今さら聞けない? 仮定法の考え方 仮定法過去完了その2

こんにちは高橋です。

まだまだ季節外れの「冷やし中華」やってます!

「仮定法過去完了」の続きです。

前回は「仮定法過去完了」の考え方をお話しましたね。

以前に解説した、「仮定法過去」の考え方とまったく一緒で
時制だけが違うということでした。

念のためおさらいしておくとこんな感じになります。

●「仮定法過去」は「現在の事実ではない」もしくは「可能性の乏しい想像」を文章にするときの文法上のルール。
 
●「仮定法過去完了」とは「過去の事実に反する」ことを文章にするときの文法上のルール。
 
●仮定法過去完了は
If主語+過去完了, 主語+過去形助動詞(would,couid,mightなど)+完了不定詞(完了形)
という形となる。
 
例)
If Paulie had been making more money, he might have been able to resist the blandishments of the wily Turk, Sollozzo.
「もしポーリーがもっと金を稼いでいたら、狡猾なトルコ人ソロッツの甘言に応じなかったかもしれないのだ」

簡単なことですね。

とにかく、事実でないことを前提にして物を言うときは
文の時制にちょっぴりルールーがありますよ、と、そういうことです。

基本的な考え方は「仮定法過去」「仮定法過去完了」どちらも一緒なのですから
「仮定法過去」でお話しした、「wish」の文章や、省略の形というのも
基本的にすべて同じです。
(こちらもどうぞ↓
「仮定法過去その3 省略の形」 「4 続省略の形」「5続・続省略の形」)

例えば、「仮定法過去」のところでお話した「wish」をつかった文章
はどんなものかというと、例えばこういうものです。
(「wish」を使った「仮定法過去」はこちら「仮定法過去その2『wish』」 )

●I wish the old man had lasted a little longer.
「もう少しおやじが持ちこたえてくれたらな」

これは私のブログでは毎度おなじみ「ゴッドファーザー」からの引用です。

他のファミリーとの争いに決着をつけるため、動き出そうとするマイケルが
もらした、「願望」です。

「old man」とはゴッドファーザーと呼ばれた自分の父親のことで
この父親が死んでしまったためにこう漏らしたわけです。

つまり、故人が「もう少し持ちこたえていてくれたら」
という「過去の実現しなかった願望」を表わしているわけですね。

この文章をもう少し補足すると、「I wish the old man had lasted a little longer.」
の前には別の文章がついていて最終的には下のような形になっています。

●Michael sighed. “I wish it weren’t so soon. I wish the old man had lasted a little longer.”
マイケルはため息をついた。こんなに早くなければよかったのに。もう少しオヤジが持ちこたえてくれたらな。

「仮定法過去」と「仮定法過去完了」が一緒に使われているわけですね。
(「I wish it weren’t so soon.」の部分が「仮定法過去」)

両方を比較すると、文章の形の違いもよくわかると思います。

●仮定法過去 →I wish+主語+were(or動詞の過去形)
 
●仮定法過去完了→Iwish+主語+過去完了形(had+動詞の過去形)

考えかたは同じで、それが「現在の実現困難な願望」を表わしているのか
それとも「過去の実現しなかった願望」を表わしているのかで
時制が変わるということですね。

同じように「省略」の形については映画や、小説からひっぱってきて
後日お話ししようと思いますが、今日は「仮定法過去」で触れなかった
「If」を使わない仮定法の形というのを一つご紹介したいと思います。

下の文章をご覧ください。

また「ゴッドファーザー」にお世話になります。

●”The Don was slipping. In the old days, I could never have gotten to him.”
「ドンはしくじったんだ。昔だったら、手は出せなかった」
 
 
これは、ソロッツォという麻薬の売人が、ニューヨーク最大のマフィアのドン(=ゴッドファーザー)を銃撃して、瀕死の重傷を負わせたあと言ったセリフです。

「昔だったら、その勢力が強力すぎて、手が出せなかった」
ということを言っているわけです。

「(勢力が強大だった)昔だと仮定すると手が出せなかった」
と想像して話しているということですね。

まさに、これまでずっとお話してきた「仮定法過去完了」の出番ですが
ここでは「In the old days」という文章で「if」の代用をして
いるということになります。

「仮定法」の表現にも関わらず、「if」 を使わずに
「In the old days」という文章に「もしも」という内容を含めてしまう
やり方ということですね。

文の内容と「I could never have gotten to him.」の
「助動詞の過去形+have」という文章の形から、仮定法だとわかるようになっているわけです。

他にも、同じ理屈で「Ten years ago」とだけしてしまって、仮定法を表わすことも
できます。

簡単なことでしたね。

仮定法は本当に一端これで、終了になります。

最後に「if」を使わない仮定法の形をまとめておきましょう。

●Ifを使わずに、仮定法の文章をつくることができる。
 
●その場合、文の内容と、仮定法特有の形によって、仮定法の文章であると
見極めることができる。
 
●仮定法過去であれば、
「助動詞の過去形(could,wouldなど)+原形不定詞(動詞の原形)」
 
●仮定法過去完了であれば
「助動詞の過去形(could, wouldなど)+完了不定詞(完了形)」
 
例)
“The Don was slipping. In the old days, I could never have gotten to him.”
「ドンはしくじったんだ。昔だったら、手は出せなかった」

 
 
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●追伸
仮定法でもっと他にも紹介したいことがありますが
一端ここで終わりにして、今度は「時制」などもっと
基本的なところを触っていきたいと思います。

お楽しみに!

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