カルロス・ゴーンは8年前に何を語ったか

こんにちは高橋です。

今日は「CNN ENGLISH EXPRESS 2012年11月号」
にカルロス・ゴーンのインタビューが載っていたので、ここでの英語の表現について
少し触れてみたいと思います。

短いインタビューですが、構成を記しておくと、ざっとこんな感じです。

1、円高の影響について(2012年当時の円高の話です)
2、日産とルノーの兼務について
3、日産を改革したサクセスストーリーについて
4、電気自動車の未来について

まず、上の構成でいうところの3の部分、「日産の改革」について触れた一節からです。

●-and failed because they were watered down. There was too complacency- “We can’t do this, we can’t do that”
骨抜きにしてされて失敗したんです。「これはできない、あれもできない」というひとりよがりの意見が蔓延していたんです。

ゴーンが社長になる前に、改革案が頓挫していた事実にふれて、こう発言しています。

ここでは「watre down」が面白いと思います。

「水で薄めた」「水で割った」と言う意味ですが、転じて「手加減した」という意味になります。

ここでは「骨抜きにされた」としてありますね。

どこかの国では、「改革案」と必ずセットで使われる言葉ではないでしょうか。

ゴーン氏の口を借りて、頭に入れておきたい単語です。

ちなみに「watered-down」として、形容詞として使われることもあります。

次は、改革がゴーンによって成功し、その改革について結んだ言葉です。

And I don’t think you can achieve turnarounds easily. You…you know that you’re going to have to go against the tide.
ともあれ、経営の立て直しは簡単に実現できるものではありません。流れに逆らうことも必要になります。

改革にはそれなりの抵抗があったと話したあと、最後にこう発言しています。

ここでは「tide」という単語ですね。

この単語の主な意味は「潮」「潮の干満」になります。

そして、これが転じると「風潮」「時勢」「傾向」「大勢」などの意味をなします。

この場合「go against the tide」となっていることから「流れに逆らう」「時勢・習慣的なものに逆らう」ということになります。

「潮の満ち引き」と言うのは「自然」なわけですね。

こういう「自然の流れ」転じて「時勢・習慣」などに対して「逆らう」ことが
日産の改革には必要だった、ということになります。

日本の強固な「商的な慣習」に対して挑戦した言葉として、イメージしやすいものではないでしょうか。

この「tide」は「tide over」とすると「困難を乗りきる」という意味になります。

同じく「tide」のイメージが固まると絵が見えやすい熟語だと思います。

私の辞書では「潮の満ち引き」の意味の後に、「大勢」の意味に関する解説があります。

念のため「collins cobuild」から引いておきましょう。

●The tide of opinion, for example, is what the majority of people think at a particular time.

Tide of opinionで「特定の時期に大勢の人が考えている(意見として持っている)こと」
という風になると思います。

今日はカルロス・ゴーンのインタビューから2つ言葉を拾ってみました。

ちなみにこのインタビューの最後で
「ゼネラルモーターズとフォードから誘いがあったのにも関わらず、なぜ断ったのか」
と聞かれこう答えるところがあります。

●I love Renault. I love Nissan. I love the Alliance. I’ve been a strong artisan of what happened.
ルノーを愛している。日産を愛している。アライアンス(協力関係)を愛している。両社を今の形に作り上げるのに熱心に取り組んできましたからね。

今、同じ質問をしたら、

I should have said YES!
そうすればよかった!

とでも答えるでしょうか?

今日はこのあたりで。

 

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●追伸
このインタビューのなかでは、

「Have you ruled out a merger?」
日産とルノーの合併は考えから外しているのか

と問われて、

「Yes, I think a merger, in my opinion, would destroy more value than it can create.」
そうです。私の考えでは、生み出す価値よりもなくす価値のほうが大きいと思います。

という風に応じています。

その後、「フランス政府の圧力で合併を容認した」などという報道を
見たことがありますが真相はどうなんでしょうか?

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