last?final?terminal? その「終わり」方には違いがある!?

高橋
こんにちは高橋です。
今日は「last」「final」「terminal」という「終わり」に関する単語を取りあげてみました。日本語になっている言葉ばかりなので、イメージはしやすいとは思いますが、その中心となる意味は、それぞれで違います。いつものように実例を通して考えていきましょう。
あなたの考える「last」、「final」、「terminal」は、はたしてイメージ通りでしょうか?
 
 
 
 
 

lastの終わりはどんな終わり?

ウィッキー三世
今日は、「終わり」方の違いですか?
乱三世
「last」「final」「terminal」の3つだけど、違いはわかる?
ウィッキー三世
全部日本語にもなっているのでだいたいこんな感じっていうのはありますけど。
乱三世
じゃあその感覚が正しいかどうかさっそく一つずつ見ていこうか。まずは「last」からだ。「ゴッドファーザー」からとってみた。
 
 
 
 
 

lastの実例その1

All of these people and many others received engraved invitations to the wedding of Miss Constanzia Corleone, to be celebrated on the last Saturday in August 1945.
ここに集まった者はみんな、他の多くの人と同様、コンスタンジア・コルレオーネの結婚式に丁重に招待されていた。祝いの日は1945年8月の最後の土曜日だった。

 
 
 
 
 

乱三世
だいたいの感覚はあるってことだったけど、「on the last Saturday in August 1945」でどういう意味になっている?
ウィッキー三世
「1945年の8月最後の土曜日」ってことですね。
乱三世
そう。まあそのまま「最後」って意味で使っているんだけど、これがどういう種類の「最後」なのかってことだな。例えば「last」は続くって意味があるだろ?
ウィッキー三世
動詞で使ったときにそうなりますね。
乱三世
以前「仮定法」をやったとき、同じ「ゴッドファーザー」からこんな文章を引用して説明したことがあったけど、再掲してみよう。
 
 
 
 
 

lastの実例その2

Michael sighed. “I wish it weren’t so soon. I wish the old man had lasted a little longer.”
マイケルはため息をついた。こんなに早くなければよかったのに。もっとドンが持ちこたえてくれたらな。

 
 
 
 
 

乱三世
一応おさらいしておくと「I wish the old man had lasted a little longer.」という文章はどんな特徴があるんだった?
ウィッキー三世
これは「old man」とされている先代のドンが実際に死んでしまっているけれど、その現実に反した願望を言っている、ということですね。
乱三世
そう。過去の実現しなかったことに対する願望ということだな。こういう願望を表す場合は「had lasted」として過去完了を用いるのが特徴だったということだ。で、この文章をわざわざ引用したのは「last」っていうのは「終わり」を表しているんだけど、さっきも言ったように「続く」という意味も同時に持っているということを示したかったわけだ。「花の慶次」っていう昔の漫画知ってる?
ウィッキー三世
隆慶一郎の「一夢庵風流記」が原作の漫画ですよね。原作をかなり膨らませたものだったと思いますけど。
乱三世
本能寺で襲われた信長にこんなことを言わせる場面があるんだな。「全ての終わりは全ての始まりでしかない。であれば死ぬべきときに死なぬのは恥さらしなだけよ」。今ちょっと漫画そのものが手元にないから正確ではないけど、こういう趣旨のセリフで間違いなかったと思う。
ウィッキー三世
その信長のかっこいいセリフと「last」が関係あるんですか?
乱三世
「last」っていうのはまさにこういう感覚を持っているということなんだな。どういう感覚かっていうと「全ての終わりは全ての始まりでしかない」っていうところだ。最初に引用した文章の中の「on the last Saturday in August 1945」は、確かに「最後の土曜日」という意味だけど、「あくまでもその月の最後」ってことだろ?
ウィッキー三世
続きのある木曜日の、とりあえずの最後のような感じってことですか?
乱三世
そう。まさに「全ての終わりは全ての始まりでしかない」という一見矛盾するような二つの考えを同時に持っているということだな。だから「終わり」なんだけど「先がある」っていう感覚があるわけだ。

 
 
 
 
 

finalの終わりはどんな終わり?

