その日本語、英語ではこんな意味もあります!その1 キャンペーンcampaign

こんにちは高橋です。

今日は英語も日本語とだいたい意味が同じだけれど
違う意味も存在するという単語を紹介したいと思います。

紹介するのは「キャンペーンcampaign」という言葉です。

この言葉、試しにヤフーで検索してみると、

「さまざまなプレゼントが当たるキャンペーンを実施中」

だとか

「店頭でのお得情報・キャンペーン・イベント情報をご紹介しています」

などと、企業の宣伝がずらっと出てきます。

この場合のキャンぺーンは
「(販売促進のための)運動・勧誘」
くらいの意味でしょうか。

日本人であると、この企業が使っている
「ある特典が得られる運動」
のことを指して「キャンペーン」とすることが最も多いのではないかと思います。

一方でこの「キャンペーン」、英語の場合辞書で一番頭に出てくるのは
一応こんな意味になっています。

A campaign is a planned set of activities that people carry out over a period of time in order to achieve something such as social or political change.

※collins cobuildより

「政治的もしくは社会的な変化を達成するために、ある特定の期間なされる活動」
といったところでしょうか。

政治的な意味あいが入っていることで日本語の「キャンペーン」とは若干響きが違いますね。

日本語のキャンペーンと英語のcampaignは「期間限定の社会的な活動」として
共通しているが、英語で使った場合は「選挙のキャンペーン」のような
使われ方もして、少しニュアンスが違ってくるという感じでしょうか。

ただ、今日紹介するもう一つの「キャンペーン」は
「期間限定の社会的な活動」とは少し意味が離れ
日本語では使われることがない言葉となります。

「スターウォーズ・エピソードⅢ/シスの復讐」の一節を引用してみましょう。

ジェダイが次の行動について、どうすべきか議論している場面です。

アナキン・スカイウォーカーがオビ=ワンおよび他の評議会のメンバーとうまく
いっておらず、ぎくしゃくした雰囲気のなか交わされる会話です。

ヨーダ:The capture of General Grievous will end this war. Quickly and decisively we should proceed.
アナキン:The chancellor has requested…that I lead the campaign.
ウィドウ:The council will make up its own mind who is to go….not the chancellor.
ヨーダ:A master is needed, with more experience.
他の評議会員:I concur. Master Kenobi should go.
ヨーダ:I agree.
ウィドウ:Very well, Council adjorned.

ヨーダ:グリーバスを捕えれば戦争は終わる。迅速かつ断固たる行動を進めるべきだ
アナキン:議長は私が作戦の指揮を執るように、要望されています
ウィドウ:誰がいくかは、議長ではなく、評議会が決めることだ。
ヨーダ:より経験のあるマスターがふさわしい。
他のカウンセラー:同感です。マスター・ケノービが行くべきでしょう。
ヨーダ:賛成だ。
ウィドウ:よし、(それでは)閉会する。

アナキンがここでまさに「キャンペーンcampaign」という言葉を使っていますね。

この場合の「キャンペーン」は上に書いた通り、軍事上の「作戦」という意味です。

アナキンは議長=パルパティーン(のちの皇帝)が自分に作戦の指揮を委ねるように依頼していると伝えています。

辞書の意味も引用してみましょう。

In a war, a campaign is a series of planned movements carried out by armed forces.

※collins cobuildより

まさに「戦争中の作戦」の意味ですね。

この「キャンペーン」は少し日本人の感覚からは出てこない言葉ではないかと思います。

しかしまったく使わない言葉かと言えば、そうでもないですね。

残念ながら、世界ではまだ、紛争地と呼ばれる戦闘地帯が多数存在します。

またアメリカがそうした戦闘に加わったという事実もそう遠くない過去に
存在するわけです。

そのため、世界大戦に言及したような資料、文章では
この「キャンペーン」が頻出することになります。

ムッソリーニ体制のイタリアで、マフィアがどういう扱いを受けたか示す
文章には例えばこう記されています。

During the Fascist regime in Italy, Mussolini sponsored a campaign of terror against the Mafia , torturing many Mafia suspects and without a fair trial killing many more.
(ファシスト体制のイタリアでは、ムッソリーニはマフィア撲滅作戦を展開し、マフィアの容疑者を数多く拷問にかけ、さらにそれ以上の容疑者を公正な裁判を行うことなく殺戮した)
※Honor Thy Father/Talese, Gay

残念ながら、日本もついこの間まで、戦争を経験してきた国です。

戦争を振り返った資料や、文書などに触れて、間違っても
「キャンペーンcampaign」を「キャンペーンガール」の「キャンペーン」とは思わないようにしたいですね。

今日は、「キャンペーン」が持つ別の意味を紹介してみました。

それでは!

 

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●追伸
「好きな音楽だけ聴いて英語の成績を伸ばせますか?」
とある女性から質問を受けました。

迂闊にも全然考えたことがなく
「どうかな~」
とお茶を濁してしまいましたが、最終的に映像に当たるという段階がない
というのはネックなのかな、と今は思っています。
(会話時の表情や仕草を目の当りにできないという意味で)

ただ、確か、「歌詞だけ聴いて英語の成績が上がった」と書いている本が存在したはずなので
そういう本も読んだうえで、いろいろ考えてみたいと思います。

また、別の日に触れると思うので、楽しみにしていてください。

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