「Not now」で何を表わすか? ~その果てに何かがある?~

こんにちは高橋です。

今日は「not now」という表現についてです。

いつものように
「あなたは「not now」と聞いてどんなことを思い浮かべますか」
ぐらいの出だしで始めてようかと思ったのですが、どう思うも何もこれは
「今じゃない!」という意味以外ないですね。

すごい忙しい人を捕まえて
「電気グルーブのピエール瀧が逮捕されたんだって」
と切り出したら、返ってくる言葉の候補の一つが
「not now」(あとにして)
です。

ストレートに「今ではない」と使われている文を引用してみるとこんな感じです。

●“I think we have to have a piece of that action or we risk everything we have. Not now, but may be ten years from now.”
私はこの提案を受け入れるべきだと思います。さもないと現在持っているすべてのものを危険にさらしかねません。今でなくてもおそらく十年後には。

みんな大好き!「ゴッドファーザー」からの引用ですが
麻薬の取引に関する提案を受けるかどうか、幹部で話しあっている場面です。

トム・ヘーゲンという幹部が、「今でなくとも十年後には自分たちの立場が危うくなる」と懸念を示した後「この取引を進めるべきだ」と進言しています。

「Now」を否定した「今ではない」、で解説の必要もない使われ方です。

辞書にお世話になって、オーソドックスな使い方をさらに
紹介しようとも思ったのですが、何と私が持っている「collins cobuild」には
「not now」についての解説が載っていませんでした。

それほど、解説不要のあたり前の言葉なのだと思います。

では、「なぜ取りあげたのか」という話になりますが、同じくみんな大好き!「ゴッドファーザー」のなかで、どうもしっくりこない「not now」があったからでした。

この場面での「not now」はどうでしょうか?

“You never told me your family knew Johnny Fontane,” she said. “Now I’m sure I’ll marry you”.
“Do you want to meet him?”Michael asked.
Not now, Kay said. She sighed.“I was in love with him for three years. I used to come down to New York whenever he sang at the Capitol and scream may head off. He was so wonderful.”
“We’ll meet him later,” Michael said.

「ジョニー・フォンティーンも友人だなんて教えてくれなかったじゃない」と彼女は言った。「これであなたと結婚する決心がついたわ」
「彼に会ってみる?」マイケルが訊いた。
「後でね」ケイはそう言いため息をついた。「あたし3年間彼に夢中だったの。州会議事堂で彼が歌うときはいつでもニューヨークに来て、のどが破れるほど彼の名前を叫んだもの。彼は本当よにかったわ」。
「それじゃ後で会ってみるさ」マイケルが言った。

ジョニー・フォンテーンというハリウッドのスターがゴッドファーザーの娘の
結婚式に現れた場面です。

マイケルというゴッドファーザーの息子とその恋人のケイがそのことについて
話していており、マイケルはケイに対して、「会いたいか(会って話したいか)?」と聞いています。

なんてことはない場面なんですが、私には、この場面での「not now」が
違和感まではいかないまでも、よくわかりませんでした。

「会いたいか?」と聞かれたあとに「not now」ですね。

マイケルもそのあとで、「じゃあ後で会わせるよ」としているので
「今じゃない」でいいとは思うのですが、「すごい好きだった」のだから
「今でもいいんじゃないか」と思ったんですね。

本人は「3年間、夢中だった」としているので「今じゃないんだよね~」
という微妙な心理を表わして「not now」なのかなとも思いました。

「I was in love with him」なので、こっちの「今じゃないんだよね~」でほぼ正解かなとは思うんです。

ただ、そうじゃない風にも取れるのではないかと、どうもすっきりしない感じが残っていました。

歯の奥に何か挟まっていてとれないような、嫌な感じですね。

結局、私のこの疑問に答えてくれたのは、辞書ではなく
「英会話きちんとフレーズ100」という本でした。

ここで、会話の中での「not now」に言及しています。

使われ方の例として示されている部分を引用すると次のようになります。

「恥ずかしいことを止めたいときの「恥ずかしいよ」はshyやembarrassedよりNot now. Not here.が自然でズバリ伝わる。例えば人前で「ハグして!」とか「ハッピーバースデー歌ってあげるよ!」とか言われたら、NO!NO!とキッパリ断るよりソフトにNot now.「今はダメ!」、またはNot here.「ここじゃダメ」。」

そうですね。

私にはこれが一番すっきりきました。

ケイは、ジョニー・フォンテーンというスターが好きなんだけど
「会いたいか」と聞かれて「恥ずかしいから」「not now」ですね。

あなたの耳にはこの「not now」は馴染みのあるものでしょうか?

こういう会話の受け答えはやっぱり、小説や、映画から拾ってくるのが
一番だと思います。

あなたも映画や小説を「聴く」ことから始めてみましょう。
(詳しくは「英語道」とは「聴く」ことと見つけたり!?参照)

今日は、「not now」の話をしました。

 

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●追伸
昨日書いた「ヨーダの話」がわりと好評のようなので
三船敏郎のことについても、どこかで書いてみようと思います。

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