本当のsomethingは別の顔?映画や小説でよく見るsomethingはこれ!

高橋
こんにちは高橋です。
今日は、TOEIC対策をお休みして「something」というおなじみの単語を取り上げてみたいと思います。と言っても「anything」と「something」の違いと言った、かたい話をしたいということではなく、ちょっと変わった「something」があるのでそれを紹介してみたいと思います。普段の「something」とは違う顔を映画や小説などでは頻繁に見ることができるので、このあたりを突っついてあります!

 
 
 
 
 

乱三世
今日は「something」の話をしよう。
ウィッキー三世
難しい話ですか?
乱三世
いや、今日は肩肘張らない軽い話だ。そもそも「something」ってどういう意味で使われることが多い?
ウィッキー三世
物事を正確にあらわさないときに「something」って言いますよね。
乱三世
その場合、日本語でざっくり言ってしまうと「何か」とか量をあらわして「いくらか」っていう感じになると思う。例えば「They will receive something from my share.」って言ったら、「彼らは、私の取り分からいくらか受け取ることになる」と訳せるわけね。
ウィッキー三世
量を正確に言わないで「something」で代用しているということですよね。
乱三世
そういう使い方が一般的だけど、そうじゃない「something」も結構見かけるよっていうのが今日の話だな。
ウィッキー三世
えっ!? ということは、普通では想像できないような「something」の意味が存在するってことなんですか!
乱三世
とってつけたようなリアクションをありがとう。
ウィッキー三世
どういたしまして。
乱三世
もったいぶってもしょうがないからさっそく見てみよう。「ゴッドファーザー」からの引用で少し下品な言葉が入っているけど、それはこういう表現ということで、見て欲しい。

 
 
 
 
 

●Sonny was laughing. “That son of a bitch Sollozzo, he really is something.
 
 
 
 
 

乱三世
「he really is something.」って人に対して使っているわけだな。
ウィッキー三世
人間に対して「something」と使うんですか! 衝撃の事実ですね!
乱三世
とってつけたような反応をありがとう。
ウィッキー三世
どういたしまして。
乱三世
この「he really is something.」っていうのは「たいしたヤツだ」という風にできるね。つまりこの場合の「something」は?
ウィッキー三世
人間を形容して「たいした~」ということなんですね。
乱三世
私の辞書(「collins cobuild」)では3番目にちゃんとこの意味が載っているね。一応いつものように引いておこう。
 
 
 
 
 

If you say that a person or thing is something or is really something, you mean that you are very impressed by them.
 
 
 
 
 

乱三世
この辞書を見ると、人にも物にも使えるってことだな。感銘を受けるっていうことだから「たいした」とか「大変な」とかそんな風にできる。このほかにも例えば「something of」の形をとって、似たように「程度がすごい様子」をあらわす使い方があるから続けて見てみよう。同じく「ゴッドファーザー」からの引用だ。
 
 
 
 
 

He was something of a legend as a legitimately tough cop;~
彼は彼なりの法を守りとおす警官としてある種伝説的な存在だった。
 
 
Molinari said enough for Don Corleone to gather that Freddie had found his niche out there, was happy and had become something of a ladies’ man.
モリナリの話から、ドン・コルレオーネはフレディがそこで自分に合った仕事を見つけ、楽しく過ごしており、かなりの女たらしになっていることなどを知ることができた。
※ladies’ manこの小説の中での独特の言い回しで「男らしくない」の意味を含んだ言葉。

 
 
 
 
 

乱三世
一番初めに引用した「he really is something.」の使い方について、辞書で引いたときにどういう説明があった?
ウィッキー三世
「you mean that you are very impressed by them.」となっていましたよね。
乱三世
「impressed」っていう単語を使って説明していたわけだ。こっちの「something of」に関して、今度は「quite」を使って説明してあるな。

 
 
 
 
 

If you say that a thing is something of a disappointment, you mean that it is quite disappointing. If you say that a person is something of an artist, you mean that they are quite good at art.

 
 
 
 
 

乱三世
アーティスに対して「something」と使えば、「並外れて」などの形容をすることができる、また、物事が期待はずれだったときにも使えるということだな。ちなみに引用した「Freddie had found his niche out there, was happy and had become something of a ladies’ man.」の「Freddie」っていうのは、ドンの次男坊のことだな。それが、ニューヨークを離れて西海岸で生活しているうちに「something of a ladies’ man」になっちゃったと言ってるわけだ。
ウィッキー三世
「ladies’ man」っていうのはこの小説の独特の表現なんですよね。
乱三世
他のところで、この単語のニュアンスが説明してあって「いつまでも乳離れできない情けないヤツ」っていう意味も含まれるっていうことなんだな。まあ「かなり情けないヤツ」になっちゃったってことだ。
ウィッキー三世
フレディって映画の「ゴッドファーザー2」で殺されちゃう人ですよね。
乱三世
そう。小説にはそういう描写はないけどね。この映画は「パート3」くらいになったら質の悪いギャング映画になっちゃうね。ちなみにだけど、以前「some」(→こちらをどうぞ)にも同じような意味があるって紹介したことがあるのを覚えている?
ウィッキー三世
え!「some」にも今日の「something」みたいな意味があるってことですか!
乱三世
どうしようもないくらい、わざとらしいリアクションをありがとう。
ウィッキー三世
慣れてますから。
乱三世
そのときは、「コロンボ」の「死者の身代金」という回から「You are some little girl.」という会話を抜いて説明したわけだけど、覚えている?
ウィッキー三世
確か、この「some」は日本語の「たいしたものだ」というニュアンスがそのまま表現できるってことでしたよね。
乱三世
そう。日本語の「たいしたものだ」と同じように肯定的にも否定的にも使えるってことだったわけだ。前回引用したのは、人に対してだけど物に対しても使えるというサンプルを一応引っ張ってみたから見てみよう。「コロンボ」の「ビデオテープの証言」という回から取った会話だ。
 
 
 
 
 

―Oh that is some watch.すごい時計だ。
―My company’s making it. I designed it. It’s called ‘Midstar’.私の会社で作っているミッドスターです。
―Remarkable.驚きました。
 
 
 
 
 

乱三世
「すごい時計」となっているけど、何が「すごい」かというと「数字表示式のデジタル時計」をコロンボが見て「すごい!」と言っているわけね。
ウィッキー三世
針表示でなくて数字が出る時計を見てってことですか?
乱三世
そう。
ウィッキー三世
何年発表のドラマなんですか?
乱三世
1975年だな。
ウィッキー三世
そのころは数字表示のデジタル時計が珍しかったということですか?
乱三世
時計に詳しくないけど、ドラマでは確かにそうなっているね。ドラマを観ている人にとっても珍しいことでないと、成立しないはずだよな。
ウィッキー三世
数字表示式のデジタル時計を見て「Oh that is some watch.」っていうのはなかなかすごい会話ですね。
乱三世
そうだろ?まあ、ドラマや映画からは英語以外の発見も多くあるってことだな。今日はここまで!
 
 
 

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●追伸

高橋
例えば、村上春樹の「1973年のピンボール」の翻訳では「彼ってすごいんだから。」という文章に対して”He’s something eles,”という英語を当てています。「すごい」と形容したいときに「something」とする、というのはなかなか出てこないと思いますので、頭の片隅に入れておいてもいいかもしれませんね。
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