その日本語、英語ではこんな意味もあります!その3 ストーリーstory

こんにちは高橋です。

今日は「ストーリー」のお話になります。
(ふざけているわけではありません。念のため)

よくご存じの方には定番のお話かもしれませんね。
(くどいようですが、ふざけてはいません)

そういう方も少しお付き合いください。

まず、「ストーリー」と聞けばそのままカタカナになっている通り
「話」の意味ですね。

例えば、「ストーリーテラー」とすれば、「物語をうまく語る人」となるでしょうし
ドラマの「ストーリー」と言えば、「筋書き」くらいの意味にもなるでしょうか。

「お話」という意味で捉えられる日本語として、市民権を得ている言葉になると思います。

どちらかと言えば、日本語の響きだと脚本なども含んで「作り話」
の意味あいが強くなるかもしれませんね。

では、英語はどうかというと、
支配的なのは、まさに日本語の「ストーリー」に近い意味のようです。

辞書から引用してみます。

●A story is a description of imaginary people and events, which is written or told in order to entertain.

●A story is a description of an event or something that happened to someone, especially a spoken description of it.

まず上に関しては
「人を楽しませるために書かれたり話されたりした、想像上の人や出来事の説明」
ということですから、まさに「小説」「作り話」という感じでしょうか。

下に関しては「実際に起った出来事の説明で、特に話されたもの」
を指して言うということです。

これは「伝承、実話」といった感じでしょうか。

日本語を理解していれば、違和感なく受けとれる意味だと言えると思います。

では、次の小説の中の一節に関してはどうでしょうか。

●When the news came, it was no help. The story from Memphis was a rehash of the seven o’clock news. Senator Martin’s daughter was missing. Her blouse had been found slit up the back in the style of Buffalo Bill.
(ニュースが流れたが何の役にも立たなかった。メンフィスからの報道は七時のニュースの焼き直しだった。上院議員の娘が行方不明になった。バッファロー・ビルと同じ方法で背中を切り裂いた彼女のブラウスが見つかった)

これは、あの有名な映画「羊たちの沈黙」(THE SILENCE OF THE LAMBS)
の原作から取った文章です(トマス・ハリス著)。

ラジオを聞いているのは、ジャック・クロフォードとともに
訓練生の身分でありながらバッファロー・ビルを追いかけている
スターリング(ジョディ・フォスター)です。

この場面は、バッファロー・ビルに誘拐された上院議員の娘についての
情報をラジオ放送で追いかけている場面です。

映画でも、上院議員がテレビで娘を返してほしいと
テレビを通じてバッファロー・ビルに訴える場面があったと思います。

その少し後の場面です。

この、文章での「ストーリー」は記した通り「ニュース」という意味ですね。

念のため、辞書を引いておきましょう。

●A news story is a piece of news in a newspaper or in a news broadcast.
(新聞や放送のニュースの1つ)

これは少し日本語から離れる感じでしょうか。

「ストーリー」を指して、新聞やテレビの「ニュース」とはしませんね。

ただし、少し想像を働かせれば、まだつかめる範囲だとは思います。

では、次の文章についてはどうでしょうか?

同じく「羊たちの沈黙」からの引用です。

●I’ll tell you one thing about Buffalo Bill without ever seeing the case, and years from now when they catch him, if they ever do, you’ll see that I was right and I could have helped. I could have saved lives. Clarice?”
“Yes?”
“Buffalo Bill has a two-story house,” Dr. Lecter said, and turned out his light.

(「事件の記録を見ずに、バッファロー・ビルについて一つ教えてあげよう。何年かたって彼らが捕まえたら、捕まえられたらの話だが、私の言ったことは正しく、私が手助けできたことがわかる。何人もの命を救えたことを。クラリス?」
「何ですか?」
「バッファロー・ビルは2階建ての家をもっている」
レクター博士が言って明かりを消した。)

レクター博士(アンソニー・ホプキンス)とスターリーングの2度目の面会の場面ですね。

映画ではカットされていますがバッファロー・ビルにいて、重要なヒントを与えています。

この場合の「ストーリー」はどうでしょうか。

「two-story house」となっているので、割と想像は付きやすかったと思いますが
「~階」という意味ですね。

ここまで行くと、日本語の「お話」を大きく超えた意味になると思います。

辞書ではこう書いてあります。

●-story is used after numbers to form adjectives that indicate that a building has a particular number of floors or levels.
(その建物の特定の階数や高さを示すために数字のあとに用いる)

ちなみに、この「ストーリー」、「story」とつづるのはアメリカ英語で
イギリスでは「storey」とつづります。

発音は同じです。

この日本語の響きから遠い意味をなす、「ストーリー」はTOEICなどの試験でも
必須の単語のひとつになるかなと思います。

建物の階数を指して使われる、まさに「ど真ん中」の言葉になるので
2階を「two-story」としてあっても驚かないようにしたいですね。

今日は「ストーリー」についてのお話をしました。

それでは!

 

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●追伸
余談ですが、私は「聴く」題材として
「ゴッドファーザー」にしようか、「羊たちの沈黙」
にしようか、随分迷いました。

どちらも映画化されていて、追いやすいストーリーというところでは
優劣つけがたい、というところでした。
(コンテンツを選ぶ基準については「「英語道」とは「聴く」ことと見つけたり⁉ その2」をご覧ください)

ただ、結局バックグランドがあまりに強烈だったため、
私は結局「ゴッドファーザー」をとりました。

あなたが何か、いい素材がないかと探している状態でしたら
聴いてみてはいかがでしょうか?

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