赤い鰊(にしん)red herringで何を表わす? その日本語、英語ではこんな意味もあります! 番外編4

こんにちは高橋です。

今日は「赤い鰊(にしん) red herring」についてお話したいと思います。

といっても、私が「鰊(にしん)」にあまりに深い愛着があって
これから調理方法を説明しようとかそんなことではもちろんありませんのでご安心を。

そもそも、あなたはこの「赤い鰊」をご存知ですか?

「ミステリー」が好きなかたなら、こんな質問をしただけで怒られて
しまいそうですが今日は答えを先に言ってしまいましょう。

「赤い鰊」とは、もともと「燻製の鰊」のことを指して
これを猟犬の訓練に使ったことから、転じて「目くらまし」「注意をそらすもの」
という意味を持つようになった言葉なんです。

鰊というのは燻製にすると赤くなり、その外見を表して「赤い鰊」としたそうです。

ミステリー小説のなかで「読者から注意をそらすテクニック」として
定着した用語でもあるので、ミステリー好きな方にはなじみのある使い方に
なると思います。

英語で「赤い鰊」は「red herring」と言いますが、辞書を引いてみると、
端的に意味が表わされています(red herringの音声はこちら↓)。

 

●If you say that something is a red herring, you mean that it is not important and it takes your attention away from the main subject or problem you are considering.

 

「重要なことではなく、また、あなたが関心のあることや問題から注意をそらすなにか」を称して「red herring」とするというわけです。

まさに「目くらまし」ですね。

ちなみに、この「red herring」は私の辞書にこれ以外の意味は載っていません。

つまり「red herring」といったら燻製のことではなく「目くらまし」の
意味に直接つながっているということですね。

英語の「red herring」がそのまま日本語になり「赤い鰊」=「目くらまし」
として市民権を獲得しているというのが経緯になると思います。

ミステリーが好きでない方でも
「知っているよ!」
という方がいらっしゃったかもしれませんね。

と、まあここまで結構偉そうに講釈をたれてしまいましたが
正直に白状すると、私もこの意味をはじめから知っていたわけではなく
人から教えてもらった知識になります。

昔、東京の祐天寺にあった古本屋の店主に教えてもらったんですが、
その古本屋がそのままズバリ「赤い鰊」という名前だったんですね。

やけにミステリーが充実しているな、なんて思いながら、いつも店内を物色していて
一度ふと思いついて質問してみたところ、ここまで偉そうに書いてきたことを
私が説明するよりもずっとわかりやすく教えてくれた、というわけです。

ミステリーが充実している古本屋の名前が「赤い鰊」となっていて
その意味を知らすに物色していたというのはなかなか「おめでたい」やつですね。
(ただ、上には上がいたらしく、「赤いいわし」とか「赤いさば」と読んでいるお客さんが結構いたそうですが)

この祐天寺の「赤い鰊」、店主が元々映画関係の職についていらっしゃった方で、
ジョン・ミリアス(スピルバーグの地獄の黙示録の脚本家)や黒澤明のサインが
飾ってあるような渋いお店でした。

職場が祐天寺の近くにあったときは週1回は通ったでしょうか。

その後、転職して祐天寺から足が遠のいた時期にいつの間にかなくなってしまいました。

こういういい古本屋をもう見なくなりましたね。

今日は少しの思い出も交えて「赤い鰊」についてお話しました。

それでは!

 

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●追伸
「五匹の赤い鰊THE FIVE RED HERRINGS」
(ドロシー・L・セイヤーズ)
というまさに「赤い鰊」を題名にした小説があります。

1931年に発行とあるので、「赤い鰊」もそれなりの
歴史があるということになりますね。

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