乱三世
「last」の終わり方を説明したから、次は「final」だな。「final」っていったらどんなことを思い浮かべる?
ウィッキー三世
スポーツの大会で「決勝戦」っていうときに使いますよね。
乱三世
一応確認しておくと「quarter-final」ってしたらどういう意味?
ウィッキー三世
「準々決勝」ですね。
乱三世
「semi-final」が準決勝だな。この「決勝戦」というのも、「final」の核になるイメージを端的に表していると思う。「決勝戦」は、続きがないだろ?
ウィッキー三世
さっきの「last」と違ってってことですか? 終着点みたいな感じですか?
乱三世
「first」に対する意味で「final」と使うこともできるんだな。だから「last」と同じ意味で使われることもあるけど、違いをあげるとすると、お前の言う通り「続きのない最後」っていう感覚だ。また「ゴッドファーザー」から実例を持ってきたから見てみよう。
 
 
 
 
 

finalの実例です!

As you see. Signor Sollozzo, my no is final. Let me say that I myself wish you good fortune in your business.
※Signorイタリア語。英語のsirに相当。

ソロッツォさん、私のノーは変わりありません。あなたのビジネスの成功をお祈りしています。

 
 
 
 
 

乱三世
これは、ゴッドファーザーの異名を持っているマフィアのドンとソロッツォという麻薬の売人の面会の場面を抜いたものだ。なんでわざわざ「my no is final.」と言ったかというと、この前の場面で同席していたドンの長男が交渉に色気を示すようなことを口に出すというミスを犯しているんだな。それを受ける形で、ソロッツォに対して自分の答えが「最終的なもの」だと、示したわけだ。
ウィッキー三世
交渉の中でこれが自分たちの「結論」なんだと示したわけですか。
乱三世
そう。「結論」だから続きがないわけだ。おさらいすると、「終わりの始まり」っていうイメージがある「last」に対して「final」っていうのは、「続きがない終わり」のイメージがあるということだ。

 
 
 
 
 

terminalの終わりはどんな終わり?

乱三世
最後は「terminal」だな。これはどんなことを想像する?
ウィッキー三世
映画の「ターミネーター」ですよ。シュワちゃんの。
乱三世
あれってどういう意味?
ウィッキー三世
「終わらせる人」って感じだと思いますけど。
乱三世
そうね。決定的に終わらせる感じかな。ほかには?
ウィッキー三世
「ターミナル駅」っていいますよね。
乱三世
それは?
ウィッキー三世
「終点」「終着駅」ってことじゃないですか。
乱三世
そう。「終着駅」って別の言いもできると思うけど、例えば「last」を使うとどうなる?
ウィッキー三世
「last stop」とか「last station」ですね。
乱三世
「final」を使って「final stop」なんていう風にもできるな。こう考えると3者ともに意味が被る部分があるとも思えるけど、「terminal」の一番初めに来る、中心的な意味はこういうものだ。また例を引っ張ってきたから見てみよう。
 
 
 
 
 

terminalの実例

“Your friend is almost terminal. Do you understand that? He hasn’t got a chance without therapy and strict medical care.
あんたの友達はほとんど死にかけているんだ。わかるか? 厳しい医学的な治療なしには見込みはないぞ。

 
 
 
 
 

ウィッキー三世
「almost terminal」で「ほとんど死にかけている」ですか。
乱三世
「死に至る病」というキルケゴールの哲学書があるけど、「terminal」の中心的な意味はまさにこれだな。「terminal care」って言ったらどういう意味?
ウィッキー三世
そうすると「末期医療」ですか。
乱三世
そう。「terminal」は「死に至る」病だから少し毛色が違うと言えるかもしれないな。
「last」、「final」、「terminal」の違いをまとめておいたから参考にして欲しい。
 
 
 
 
 

last/final/terminalのまとめ
●lastは漫画「花の慶次」に出てくるセリフ、「全ての終わりは全ての始まりでしかない」が適当なイメージ。「続きのある終わり」という感じです。
 
●finalは「決勝戦」のイメージ。それ以上続きがありません
 
●terminalは「死に至る病」が中心的な意味です。「終わりになる」イメージです。
 

 
 
 
 
 

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高橋
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