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試験というのは前日までにすでに勝負がついている!?
僕が実践している事前の「準備」は次の4つです。
- 当日やることをルーティン化しておく
- 最新の『公式問題集』を解いておく
- 問題との相性を考えて連続して受験する
- 最悪を想定して準備する
当日やることをルーティン化しておく
「試験当日」とタイトルに入れているので、まさに前日や当日に緊急避難先としてこのブログにたどりついた方もいらっしゃるかもしれません。
そういう方に対して僕がアドバイスできることは、
試験だからといって特別なことはしないほうがいい
ということです。
有名な話ですが現役時代のイチロー選手は試合前のルーティンが決まっていたと言います。
試合の何時間前に食事をして何時間前に球場に入り何時間前にアップをはじめてバッティング練習は何時にすると全部決まっていたそうです。
ネクストバッターズサークルから打席に入るまでの動作もほぼ同じでした。
股関節を慣らす動作やバッターボックスに入ってからバットを立てる動作などどこをめくっても同じになるように習慣づけられていると傍から見てもわかりました。
試合前においては口にするものも同じだったはずです。
大切なのは自分に合ったルーティンを守るということにつきます。
よくパドックで暴れてしまう競走馬がいます。
馬は繊細な生き物なので普段と違うことをしようとするとすぐにバレてしまって意識してしまいます。
人間も同じくらい繊細です。
普段と違うことをしようとすると暴れ馬になってしまう可能性があります。
だから、試験前に特別なことをするのではなく普段と同じルーティンをこなすのが大事です。
もしこの記事を読んでいるあなたに、試験まで1週間以上時間があるのならば、日曜日のルーティンを試験日と同じに合わせるようにしてみてください。
そうすれば、心も体もびっくりしないはずです。
日曜日は常に出かけているということなら別のお休みの日にするルーティンを試験の日と同じにするというのもきっとありです。
僕の場合であれば起床時間は普段の日曜日とまったく一緒で、
- 食事は試験時間の3時間前にする
- 出かける前には『公式問題集』のパート3(リスニングの会話問題)を2セット(6問分)解いて耳を慣らす
というだいたいのルーティンができあがっています。
人間も馬と同じくらい繊細だと意識しておくことが本番で過緊張を防ぐまず1番目のポイントといってもいいと思います。
最新の『公式問題集』を解いておく
過緊張を解くための「準備」の2つ目は
最新の『公式問題集』を解いて自分の実力を知っておく
ということです。
以前『公式問題集』の使い方を紹介した記事のなかで最新の『公式問題集』を解けば本番の点数を推測できると書きました。
これをやっておくと必要以上に「緊張」することがなくなります。
なぜなら
その結果以上の成果が試験で出ることは絶対にない
からです。
練習でできることだけが本番できることです。
練習でできないことは本番でも同じようにできません。
目標にしている点数がきちんとでるかどうか不安というのがプレッシャーになってしまう一つの原因のはずですが、自分の今の実力を正確に知っていれば、不安に思う必要もなくなります。
この自分の正確な立ち位置を知ることができるのがTOEICの場合は
最新の『公式問題集』
です。
以前の記事で力説しましたが練習で20問余らせている人が本番で最後まで読めるようにはなりません。
最新の『公式問題集』で全体の5割しか取れないのにいきなり本番で800点になることは絶対にありません。
全体の5割だったらせいぜい500点がいいところです。
TOEICというテストでは『公式問題集』という自分の実力が測れる精度の高い問題集が手に入ります
これをうまく使って、今の自分の実力を測っておくというのが「準備」の2つ目のポイントになります。
問題との相性を考えて連続して受験する
ただ、どんな試験にもそのときの問題との相性があります。
その人にとって難しい回と簡単な回が確かに存在はします。
そういうときのことを考えて準備の3つ目はこれです。
連続して2~3回受験する
です。
『公式問題集』には本番2回分 (test1とtest2)の模試が収録されています。
この2回ともにまったく同じ点数を取ることはまずないと思います。
これが問題との相性です。
1回だけの受験であればこの「相性」によってどう転ぶかわからないという嫌な考えが頭をかすめてしまいます。
この心理的な問題をある程度解決できるのが連続受験です。
僕の場合で言うと2019年は連続2回+別の月に1回2020年は連続2回受験をしました(2021年は古傷の影響で受験を辞退しました。2022年もまだ体調が万全ではなく2回の受験をしました。このときは935点と960点になりました)。
2019年はそれぞれ
855点、875点、870点
2020年は
880、915点
です。
