古畑“コロンボColumbo”任三郎

こんにちは高橋です。

今日は私が「聴いた」ドラマについてお話します。

といっても、もうタイトルに書いてしまいましたね。

そうです。あの「刑事コロンボ」(英語版は「Columbo」)です。

知らない方のために、念のため内容にさわっておくと、
一応推理ドラマのような体裁をとっています。

ただし、日本の二時間ドラマのように犯人が隠されているのではなく、
犯人が人を殺すくだりも観客に示されたうえで、
物語が進む仕組みになっています。

つまり、観客は誰が犯人なのかわかったうえで、のちに登場する
コロンボという「冴えない刑事」の「意外に冴えた推理」を楽しむと、
そういう構成になっています。

この「刑事コロンボ」、日本でも吹き替え版で大ヒットしたドラマですが、
「古畑任三郎」の元ネタ(サンプルソース)として知ってる方も多いと思います。

あの三谷幸喜が描いた「古畑任三郎」ですね。

田村正和演じる古畑任三郎が、犯人を追い詰める、あのドラマです。

私の場合は「聴く」ときに三谷幸喜がどの「コロンボ」から、
アイデアを借りていたのか、考えながら聴くのが楽しみでした。

「古畑任三郎」をすべて観たという方も結構いらっしゃると思います。

そういえば、友人から

「お前はネタが古い!」

と言われてしまいました。あなたもご存知ですよね?

日本で、「コロンボ」からアイデアを間借りしたドラマが存在すると
というこの理由だけでも、十分興味が長続きするコンテンツではないかと思います。

例えば、三谷幸喜がどう「借りて」いたのか、少し触れると、
コロンボの「殺人処方箋(Prescription:Murder)」という回で、犯人役の精神科医(ジーン・バリー)が女優(キャスリン ・ジャスティス)と不倫をしています。
そのため、長年連れ添った年増の女房が邪魔になり自宅で殺してしまいます。
(ひどい理由ですね(笑))

自分は妻が死んだ時間に自宅がいなかったというアリバイ工作をして、
知らぬ顔で帰ってくるのですが、部屋にコロンボが待ち構えています。

そこで、殺したと思った女房がまだ死んでおらず、
今病院にいるという、事実を伝えられます。

この精神科医は妻の意識があるかどうかが一番気になるわけです。

意識があったら大変なことになってしまいます(笑)。

態度が怪しいと思ったコロンボはそこを手がかりに
犯人の目星を早々につける、こういう場面があります。

ちなみに、このドラマでは妻は意識を戻さず死んでしまいます。

これを三谷幸喜版コロンボでは、
小堺一機を使って演劇チックに仕上げるわけです。
(「矛盾だらけの死体」という回です。)

森山周一郎が政治家の役で小堺一機がその秘書です。

森山の愛人を二人で共謀して殺しますが、森山は小堺一機一人にその罪を押し付けようとする。

それに怒って小堺一機が森山を殴り殺してしまう。

ただし、本人は殺したと思ったのに、まだ息があるということをのちに伝えられる。

この小堺一機の置かれた状態を古畑任三郎が、さんざんいじるわけです。

つまり意識が戻ったら自分が危ないとう小堺一機の状況を知っていて
さんざんいじる倒すわけです。

小道具になっているのが、今泉慎太郎(西村雅彦)ですね。

同じ日に痔の手術で入院しているという設定になっています(笑)。

一話分のさわりだけに触れましたが、ほとんどすべての「コロンボ」が、
三谷幸喜の「古畑任三郎」になっています。

こういう楽しみも英語学習に取り入れてみるのもいいかもしれませんね。

なお、前回の「私はこうやってTOEICの点数をあげました」にも書いた
TOEICテストに結び付けて話をするならば、コロンボを聴いて、
決定的に強くなったのは、リスニングパート2です。

短い質問なり文章が読み上げられて、その一番正しい応答を答えるセクションですね。

なにしろ、

●日常の挨拶
●日常の定型会話
●質問の反語的な表現
●感謝の言葉
●簡単なお悔やみ

など、題材には事欠きません。

私は今、リスニングが「460点」ですが、
コロンボで繰り広げられる軽妙な会話は大きな助けになりました。

ただ、はじめは、TOEICのことなど考えずに純粋に楽しみながら、
聴いてみてください。

「逆転の構図(Negative Reaction)」という回では、
コロンボは犯行現場にたまたま居合わせたおっさんの証言を確かめるため、
宗教の慈善施設を訪ねます。

ところが、薄汚い恰好をしたコロンボは物乞いと勘違いされてしまいます。

自分は警部で、捜査をしている、と伝えると

「oh! I see, You mean you’re working undercover. oh,well how clever you are.」
(秘密調査をしているのね。とても(変装が)上手だわ)

と返されてしまう。

つまり、コロンボの身なりがあまりに薄汚いので、わざと身分を隠すような
捜査をしていると思われ、
「you’re working undercover.」
と言われてしまうわけです。

アメリカの古きよき普段着のようなドラマが「コロンボ」ではないかと思います。

ここで出てきた、面白い表現もこのブログでたくさん紹介していきたいと思います。

今日はこのあたりで!

 

 

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●追伸
「刑事コロンボ」は、日本では吹き替え版として人気がでました。

コロンボの声をはじめに担当したのは小池朝雄ですね。
(「仁義なき戦い」などで味の演技をしていた人です。)

その小池朝雄がなくなってからは、石田太郎です。

石田太郎は一度「古畑任三郎」の「汚れた王将」という将棋の回に出演しています。

まさにコロンボと古畑任三郎の共演ということになったと思います。

ちなみに、この「刑事コロンボ」、吹き替えがあまりに秀逸で
英語のみのDVDではあまり売れなかったという歴史があるようです。

このあたりもまた書いてみます。それでは!

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