その日本語、英語だとこんな意味になります!② ~サイダーcider

こんにちは高橋です。

以前「その日本語、英語だとこんな意味になります!1~マンションmansion~」という記事を書いたら、わりと好評だったので、第二弾です。

今日は「サイダー」の話です。

まずあなたの頭にあるのはきっと「三ツ矢サイダー」の「サイダー」ですよね。

普通どう絞り出しても他の意味はでてこないと思います。

ただ、「cider」は日本語の「サイダー」とは似て非なるものです。共通しているのは飲み物だ、ということくらいでしょうか。

詳しい事情を『コロンボ』の『祝砲の挽歌』に聞いてみることにしましょう。

コロンボは犯人が大砲に小細工をして事故にみせかけたという証拠を本人に付けつける必要があります。

ここでは学生たちが「密造」した「サイダー」が犯人を追い詰める重要な小道具になっています。

 
 

ciderはこんな意味です!

columbo:Daybreak came at 6:15, and the cider jar became visible. And it was visible until 6:25, when it was pulled in the window. And not only did you see it at that specific time, Colonel, but you had to be standing in one specific place. That’s right, sir. You see, you can’t see the window from here. The trees cover it. That’s the only place that you can see the window. You have to be standing directly in back of the cannon. Should I go on?
Colonel:You’ve done a very nice job.columbo

コロンボ:日の出は6時15分でリンゴ酒の瓶がその時に初めて見えるようになった。そして窓が開いていた6時25分までの間だ。さらにその10分間だけでは足りない。大佐、特定の場所から見る必要があるんだ。そうだよ。ここからは窓が見えない。木が邪魔になってね。あそこからしか窓は見えない。大砲の後ろからしか見えないんだよ。続ける必要があるかな?
大佐:すばらしいよ。コロンボ。

 
 
陸軍学校の校長である犯人は、細工をした砲弾を大砲に入れたときに部屋にぶら下げてあったリンゴ酒の瓶を見つけそのことで学生たちに罰を与えようとします。

コロンボは、リンゴ酒が外から見えたのは「土曜日の10分間だけ」だと調べ上げついに犯人を特定するというのがこの場面です。

そう、「サイダー」は学生たちが「隠しておく」必要があった「リンゴ酒」ですね。

あなたは、この英語の「サイダー」をご存知でしたか?

日本語の「サイダー」は完全に和製英語で「サイダー」を英語にするなら「soda pop」などとします。

ちなみに私が以前働いて職場で、同僚のアメリカ人に
「日本に来て変な英語だと思ったのは何?」
と質問したところ、彼がまさにその時飲んでいた「サイダー」の瓶を持ち上げて
「cider(サイダー)!」
と答えていました。

半分冗談も入っていましたが、和製英語だということですね。

辞書(collins cobuild)にはどう出ているのか、一応当たっておきましょう。

 
 

辞書にはこう出ています!

Cider is a drink made from apples which in Britain usually contains alcohol. In the United States, cider does not usually contain alcohol, and if it does contain alcohol, it is usually called hard cider.
 
 

イギリスでは「アルコールを含んでいるのがサイダー」
アメリカでは「アルコールを含まない」とありますね。

そして、アメリカでは、アルコールを含む「サイダー」を「hard cider」と呼ぶと書いてあります。

実際この「祝砲の挽歌」でも最初に「サイダー」に関して言及されていたときに、「hard cider」という風に言っていました。

イギリスもアメリカもリンゴを基に作った飲み物という点で共通しています。

日本の「サイダー」臭はまったくしませんね。

今日は、日本の「サイダー」が英語のサイダーと違うというお話をしました。

 

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高橋
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●追伸

高橋
サントリーのお客様センターのQ&Aを見ていたら「サイダー」と「ラムネ」について面白いことが書いてありました。

それによると、

1、「サイダー」は明治時代はちゃんとリンゴ風味だった。
2、「ラムネ」はレモネード(Lemonade)がなまったものらしくその名前の通り
レモン風味だった。
3、「サイダー」の容器は王冠栓の瓶で、「ラムネ」の容器はビー玉栓のガラス瓶だった。
4、年月がたって両者の境があいまいになり、今では、容器によって区別されている。

ということです。

「サイダー」にも歴史あり!ですね。

では!

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