その日本語、英語ではこんな意味もあります!その5 スーツsuit後編

こんにちは高橋です。

前回「スーツ」には、日本語にもなっている「スーツ」の意味のほかに
「似合う」「合っている」という意味があるというお話をしました。

今日はこの続きです。

「羊たちの沈黙」の引用からはじめてみましょう。

レスターが初めての面会でスターリングに教えた彼の患者に関する記述です。

●Raspail died intestate, and the lawsuits among his relatives over the estate were followed by the newspapers for a number of months before public interest flagged.
(ラスペイルは遺言状を残さずに死に、遺産に関する親族間の訴訟は何カ月か新聞をにぎわしたが、やがて世間の関心が薄らいだ)

だいぶあなたが大好きな「スーツ」から遠ざかりましたね。

この場合は上に訳した通り「訴訟」の意味になりますね。

「suit」=「lawsuit」です。

「スーツ」を「訴訟」の意味で使うときは、大抵「lawsuit」とするので
ここでも、「lawsuit」としている文章を引用しました。

辞書ではちゃんとこの意味が載っています。

●In a court of law, a suit is a case in which someone tries to get a legal decision against a person or company, often so that the person or company will have to pay them money for having done something wrong to them.
(法廷において訴訟のことを指し、誰かが個人または法人に対して法的な裁定を得ようとすることで、しばしばその個人または会社は何か(法的に)間違ったことをした見返りとして賠償をする必要がある)

ちなみに「ラスペイル」というのはレスターの被害にあった患者の一人で
ボルティモア・フィルハーモニック・オーケストラのフルーティストだったと説明があります。

そして、レスターはラスペイルを殺したあと
彼が所属するオーケストラの理事長を自宅に招き
その臓器を料理にして提供したらしいという事実が伝えられます。

この後の文章が、フィクションとして考えるとユーモアのあるものに
なっていますのでついでに引用してみます。

●Lecter was known for the excellence of his table and had contributed numerous articles to gourmet magazines.
The president of the Philharmonic subsequently was treated for anorexia and problems related to alcohol dependency at a holistic nerve sanitarium in Basel.

(レクターは素晴らしい料理を提供することで知られており、グルメ雑誌に数多くの記事を寄せていた。その後、オーケストラの理事長は、バーゼルの精神身体医学療養所で食欲不振症とアルコール依存症の治療を受けた)

私は、映画の中でアンソニー・ホプキンスが演じたレクターが
この文章によってより立体的になったのをよく覚えています。

「contributed ~to」「投稿する「gourmet」「グルメ、食通」
などの意味ですね。

こういうTOEICでもよく見かける単語もたくさんちりばめられています。

楽しみながら、勉強できる典型的な文章だと思います。

まず、「スーツ」が「訴訟」の意味だと紹介しました。

だいぶ「スーツ」から遠くなりましたが、英語にはまだ他に意味があります。

先日、英検1級の問題はどのくらいのレベルか確かめたくて買った
過去問題集のなかに最後の「スーツ」が出てきました。

引用してみましょう。

●To demonstrate his point, he cited a psychology experiment conducted with a set of playing cards, in which some cards had the suit colors reversed.
(彼は自らの論点を証明するために、一部の札のマークの色を逆にした1組のトランプを用いて行われた心理実験を引用した。)

ここでの「スーツ」は上で書いたとおり「組」「組札」となりますね。

トランプには4つの組が存在しますね。

「ハート」「スペード」「クローバー」「ダイヤ」の4つです。

「スーツ」として「組札」とはなかなか出てこないのではないでしょうか。

この文章が収められた問題は科学における「パラダイムチェンジ」
を扱っています。

この文章から後で、いかに科学者が「先入観」と「思い込み」に
影響されているかを例証しようとしています。

英検は完全に学校教育の延長ですから、こうした辞書の最後のほうに出てくる
意味も突っついてくるような感じがありますね。

英検に関しては、まだこれからなので
後でまとまったレポートを書きたいと思います。

今日は、「スーツ」の後編として二つの意味を紹介しました。

それでは!

 

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●追伸
先日も書きましたが、ブログというのは書きだしてから
3カ月くらいたたないとあまり見られないそうです。

誰にも見られないと思って書くのはなかなか大変なので
今日はレクターの言葉で、自分自身を慰めて終わりとしたいと思います。

娘が誘拐された上院議員がレクターと面会する場面です。

レクターがバッファーロービルに関する重要なヒントを与えた後
別れ際に上院議員にこう言い放ちます。

“Love your suit,”he said as she went out the door.
そのスーツは大変結構! レクターは彼女が部屋を出るときに言った。

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