未来を表す表現はあなどれません! その時制の感覚はどんな感じ?

高橋
こんにちは高橋です。
今日は「未来に関する表現」について触れてみたいと思います。過去にもこのブログで主語が1人称(=私=「I」)の場合の「be going to」「will」の違い、また単に進行形を使って未来を表すのはどういう理屈なのか、というところに触れてきました。今日は、これらを含めて改めて「未来に関する表現」にはどういうものがあるのか、またそれらはどういう意味を持っているのか、というところを突っ込んでみます。復習にもどうぞ!

「be going to」と「will」の違いとは?

ウィッキー三世
今日は未来の表現についてですか。
乱三世
そう。以前も結構やったけど、あらためて、別の表現も加えて「未来」を征服してしまおうっていうことだな。まずは「be going to」と「will」の違いをおさらいしておこうか。一人称にして使ったときに違いがあったと思うけど。
ウィッキー三世
これは「be going to」としたときはそれがすでにスケジュールに組み込まれていると考えていいということでしたね。
乱三世
「will」はどうだった?
ウィッキー三世
単純に未来を表すことももちろんありますけど一人称にしたときに「これから何かをする」というニュアンスが出るということでした。
乱三世
つまり、それが以前から予定した感じではなく、「そうしよう」という「今、その場で決めた」印象がある、ということだな。「be going to」については進行形の感覚を知っていれば難しくなったわけだ。
ウィッキー三世
物事が進行している、進んでいるその線上にあるという感覚ですね。だから「be going to」とすると「前から決まっている」感じになると。
乱三世
そう。進行形そのもので未来を表すこともあるけど、この場合はその予定になっている感じがより強くなるということだ。以前「be going to」と「will」の違いを紹介した記事では『ゴッドファーザー』の次のような文章を引用して説明したと思う。

 
 

こういう文章を引用しました!

Sonny nodded. He’s in a class by himself. I’m going to send him after the three Tattaglias.
ソニーはうなずいてみせた。「あいつは特別だ。タッタリアの3人を殺らせるつもりだ」

Vito nodded. “It’s done then. You won’t have to move. I’ll speak to him tomorrow morning.”
ヴィトーはうなずいた。「ではそうしましょう。あなたが引っ越すことはありません。私が明日の朝、彼に話しておきますからね。」
 
 

ウィッキー三世
上はすでにそういう心づもりでいたから、「I’m going to send him~」として、下の文章は会話している時点でそう思いたったという感じなので「I’ll speak to him tomorrow morning」となるわけですね。
乱三世
そう。この「will」と「be going to」に続いて今日は「未来進行形」に触れてみよう。

未来進行形で未来を表すとどんなニュアンス?

乱三世
未来進行形っていうのはどんな形?
ウィッキー三世
「will(shall) +be+~ing(現在分詞)」ですね。
乱三世
日本語の文法用語というのはもちろんどうでもいいけど、単純に「will」で未来を表したときと「will(shall) +be+~ing(現在分詞)」としたときにどんな違いがあるのか、というところだな。カズオイシグロの小説『Never Let Me Go(わたしを離さないで)』の中に未来進行形を使った文章があるからこれを見てみよう。

 
 

『わたしを離さないで』の中ではこう使われています!

Ruth gave an impatient sigh. “Of course I’m serious. We’re adults now. Soon we’ll be leaving Hailsham. It’s not a game any more.”
“Okay. I’ll talk to him. Like you say, we’ll be leaving here soon. We can’t afford to waste time.”

ルースはうんざりしたようにため息をつきました。
「もちろん本気だよ。私たちはもう大人なんだし、もうすぐヘールシャムを出ていくことになっている。お遊びを続けるわけにはいかないわ」
「わかった。トミーに話してみるよ。あなたが言うように、私たちはもうすぐここから出るわけだし、時間を無駄にはできないわ」

 
 

乱三世
「will(shall) +be+~ing(現在分詞)」の未来進行形の形が2回出てきているけど、どういう意味になっている?
ウィッキー三世
「we’ll be leaving Hailsham.」で「ヘールシャムを出ることになっている」ですね。まあ普通に未来のことを示しているように見えますけど。
乱三世
ヘールシャムというのは、会話している登場人物が所属している「学校」のことなんだな。となると「出ていく」ということで意味しているのは普通どういうことになる?
ウィッキー三世
「卒業する」もしくは「卒業して社会に出ていく」ということですか。
乱三世
それって、高校生であればよっぽど問題がない限り「そうなる」ことだろ?
ウィッキー三世
つまり、未来進行形にはそういう感覚があるってことですか?
乱三世
これまでの成り行きっていうのを考えると「まあそうなるだろうな」ってことなんだな。さっき一人称で「will」を使ったときにその時点で決めたようなニュアンスが出るっていうことを復習したので、一人称で未来進行形を使っている文章も見てみよう。比較ができるはずだ。『ゴッドファーザー』からだ。

 
 

一人称で未来進行形が使われています!

