あなたはどっちのマニフェスト?

こんにちは高橋です。

昨日まで続けた「仮定法」を一端お休みして
今日は「マニフェスト」についてです。

この言葉もすっかり日本で定着しましたね。

日本語で「マニフェスト」と言えば普通
政党が選挙のときに掲げる「公約」のこととして問題ないと思います。

あの、選挙のときによく聞くなんの意味もない「約束」のことですね(失礼!)

それでは、あなたはこの「マニフェスト」を英語ではどうつづるかご存じでしょうか?

スペルはすぐに思い浮かばないという方も多いかもしれませんが
英語では「manifesto」とつづります。

一応、英英辞書(Collins cobuild)を引いてみると、次のように出ています。
 
 

●A manifesto is a statement published by a person or group of people, especially a political party, or a government, in which they say what their aims and policies are.

 
 
「個人や団体、特に政党や政府から発せられる宣言のことで、信条や目的を含む」
というのですから、まさに、日本語になっている「マニフェスト」のことですね。

ほとんどそのままの意味になります。

ちなみにこの「マニフェスト」という言葉、ほとんどアメリカでは使うことがありません。

昔、CNNの選挙特集をひたすら聞いていたことがありましたが
「manifesto」と出てきたことはありませんでした。

代わりに「agenda」という言葉をよく聞きました。

これは、「政策課題」の意味を持つTOEIC必須の単語ですね。
(TOEICでよく出るのは「(会議の)協議事項」のほうの意味です)

この「manifesto」はイギリスで主に使われている単語と考えて問題ないようです。

まず、「マニフェスト」についてさらっと触れてみました。

で、実はここからが今日の本題で、お話ししたかったのは
私が長年「マニフェスト」について、していた勘違いのことなんです。

あなたは「manifest」という単語をご存知でしょうか?

「manifesto」のお尻から「o」を取った形ですね。

「勘違い」と書きましたが、私はこの「manifest」のことを日本語になっている
「マニフェスト」だとずっと勘違いしていたんです。

「manifest」は英英辞書で聞くとこんな風にでています。
 
 

●If you say that something is manifest, you mean that it is clearly true and that nobody would disagree with it if they saw it or considered it.

 
 
「それを見たり考えたりしたとき誰も反対しないし、あきらかに正しいこと」を指して「manifest」とするそうです。

これは、日本語にすると「明らかな」とか「明白な」という形容詞の意味になりますね。

それから動詞の意味としてはこんなのが出ています。
 
 

●If you manifest a particular quality, feeling, or illness, or if it manifests itself, it becomes visible or obvious.

 
 
質や感情または、不調について「manifest」すると、それらが「明らかになる」「はっきりする」ということですから「明らかにする」「証明する」なんていう訳がぴったりしますね。

選挙の時に自分たちの考えを「明らかにする」から「公約」になる。

なんとなく筋が通っているように思えますね。

ところが、この「minifest」、「明らかな」などの意味のほかに
「乗客名簿」という意味を持っています。

「明らかにする」+「乗客名簿」で「公約」?

ちょっと頭に「?」が浮かぶレベルになってしまいますね。

「乗客」にはとりあえず休んでいてもらって、
例えば「明らかにする」+「名簿」が転じて「公約」なら
どうでしょうか?

ちょっと強引ですが
「なくもないかな」というところですね。

実は、私は日本語の「マニフェスト」に当たる単語は
この「manifest」だと勘違いして上のような強引な方法をたどって
ずっと記憶していんたんです。

つまり、「manifest」を意訳したものが日本語に移植されたのだと
ずっと勘違いしていたんです。

飛んだ間抜けですね。

ただ、自分で自分を擁護すると、この勘違いはいわれのないものではありません。

英語で発音させると、「manifest」のほうが「明らかに」「マニフェスト」なんですね。

それぞれの単語に発音を付けてみたので、あなたも聞いてみてください。
 
 
●manifesto(→政党の公約)

●manifest(→明らかな)
 
 
どうですか?

「明らかに」下の「manifest」の方が「マニフェスト」ですよね。

私がこの勘違いにやっと気づいたのは、ほんの数日前です。

見なれた「manifest」の2段下を辞書で見ると
尻に「o」をつけた「マニフェスト」がちゃんといるんですね。

統一地方選があるので「政治ネタで1本ブログが書けるな」
などと企んでいて、たまたま間違いを発見したというわけです。

誰が言いだしたのか知りませんが、そのままカタカタにするなら、「マニフェスト」じゃなくて「マニフェストー」が正しいと思いますがどうでしょうか?
(あんまり変わんないか…。)

今日は、「manifesto」(政党の公約)と「manifest」(明らかな)
をめぐる私の勘違いを書いてみました。

少しはあなたの記憶の定着に役立ったでしょうか?

それでは!

 
 

少しでも面白いと思ったら「いいね!」の感覚でクリックしていただけると嬉しいです。↓

TOEICランキング

TOEICスコアアップに繋がる情報や
英語の雑学などを楽しく学べる情報をLINEで配信しております。
(TOEICスコアアップ動画をプレゼント)
友だち追加

 
●追伸
「agenda」はひところよく聞いた単語ですが
最近はすっかり聞かなくなりました。
(私がテレビをほとんど見ないということもあるとは思いますが)

アメリカで選挙のときによく耳にする言葉なので
日本のカタカナが似合わない政治家(度々失礼!)にもどんどん使ってほしいですね。

勉強になるし。

ぜひ気軽にフォローしてみてください↓
ツイッターを始めました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です