この2年は比較的安定していますが、
750点を取った以降にした連続受験で100点近く差が出たことがあります。
問題と全然合わないときはそれくらいの差は出ます。
各回で点数に差が出ることをあらかじめ想定していれば
3回の平均が今の実力だ
くらいの気構えで臨むことができるはずです。
なお、受けられるだけほぼ毎月受験している人がいますが僕はおすすめしません。
1日10時間、勉強の時間が取れるというのなら別ですが限られている時間では数ヵ月みないと効果は表れません。
ひと月ごとに一喜一憂していてはかえってモチベーションの維持が難しいはずです。
最悪を想定して準備する
最後は
最悪を想定して準備する
ということです。
最悪というのは例えばリスニングの環境が最悪だった場合です。
ほとんどの人が経験したことがあるとは思いますが、会場によってリスニングの聞こえ方というのはまったく異なります。
特に僕が苦戦したのは、広い会場での天井スピーカーの音でした。
天井からの音というのは、まずやたらと反響します。
変な言い方ですが音の焦点を合わせるのにとても苦労します。
ほかにも、スピーカーの真横というのも、とにかく聞こえにくいものです。
家でも天井にスピーカーを買ってきて聴くようにするとか、そもそもスピーカーからの音に慣れておくというのも当然最悪を想定した練習になります。
ただ、僕の場合は、とてもぼろいイヤホンを使ってその音でも意味を拾えるようにしています。
僕が使っているのはダイソーで買える密閉性の低いイヤホンです。
100均で売っているものは基本はどれを選んでも変わりはないと思います。
こういうイヤホンの特徴というのはとにかく音質がほとんどないに等しいということです。
密閉性が低いものを選ぶことで周囲の雑音も一緒に聞くことになります。
少し雑音があるような場所で聴くようにすれば、必ず音にかじりつくような習慣ができます。
雑音交じりのぼろい音質で聴くことによって最悪を想定している、となるわけです。
雑音が気になってしまう、というのも試験中によくあることです。
花粉症の季節や冬場になれば、鼻水をかむ音や咳の音がまざったりして、雑音の種類も量も増えてきます。
僕はこういう対策として、常に雑音のある場所で模試を解く、ということをしています。
僕が使っているのはコ・ワーキングスペースです。
コ・ワーキングスペースというのは、仕事をするためのスペースなので、まったく音がないという場所ではありません。
仕事の電話やオンライン会議をしている人もいます。
そういう雑音がたくさんある場所でも、普段と同じように解くことができれば、本番の雑音はほぼ無音と同じ意味になります。
模試のすべてをそういう環境で解く必要はありませんが、最悪を想定しての準備として試してみる価値はあると思います。
まとめ
今回は過緊張に陥らないために必要な準備を書いてみました。
一番大きなポイントというのは、
練習でできないことは本番でもできない
ということにつきます。
だとすると実は前日までの準備ですでに勝負は決まっている、ということになります。
TOEICの場合最も精度の高い模試が最新の『公式問題集』です。
これを本番同様の環境で解くことによって自分の実力をしっかり把握することができます。
常時900点を取りたければ常時183問程度以上は正解している必要があります(9割ちょっとの正解率。満点が990なので9割ちょっと正解する必要があります)。
最新の『公式問題集』に収録されている2回分の模試で2回ともに、5割取れていなければ、常時500点を超えることはほぼできません。
準備の段階で本番の結果はだいたい見えているのだから、あとは普段と同じようにこなしていくだでいいはずです。
実力をどう発揮しても5割超えないとわかっているのであれば、今の自分の実力でベストを尽くせばいいだけす。
こういう事前の準備に加えて、
- 2、3回程度の連続受験をする
- 最悪を想定して準備する
ということを加えて実践すれば、より一層心の乱れを防ぐことができるはずです。
繰り返しですが、一番大事なのは準備です。
準備の段階で勝負が決まるのであれば、本番はおまけのようなものだともとらえることができます。
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●追伸
特に浅い点数の時には『公式問題集』一択で十分です。
2016年の問題改定以降202③年までに11冊の公式問題集が出ていますね。
これをこなすだけで一苦労のはずです。ただこれをきっちりこなせば必ず900点になります。
今回はTOEICの本番で「過剰に」緊張することを防ぐ僕なりの対策を書いてみました。
ポイントは事前の「準備」をしっかりしておくことです。
準備がきちんとできていれば、試験の結果というのは自ずと見えてきて不必要に動揺することがなくなります。
僕が普段から実践している準備は大きくわけて4つあります。
TOEICという試験特有の準備も入っているのでぜひ参考にしてみてください!