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- 現在形や過去形などの時制を文章で比較して意味の違いを教えてくれるので頭に入れやすい
- その都度図で示してくれるので、イメージがつかみやすい
- I’ll~とI’m going to~の違いを説明していたり細かいニュアンスの違いも具体的に示してくれるのでより深い理解が得られる
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各時制を比較することで大事なポイントがわかる!
この本の特徴は時制の違いによって具体的にどんな意味の違いが生まれるのか比較して示してくれるところです。
例えば「昼食をとる」ということに関して「現在形」と「現在進行形」を比べたこういう文章が載っています。
I have lunch with my coworkers.
私は同僚と昼食をとる習慣があります。I’m having lunch with my coworkers (now).
私は今同僚と昼食中です。I’m having lunch with my coworkers tomorrow.
私は明日同僚と昼食をとります。
まず
「I have lunch with my coworkers.」
と現在形を使った場合食べているのかどうかを表現しているのではなく現在の習慣を表わします。
日本語でも久ぶりにあった友人に「今、何しているの?」と聞かれたら今まさに何をしているのかではなく過去から接続して未来までも続く行為つまり今の習慣、行動を聞かれているということがよくあるはずです。
それに対して
「I’m having lunch with my coworkers (now).」
とすればまさに今友人と食事をしているということを表わします。
基本的には今まさにしている動作を表わすわけです。
進行形を使って未来を表わすこともできます。
ベルトコンベアは近未来も同じように動いていますね。
確定的な未来の予定を表わすとしても自然で違和感はありません。
『マンガでわかる時制・仮定法』ではこういう具体的な文章を対比のなかでそれぞれの時制の意味を
覚えることができます。
「be going to」と「will」の違いもスッキリ解決
未来のことをいうときに
「be going to」と「will」
を使うと習いますが、両者の微妙な違いというのもこの本では教えてくれます。
載っている説明をそのまま抜くとこうなっています。
「とっさに決めた意志」を表すwillと異なり、同じ未来形でもbe going to~は「以前から決まっていた予定に向かって行動を進めようとしている」表現になります。
「be going to」と「will」の違いというは、テストで問われることはほとんどないので、意識していない人がほとんどだと思います。
ただ、こうした違いを意識しておくとより各文法が鮮明になってくるはずです。
ちなみにこの「be going to」と「will」の違いを示した例文は以下のようなものです。
日本語訳も一緒に見るとより上の説明がはっきりするはずです。
I’ll go to your house on Friday.
金曜日にご自宅に行きますね。
※I’llはI willのことI’m going to go to your house on Friday.
金曜日にあなたのところに立ち寄ろうと考えています。
各時制を比較しながら、具体的にしていくのがこの本で最終的にはほぼすべての時制を横断していきます。
頭から順番に読んでいけば時制のイメージがすんなり頭に入る仕組みになっています。
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仮定法も比較して教えてくれる!
きっと仮定法と聞くと時制よりももっと嫌な感覚を持っている人が多いと思います。
実際はそれほど難しくはなく
現実とは違う事実を想定して言う
(ときには妄想だったりします)
とただそれだけのことなのですが時制を変えるルールがありやっぱり慣れが必要です。
この本では時制の次にその嫌な「仮定法」も取り上げられています。
- 仮定法過去
- 仮定法過去完了
- wishを使った表現
- it’s timeという表現
- Ifを使わない仮定法の表現
など、ほぼ完全に仮定法に関わる表現が網羅されています。
もちろんここでも仮定法を使ったときとそうでない文章を比べてみたり仮定法過去を使った場合と
仮定法過去完了を使った場合の意味の違いを示してみたりして具体化していくという手順は変わりありません。
例えば「It’s time」という「~する時間なのに~していない」という事を暗に示す表現は仮定法ではない文章との比較で説明されます。
It’s time you started studying.
もういい加減に勉強する時間ですよ!It’s time for you to start studying.
勉強する時間ですよ。
仮定法だとわかる印は
「It’s time you started studying.」と
過去形の「started」を使っているところです。
時制をずらすのが仮定法の基本的なルールなわけです。
それを仮定法ではない
「It’s time for you to start studying.」
という文章と対比させることで意味と同時に文法上のルールも頭に入れられるようになっています。
こういう文章で仮定法を使う場合「勉強する時間なのにしていない」という話し手のイライラを伝えることができるという説明がされています。
逆に現在形の文章(=「It’s time for you to start studying.」)は単にその勉強の時間であることを伝えるだけで
「『仮定法過去』で表されるような現実との違いに対する特別な感情はありません」(文中より引用)。
「現実との違いに対する特別な感情」があるから(だから仮定法の範疇になる)「もういい加減に勉強する時間ですよ!」と言う意味になるということですね。
こういう比較を通して時制に続いて仮定法も同じように頭に入れることができます。
ここでは図や表まで引用することはできませんが文字以外の絵を使って丁寧に補足をしてくれるので
まさに「マンガでわかる」内容となっています。
文法は腰を落ち着けて勉強する必要があります。
ただ、補助教材になるものはこの本を含めてたくさんあるので、こういうものを積極的に使うのがおススメです。
ぜひ隙間の時間を使って色々な本に触れてみてください。
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このシリーズはKindleunlimitedで読み放題の対象となっています。
(2022年11月現在)
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●追伸
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実際僕はこの「TOEICの特徴」がわかってから勉強に対する迷いがなくなり
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僕は以前デイビッド・セインのマンガでわかるシリーズを全巻買ってkindleに入れてあるという話をしました。
今回はそのなかの『時制・仮定法』の読書感想を書いてみたいと思います。
英語の時制は大まかにわけると現在形、過去形、未来形、進行形、完了形と5つあり、この5つを正確に理解している必要があります。
その時制の考え方をマンガを使って教えてくれるのがこの本です。
時制に苦手意識がある方はぜひ一度試してみてください。また確認用としても最適です。