしまう癖がついています。
周辺の物語とは例えばその作品の製作過程のエピソードなどです。
例えば僕が半年間徹底して聞いていた『スター・ウォーズ』シリーズには日本にも関係するサイドストーリーがたくさん存在します。
そもそも、監督のジョージ・ルーカスがこの『スター・ウォーズ』シリーズを構想するときに着想を得たのが、黒澤明の『隠し砦の三悪人』です。
またこの映画に登場するヨーダ(あの小さい仙人のようなキャラクター)は日本人の「依田さん」がモデルになっていると言われています。
一番有力なのは溝口健二の脚本を多く書いた依田義賢(よだよしかた)氏で確かに写真を見るとこれは本人だな、と思えるものです(『依田義賢対談集 スクリーンに夢を託して』より)
別の説としてはエイベックス(エイベックス株式会社)を作った「依田巽」さんがモデルになっているというものもあります (『熱狂の仕掛け人』(湯川れい子著)より)。
ほかにもオビ=ワンケノビの役は初め三船敏郎(代表作『七人の侍』など)に振られたものだったという有名なエピソードがあります。
あの映画自体日本のチャンバラを意識したものですから、三船だったら確かにハマり役になっていたはずです。
結局、三船版オビ=ワンは実現しませんでしたが、僕は『スター・ウォーズ』のチャンバラを見る度に「あ~あ。三船だったらもっとましなチャンバラになったのにな~」といつも思ってしまいます。
サミュエル・L・ジャクソン(ジェダイ・マスター、メイス・ウィンドゥ役)が相手に背を向けてくるくる回ったりしていると、つい目をそむけたくなってしまいます。
「タランティーノは『キルビル』の時にサニー千葉(千葉真一)をいれて、カンフーを仕込ませたのに……」などと闘いが始まる度に思ってしまうわけです。
あなたが10代で、聞いたものすべてに好奇心を保つことができるのであれば別ですが
成人してからの勉強というのは、とにかく自分の興味に引きつけないと継続できません。
僕が半年で350点のアップを達成できた理由というのはこうしたいってみればオタク趣味のおかげです。
英語の場合その習得の仕方に制約がありません。
ゆるい条件なのですから、TOEICという狭い領域に縛られず広く自分の興味を英語に引き付けてしまうような工夫が一番大切になってきます。
小説で聞いていたのは『ゴッドファーザー』
映画で聞いたのが『スター・ウォーズ』なら一番聞き込んだオーディオブックは『ゴッドファーザー』でした。
映画になっているあの『ゴッドファーザー』の原作です。
本編だけでもド迫力の物語ですが、この作品もサイドストーリーに事欠きません。
登場人物であるマイケル・コルレオーネのモデルは自分だと自称するマフィアの自伝も存在しますし(『Bound by Honor』)、またコルレオーネ・ファミリーのモデルの1つであるボナーノ・ファミリーに取材したゲイ・タリーズの歴史的なノンフィクション『Honor Thy Father』だって存在します。
ハリウッドの優男、ジョニー・フォンテーンのモデルはフランクシナトラで、ドン・コルレオーネとジョニー・フォンテーンの関係はシカゴのボス、サム・ジアンカーナと彼の関係をそのまま借りたものです。
マフィアが深く政治に影響を与えていたことは『Bound by Honor』を読めばよくわかりますし、マフィアが労働組合をおさえていた事実を合わせて考えれば、その理由も納得がいきます。
日本でもいまだに労働組合から支持を受けている政党が自民党に次ぐ勢力をほこっていますね。
僕はこうした現実から借りている部分を周辺の著作を読むことで知り、この物語をするめでもかむように味わい尽くしました。
こうすると同時に著者の想像で描いている部分も知ることになり、その想像力も楽しむことができます。
僕はこうしたオタク的な興味全部を英語に結びつけました。
これがTOEICの参考書を生真面目に解くだけでは、とても続かなかったと思います。
僕のやり方は変わっているかもしれませんが、勉強の王道から外れたものではないはずです。
興味のないことの記憶はすぐになくなってしまいます。
逆に興味があったり、自分が真剣になったりしたことはいつまでも覚えているものです。
僕が実際にやった具体的な方法についてはこちらにも書きましたのでのぞいてみてください。
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●追伸
この趣味も英語に結びつけることができます。
英語のレシピなんていくらでも手に入りますし、またyoutube上で英語の料理の動画をいくらでも観ることができます。
また僕は音楽もしょっちゅう聴いています。
Youtubeのコメント欄には海外からの書き込みがたくさんあります。
それを読むことだって立派な英語の勉強になります。
僕は英語の勉強をするときに常に自分の興味に引き付けてしまっています。
興味がないことは長続きしません。
僕は、もともと小説を読むことや、映画を観ることが好きでした。
だから、日本語に翻訳されていて自分が好きな作品を徹底的に使い倒すことによって英語力を高めてきました。
一応、TOEICは950点オーバーになり、今では少しずつですが英語でも小遣いが稼げるようになっています。
こういうやり方もあるんだ、というのを紹介してみます!