“Get the car,” Michael called down to him. “I’ll be leaving in five minutes. Where’s Calo?”
「車を出してくれ」マイケルは彼に声をかけた。「5分後には出るつもりだ。カルロはどこだ?」

 
 

乱三世
未来進行形の説明を繰り返すとどうなるの?
ウィッキー三世
「何もなければそろそろ出るよ」っていうことを伝えているわけですね。
乱三世
これを「I’ll leave in five minutes.」ってしたらどういうニュアンスになるわけ?「will」を使うとどうなる?
ウィッキー三世
今そう思い立ったようなニュアンスが出るということですか。
乱三世
そう。この未来進行形って例えば電車のアナウンスなんかでも使われることがあるだろ? ポイント通過時に「We will be changing to another track.」って言うことがあると思う。これはどういう感じ?
ウィッキー三世
「しばらくすると線路を変えるから」っていう感じですね。
乱三世
そういう「成り行き」になっているから、だから「If you are standing, please hold onto a hand strap or rail.」(=立っているんだったら手すりにつかまってね)ってことになるわけだ。

現在形で未来を表すとどうなる?

ウィッキー三世
現在形でも未来を表すって教えられますよね。
乱三世
そうね。
ウィッキー三世
これはどう考えたらいいわけですか?
乱三世
現在形で何を表すのかっていうのは以前やっただろ? その時は『羊をめぐる冒険』(=村上春樹)の下のような文章を引用したわけだ。
 
 

現在形を使った質問です!

“What do you eat?”
Tubers shoots nuts birds ~

いつも何を食べているの?
蕗(ふき)、ぜんまい、木の実、鳥~

 
 

乱三世
これって、訳からもわかるように「今まさに何を食べているのか?」ということを聞いているのではなくて「普段何を食べているのか?」と聞いているわけだ。ということは何を聞いていることになるの?
ウィッキー三世
「現在の習慣」ですね。
乱三世
現在形っていうのは広い意味で「現在の状態」を表していると考えていいということだ。「真理」を表すときによく現在形を使うけど、これだって現在言われているその「状態」を説明しているということになるわけ。科学的に改変の余地も残されているものも多いはずなんだな。
ウィッキー三世
昔は地球の周りを太陽が回っていたわけですものね。
乱三世
今は地球自体が動いているということになっているわけだな。とにかく現在形がなんで未来を表すことがあるのかと言えば、これは「現在の状態」がそうなる予定にあるからってことだ。「be to」構文ってあるだろ?
ウィッキー三世
聞くと嫌な物をかじったな、という感じになります。
乱三世
その嫌なものの中に「予定」を表すっていうのがあっただろ?
ウィッキー三世
たぶんあったと思います。
乱三世
たぶん? 
ウィッキー三世
嫌な物なんですよ。
乱三世
例えば「The trial is to start this evening.」っていったらどういう意味になるの?
ウィッキー三世
「裁判は今日の晩に始まります」って感じですか。
乱三世
それはつまり「The trial is scheduled to start this evening.」ってことになるわけだ。現在形で「予定」を考えるときに「is scheduled to」っていうのを挟んで考えれば収まりがいいということだな。
ウィッキー三世
「今、その予定である」となるわけですか。
乱三世
あくまでも「現在の状態」を言っていると理解すれば、うまくいくということだ。
ウィッキー三世
英語の時制って日本語にない感覚があるから難しいという人もいますよね。
乱三世
慣れが必要なところもあるけれどかなりの部分で説明可能であるとも思うから、また折に触れて「時制」の嫌なところを取り上げてみよう。今日は未来をあらわす表現っていうのをいじってみた。これまで!

 
 
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高橋
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●追伸

高橋
今日は時制の復習の意味もかねて「未来の表現」をおさらいしてみました。特に未来進行形のニュアンスというのはTOEICでもよく聞かれることなので、今日で頭に入れてしまいましょう!

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