データが古い可能性がある
TOEICは100点あげるのに200~300時間程度必要だと言われています。
これは、オックスフォード出版局が以前出したレポートが元ネタになっているようです。
そのレポートを見ると例えば現在のスコアが350点だった場合550点になるまでに450時間が必要だとわかります。
このスコアの場合は100点あげるのにだいたい225時間必要ということです。
語学学校が自分の生徒さんのデータなども加味して出しているデータもだいたいこれと大きく変わりません。
だだし、このオックスフォードのレポートには注意して見なければいけない点が1つあります。
それは、
データが2016年以前のもの
だということです。
TOEICというテストは2016年前と今ではまったく内容も難易度も違います。
10年前の800点は今なら600点台(TOEIC講師中村澄子さんのyoutubeのタイトル)と言われるほど変化があります。
このデータが改定前のものである以上、眉唾もの(だまされないように用心する必要があるネタ!)だと言っていいと思います。
僕の実感について
僕は400点から750点を半年でクリアしましたが、その後800点を目前にして1年停滞した経験を持っています。
このときは、それまでよりも時間を使ったにもかかわらず1年間1点も上がりませんでした。
もちろん、
僕自身の能力の問題
もあると思います。
文法の基礎が抜けていた
とか
聴く能力ばかり先に発達して肝心の語彙に抜けがあった
とか
色々な理由が考えられます。
今は間違った問題集を使っていると点数アップに時間がかかるという立場でもあるのでそこが影響した、ということもあったと思います。
ただ960点にはなったので3歩歩いても全部忘れない程度の能力はかろうじて、あると言っていいはずです。
それが、1日2時間勉強して1年で1点もあがらなかったわけです。
僕は、この費やした時間と点数の相関というのは、英語学校が生徒を釣るためのエサ程度に考えていいものだ、とさえ思っています。
仮に300点から900点になるまで社会人だったら10年はかかると言われて、生徒がいっぱい集まるとはちょっと考えられません。
それよりも1年ちょっとで900点になれると言ってハードルを下げたほうが自分にもできると思えるはずです。
僕が普段言っているのは毎日2時間やってやっと現状維持だという言うことです。
特にTOEICの問題は2016年に改定されたあとも年々難しくなっています。
2016年に問題が変わったときはそれまでの点数は参考にならない
別のテストの点数
になってしまいました。
また、『公式7』が発売されたあたりからはリスニングの難化がはっきりしてきて、それまでのテストとは違うものと言ってもいいレベルになりました。
こういうTOEICのテストの特徴は点数アップの難しさに直に関係しています。
毎日2時間やって現状維持が僕の実感です。
それ以上の成果が欲しい場合はまとめて取れる時間以外の時間の使い方が重要になります。
僕は900点を目前にしていたとき、趣味の読書も英語関係のものに変えて追い込みをしました。
英語そのもので書いてある小説を読んだこともありましたしまた、文法を面白く解説してくれる日本語で書かれた読み物のときもありました。
活字に触れる際はなるべく英語関係のものにして時間という時間を英語のために使っていました。
最後はどれくらい真剣なのかということも含めて費やす時間の質、量が問われるのが英語の勉強そしてTOEICというテストだということになると思います。
何を覚えたかを考えてみればいい
僕はむしろ、何を覚えたのかということを考えれば点数の想像はより容易につくと思っています。
例えば覚えた語彙の数です。
TOEICにおいては『銀のフレーズ』という単語集をすべて完璧に覚えていれば550点は取れます。
『銀のフレーズ』と『金のフレーズ』を完璧に覚えていれば700点台後半は確実にいきます。
ここに加えて『公式問題集』2冊分に出てくる語彙を完璧にしてあれば800点は必ず超えます。
『銀のフレーズ』と『金のフレーズ』と『公式問題集』をやっても800点を超えないのであればそれは完璧の意味を誤解しているだけです。
『公式問題集』の完璧というのは本文はもちろん選択肢の文章の細かい表現も含めての完璧です。
選択肢の文章というのはあまり重要でない文章の合図のように受け取ってしまう人がいますがこれは、その問題集でそういう位置づけになっているだけでどこに載っている表現も重要だと考える必要があります。
実際『公式問題集』を顕微鏡をのぞくように細かく見ていると本番に出てくる表現がそういう細かいところにも転がっているのがよくわかります。
リスニングの苦手の人のなかには、瞬発力が圧倒的に足りないという人もいます。
TOEICのリスニングは読み上げられる速度が速いので、聴いてすぐに意味が出てこなければその単語を分かっているとはなりません。
『銀のフレーズ』の完璧というのは、見てすぐに意味が出てきてはじめて完璧となります。
そういう状態にするにはとても時間がかかるものです。
何時間やったからどうなのかではなく、覚えるための工夫をどうするのか、そういう部分に心を砕いたほうがより効果はあがるはずです。
参考にしてみてください。
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●追伸
使った参考書の一部分を公開していますがそれを見れば難化している今のTOEICで必要な勉強量がよくわかると思います。
『公式問題集』1冊を完璧にしようと思ったら途轍もない時間がかかります。
どこかで覚悟してやる必要があります。
今回は「TOEIC100点上げるのに200時間必要説」について書いてみます。
この時間と点数の相関については僕が点数の伸びに悩んでいる方からされる鉄板の質問だったりもします。
1日1時間だったら半年後に何点あがるのか?
とか
1日5時間勉強したらすぐに900点になるか?
などやたらとかける時間と点数との相関に関する質問をメルマガやLINEを通じて受けてきました。
巷で言われている時間と点数の相関は本当なのか、僕の実感も交えて書いてみます。